第３回　金曜集会　８月２４日（金）
今日は３回目の沖縄金曜集会。絃さんにお店番を頼んで、ようこさん、ありちゃん、晋くん、そらちゃんの４人で浦添のアメリカ総領事館へ向かった。途中、辺野古（へのこ）で、日本山妙法寺の永沼さんも一緒に車に乗った。

１２：００。アメリカ総領事館前。いつものように警備員が集会の様子をうかがう。集会が始まる前には周辺の
駐車している車を一台一台調べていた。それを見た人が「何をしているのですか」と訪ねると、「ナンバーの
ない車がないか調べているのです」と言い訳したという。


今日の集会には３０人以上の人たちが集まった。	今日のジュゴンはようこさん

今日は宜野湾組みが担当！（だけど、北部からも南部からもかけつけました）

トミさん、真喜志さんなど、次々と発言。「若いもんいけー」というおじさんに応えて晋君も発言。


糸満の作業所の職員として働いているまよなかしんやさんも、昼休みの短い時間で歌いに来た。	通り掛かりのおばちゃんが、「みんなで集まって楽しそうねー」と、輪に入ってきた。↑まよなかしんやさんの演奏で踊るおばちゃん。



帰りに、キャンプシュワブに赤いリボンを結んでいった	沖縄の空は、本当によく戦闘機やヘリが飛んでいる。この写真はＡＭ９：００ジュゴンの家上空。２機並んで飛んでいた。帰りにもヘリがやはり２機並んで飛んでいた

戦闘機ばかりではない。国道３２９のキャンプシュワブ近くになると、米軍の車両が頻繁に民間道路を走る。

みんなの感想
そらちゃん	今日で３回目です。今回も要請書を持った人たちが領事館の中に入ろうとしましたが、前回じっくりお話した、ということで、入ることができなかったそうです。もう一回会った、という事で済まされようとしています。しつこく続けましょう。
ありちゃん	行き帰りの車で、本当によく戦闘機やヘリ、米軍車両が走っていた。今日は意識して撮影した。
晋君	前回に続き、今回も３０人余りの人が集まって、こういう集会が増えれば、世の中は変わると思いました。
ようこさん	はじめてジュゴンウーマンに挑戦しました。スレンダーな悦美さんサイズのジュゴンの衣装は、私が着ると裃（かみしも）のようになって、ぞろびいてしまった。・・・ので、すそをひざのあたりでしぼってみるとあまった部分がたるんでジュゴンのようなふくらみがでた。手を動かしながら、ジュゴンの気持ちになって集会に参加した。横を通る車に手をふると女の子とお母さんが手を振ってくれた。平良修さんはそんな様子を見て笑っていました。トミさんは、かわいいですね、と言ってくれました。基地に関する上里さん親子の漫才のような芝居や、しんやさんの歌など、もりだくさんで１時間があっというまだった。

アメリカ合衆国大統領　ジョージ・Ｗ・ブッシュ殿

２００１年８月２４日金曜日
心に届け女たちの声ネットワーク
共同代表：真志喜トミ　国政美恵　伊盛サチ子

要請書

　１９４５年８月１５日、日本は戦争に負けました。アメリカの占領下に入りました。

　１９５２年サンフランシスコ条約により日本は沖縄を見捨てたまま独立しました。１９７２年沖縄は日本に復帰し沖縄県となりましたが、米軍基地はそのまま存続し続けています。「基地のない」沖縄を求め日本復帰したのにもかかわらず、２９年間そのままの状態が続いているのです。

　民家すれすれに飛ぶヘリコプターや戦闘機、環境は破壊され、人々の人権が無視され、米軍犯罪が多発する沖縄の状況を大統領はご存知でしょうか。

　６月に北谷で起きたレイプ犯罪は私たちを震え上がらせました。しかし、こともあろうに、先日のアメリカの新聞は沖縄のマスコミが騒いだから米兵は逮捕されたとし、これは人種差別だと報道したことを知りました。このような報道こそ、自由と平等と、そして人権の尊厳を欠いた思いあがりのアメリカの姿を見るようなものです。

　被害にあった若い女性のことを思うと怒りで涙が出ます。これは氷山の一角です。戦後、数え切れない多くの女性が軍隊の犠牲になりました。私たちは基地と軍隊の犯罪を告発し、世界の良心に訴えます。その具体的行動として、今日、第３回目の「沖縄金曜集会」を行ないつつ、アメリカ大統領に対して下記の要請を致します。誠意ある回答をお願い致します。

