台風１６号、本島強風域に／１５号接近の恐れ
　台風１６号は６日午後９時現在、久米島の西南西約８０キロの海上にあって勢力を強めながら時速１０キロで
北東に進んでいる。沖縄本島地方は同日午後１０時すぎ、強風域に入った。台風は７日明け方、本島地方に
最接近し、昼ごろには強風域から抜ける見込み。
　７日夕方までの２４時間雨量は多いところで、石垣島地方で１００ミリ、宮古島、沖縄本島地方は１５０ミリに
達する見込み。最大風速は久米島で２０メートル、本島中南部、北部は１８メートルに達する。
　沖縄気象台によると、台風の中心気圧は９９６ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は１８メートル。中心から
１５０キロでは１５メートル以上の強風が吹いている。７日午後９時には奄美大島の西約２８０キロを中心とした
半径１１０キロの円内に達する見込み。
　強い台風１５号は６日、日本列島の南海上を西に進んだ。今後、沖縄などに接近する恐れがあるほか、急に
進路を変え本土に接近する可能性があるとして気象庁は厳重な注意を呼び掛けている。