記

１．米兵による事件・事故の防止に最大限の努力していただきますよう要請します。
１．日米地位協定を抜本的に見直し、改訂を要請します。
１．県内の米軍基地の早期撤退を要請します。
１．新たな基地建設を断念するよう要請します。
１．普天間基地の無条件早期返還を要請します。

第２回　金曜集会　８月１７日（金）
８月１７日（金）金曜集会にいってきました！毎週金曜日のお昼１２時から１時まで浦添にある米国総領事館前にみんなで集まって基地はいらないという思いをアピールします。先週から女性たちが中心になって始めました。ジュゴンの家は先週に引き続き２回目の参加です。まっちゃんに店番をしてもらって、しんくん、ソラちゃん、ありちゃん、ようこさんの４人で朝食後、出発！

浦添にあるアメリカ国総領事館

横断幕をフェンスにつけるしんくんとソラちゃん	韓国から送られてきた横断幕「命こそ宝」と書いてある。

永沼さんも辺野古からやってきた	今日のじゅごんはありちゃん。レッドカードをもって車で前を通る人にアピール！子どもが手をふってくれました。

今日は３０人以上の人が集まりました。	佐敷のあやのさんと宜野湾の国政さん

要請文をもって名護の女性４人が領事館へ・・・。その報告をトミさん、浦島さん、節子さん。節子さん「今までアメリカーイコール基地と思って力んで領事館へ行ったのですが、今日対応してくれたのは穏やかな女性でした。ちょっと調子がくるった・・・のですが今日学んだことは、力まず、いやなものをいやと素直に言っていけばいいんだと思いました」その他、今日初めて金曜行動に参加した女性（４月から宜野湾のカマドゥの会に参加している）なども発言！
お昼ご飯時にもかかわらず米軍のヘリが上空を飛ぶ

	先週は旅でいなかったしんやさんも今日は職場からかけつけてアピール！！

キャンプシュワブのフェンスにレッドリボンを結ぶ！金曜行動を終えてから永沼さんを乗せて名護へ帰る途中、キャンプシュワブのフェンスにリボンを結びにいきました。

かたく、かたく、しっかりと、結びつける永沼さんとありちゃん。	ソラちゃんとしんくんも「基地はいらない！」という思いと一緒にリボンをしっかりと結ぶ

帰りに宜野座で永沼さんお買い物。なんと大きなスイカを買ってジュゴンの家に下さいました。ありがとうございます！！！！「大きい！！１週間分ありそうだ！」（あり談）	夕食を食べようとしたとき、とみやまさんが来店。国立ハンセン病療養所の愛楽園に行く途中によってくれました。韓国やフィリピンへ行ったときの話、しんやさんの話など・・・してくれました。キムチをいただきました！ありがとうございます！！！

金曜集会の感想
晋くん	リレートークでは、それぞれの参加者の熱い発言が相次いだ。この事がどれだけすごい事か肌身に感じ、こういう運動がある沖縄をとても誇りに思った。
そらちゃん	今日、一番心に残ったのは、抗議行動をしている人たちに向かって、通りがかりの車の人（多分アメリカ人だと思いますが）が、「ＦＵＣＫ　ＹＯＵ！！」と叫んだ事です。私は沖縄に来て大分アメリカ人が嫌いになりました。前回よりも人数は少なかったですが、だんだん人数を増やして続けることが大事だと思います。継続は力なり！！
ようこ	暑い暑いお昼に３０人ものひとが集まった。仕事の休みに飛んできた人もたくさんいた。１日も早く基地をなくして金曜行動をしなくていい日がくるようにしたい。平良牧師やジュゴンの衣装をジュゴンの家にたくしてくれた悦美さんと会えてうれしかった。平良牧師はジュゴンは誰がやっているのか興味深そうにのぞいていた。ジュゴンの家に悦美さんがジュゴンの衣装を貸してくれたので、毎週、わたしたちはジュゴンになって頑張ろうと思う！（金曜行動意外でもジュゴンを使わせてもらいまーす）
あり	今日は僕はジュゴンだった。道路を走る車に手を振った。向こうも手を振ってくれた。印象的なのは、抗議している女性に向かって車から米兵が「ＦＵＣＫ　ＹＯＵ」と言ったこと。この間の、「終戦の日」に市街地上空すれすれを低空飛行する戦闘機といい、米軍は、はっきりと沖縄を見下げてバカにしている。ゆるせない。

要請文２００１年８月１７日

アメリカ合衆国大統領　ジョージ・Ｗ・ブッシュ　殿
心に届け女たちの声ネットワーク　真志喜トミ
やんばる女性ネット　　　　　　　　　宮城　幸
満月まつり実行委員会　　　　　　　高江洲あやの

要請

　１９４５年８月１５日に忌まわしい悲惨な戦争は終わりました。にもかかわらず、５６年が経過した今でも、沖縄や韓国に広大な米軍基地が存在し続けているのです。

　戦後、沖縄や韓国の民衆をはじめアジアの人々は、平和に暮らしていけるものと信じていました。しかし、米軍基地があるゆえに、米軍犯罪は多発し、環境は破壊され、人々の命は軽んじられ、人権は蹂躙され続けられています。大統領はご存知でしょうか。

　私たちは、子や孫までがいつどこで被害にあうか分からない状況が続いていくことに耐えられません。もう我慢できないのです。

　私たちは、平和な沖縄を取り戻すため、基地の存在と米軍犯罪を告発し、世界の良心に訴えるつもりです。その具体的内容として、韓国の女性たちと手をつなぎ連帯し、沖縄－韓国－アジアから基地をなくし平和な未来を創造する、「韓国金曜集会」と同時に「沖縄金曜集会」を継続して開催します。

　つきましては、米国大統領に対し次の要請を致します。ご回答をお願い致します。

記

１．米兵による事件、事故の防止に最大限努力していただきますよう要請致します。
１．日米地位協定を抜本的に見直すよう要請致します。
１．県内の米軍基地の早期撤退を要請致します。
１．新たな米軍基地建設を断念するよう要請致します。
１．普天間基地の無条件早期返還を要請致します。

駐韓米軍犯罪根絶運動本部より　連帯メッセージ

　アンニョンハセヨ？

　沖縄の女性たちも金曜集会を始めると最初に聞いた時、私たちも嬉しかったです。海を越え、国境を越えてまで安全で幸福な世の中に向けた実践の声が伝わり、喜びが大きかったです。

　しかし、よく考えてみると、お祝いし喜ぶだけのことではありませんでした。

　悲しみと怒りが生じることもまた事実です。魂を破壊する軍事基地と共存している現実、軍隊に依存した安保とその中で危険におかされている人権の問題などが悲しくせまってきます。

　８月１７日は、駐韓米軍犯罪根絶運動本部の３３３回目の金曜集会です。

　９４年、初めて集会を始めたとき私どもも３００回を超えるなど想像もできませんでした。

　初めの頃の集会ではとにかく、人を集めようと、数十件電話をする努力をいたしましたが、３０回を超えてからは、そういうことはありませんでした。その代わり集会に参加した一人の力を貴重と考え、その人の何かを感じ、考えさせてくれることに感謝するにいたりました。雨の激しい梅雨にはたった４名だけ集まり、プラカードを掲げ集会を続けたこともありますし、マイナスの気温になった冬に手足が凍え苦労したこともありますが、今振り返るとその時折の心と愛情が集まり、今日の３３３回を迎えられたと思っています。

　熱い太陽と合わせ毎週金曜集会を開くことは容易なことではありませんが、生命を愛する沖縄の心と女性たちの知恵さえあれば充分だと信じています。

　私たちには韓国と沖縄を結ぶ「命どぅ宝」の力を信じています。

　騒がしくなく、人の気持ちを深く感動させ、より進み、人間の存在方式から深く魂の声が受け継がれて行くことをお祈り申し上げます。

２００１年８月１５日　駐韓米軍犯罪根絶運動本部

第１回　金曜集会　８月１０日（金）
第１回のアメリカ領事館への「抗議・アピール」行動は、沖縄中から５０人近い人が集まって大成功でした。「ジュゴンの家」からは３台の車に分乗して１０人で参加しました。

いざ闘いへ！　多田さんとみわ子さん

アメリカ領事館前はピリピリの厳戒体制	ウキウキの参加者

高江洲あやのさんとトモちゃん	横断幕を貼る晋くん、ハネやん

８年間続けられている韓国・梅香里の金曜集会と同時刻に、沖縄集会のスタート。司会のあやのさん	主催者を代表して真志喜トミさん

赤い傘で埋め尽くされた	謎の２代目「ジュゴン・ウーメン」則子さん

辺野古の宮城清子さん	心に届け女たちの声ネットワークの横断幕

盗写される写真家・石川真生さん

生まれて初めて赤いＴシャツを着て、赤い傘を持つハネやん	生まれて初めてマイクを握ったという「風の里」の薫さん

「ジュゴンの家」を代表して晋くんが発言	「国が滅びても、軍事基地はいらない」元祖「ジュゴン・ウーメン」平良悦美さん
	最後は真喜志好一さん


多田さんも発言	「ジュゴンの家」に帰ってきて、かりゆり・ウエアを着る多田さん