ジュゴンの家・日誌
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西 陽子
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8月2日(土)

第104回金曜集会
夏芽さん。イラクに撒かれた放射能は半減期35億年です。アルファー波は体の内部に照射し、24時間被爆させ続け、遺伝子を壊していきます・・・・昨日辺野古で船を出していたら、米軍が防弾チョッキをつけてゴムボートで監視に来ました。嫌がっているようだ。私達の行動には意味がある!! 熊本さん。初めて発言します。
今度、東京でジュゴン関係のイベントがあるそうです。運動をやっている人というよりもずいぶん一般向けのイベントのようです。「たまちゃん」のように世論でジュゴンが話題にされるようになったら、現在のジュゴン保護のあり方も変わってくるんじゃないかなと思います
金曜集会に初参加の琢磨さん!!
ボーリング調査に関して防衛施設庁等へ警告・告発をするための委任状を集めています。最終受付は、7日になります。
みなさんよろしくお願いします。
かんきちさん。28日、農林水産部へ抗議に行きました。
「国益は県益を超える」という言葉がありました。沖縄の本当の財産は何か。沖縄を知れば知るほど、海を大事にしたいと思います。これからも辺野古の問題に関わって行きたいと思います。
修さん。戦争に反対する事は、人間の良心です。戦争賛成を表向きにはっきり言える人が出てきた時は人間は終わりだと思う。どのような理由をつけても戦争は大量に殺人を行う犯罪です。憲法の精神が問われています。 山口洋子さん。
ブッシュ大統領は石油の利権を求めて侵略戦争をしています。戦争の実体を知ることが大事だと思う。正しい戦争なんてないと思います
ダグラス・ラミスさん。
米兵に渡す新しいビラを読み上げて翻訳してくれました
花城さん。
戦前に戻っていく気がします。自分に無力感を感じていましたが、1つ大きな決断をしました。靖国訴訟の原告団になりました。
真喜志さん。
寺田麗子さんという女性が、キューバを訪問してきたそうです。
その寺田さんが見た「キューバの有機農業」を撮影してきたビデオで語ります。
8月1日(金)夕方 6時30分から
那覇市銘苅庁舎1階女性センターにて。
←佐喜眞さん。北富士で米軍の実弾演習と闘っている天野さんという94歳の方が村長選に立候補するそうです。北富士では実弾演習を阻止するため平均年齢80歳のおばあちゃん達が闘っています。とっても感激しました!!

という佐喜眞さんの発言を聞いて、真喜志さんが提案。
「金曜集会の名前で、北富士に激励のFAXを送りませんか?」・・・ということで、
佐喜眞さんの文で、激励FAXを送る事になりました!!

うららちゃんからは広島カンパのお礼と、「行って来ます」のあいさつ。
今日の参加者は23名でした。明日は辺野古で浜集会だ!!
金曜集会の帰りに寄り道
委任状を知り合いのお店などに置いてもらうため配って回っている琢磨さん。帰りに「南恩納トロピカル」にお邪魔しました。
湊さん・ひろこさんと記念撮影。

「南恩納トロピカル」はベランダからの眺めがとっても素敵な場所です。海からのいい風が入ってきます。
泊まってみたい方、問い合わせは下の番号まで。
旅人の交流宿・南恩納トロピカル
日常から離れていろんな人やモノ、豊かな自然とつながってみませんか?

宿泊料
男女別相部屋・・・・\2700(5月〜10月は¥150増)
個室料(畳部屋)・・・・¥3700
お食事
できるだけ地産地消(地元で作られたものを食べる)を基本に、旬のものを生かした料理を心掛けています。近くの「みさこさんの畑」からの有機無農薬野菜や有精卵も使用しています。
朝食・・・・¥600
夕食・・・・¥1000

ここでは・・・・・
ビーチが近い
 リゾートホテル内ビーチ、村営ビーチ、静かな浜辺etc・・・
ダイビングのお店を紹介します。

夕陽はとてもきれい!絶景ポイントです。ながめながらの夕食はいかがでしょうか?(オリオンビールもあります)

畑あり。山羊もいます。
 地元のもの知りみさこさんや三線弾きの照屋くんも時々フラッとあそびに来ます。

沖縄体験講座(要予約) 
 琉球ガラスづくり
 漆喰シーサーづくり
 沖縄の昔の暮らし(要予約・3人以上)・・・・など

〒904─0411
沖縄県恩納村字恩納6486─3
南恩納トロピカル
電話・FAX 098(966)8091
沖縄の新聞より
<2003年8月1日 夕刊 1面>

「施設局に気使い過ぎ」農水部回答に稲嶺知事

 稲嶺恵一知事は一日の定例記者懇談会で、米軍普天間飛行場代替施設の建設に伴う名護市辺野古沖のボーリング調査で県農林水産部が「日米安全保障の公益性を考慮して取り扱う」とし、県の許可手続きが必要ないと那覇防衛施設局に回答したことについて、「担当部局が相手側(施設局)の照会に対応する表現に気を使い過ぎた」と釈明した。

 稲嶺知事は「漁場汚濁や水産資源に与える影響も軽微」と許可が不要とした判断自体は「事務的には適切」と強調した。

 日米両政府の在日米兵容疑者の刑事手続き見直し交渉については「本流ではない。今回行われているのは運用改善のごく一部の問題。あくまでも全般的に見直しの問題に取り組んでいってもらいたい」と強調。

 一方で「少なくとも地位協定の問題が日米間でもでてきたことは、今後の運用の改善の第一歩。それが、将来につながる可能性がある」と、改正論議へつながることに期待感を示した。

<嘉手納飛行場>海軍駐機場、沖縄市移転へ 市長は容認

 1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告に盛り込まれた米軍嘉手納飛行場の海軍駐機場と洗機場の移転について、仲宗根正和沖縄市長は7月31日までに、那覇防衛施設局から示された同基地内の沖縄市宇久田区側への移転を容認することを決めた。1日午後、記者会見し正式表明する。これを受け政府は駐機場移転に向けた作業を進める方針で、駐機場移転は合意から8年を経て解決に向けて動きだす。

 現在の駐機場は嘉手納町屋良区の住宅地に隣接し、那覇海軍航空施設から移転した75年から現在までの28年間、住民は米軍機の騒音や機体洗浄時の汚水飛散などに悩まされてきた。このため嘉手納町は93年から改善要請を続けていた。

 仲宗根市長は1日の会見で表明することを理由に「今は言えない」と言及を避け、宮城篤実嘉手納町長は「町の懸案事項だっただけに大変喜ばしい。(要請から)10年かかったが、基地問題は継続してノーと言い続けなければならない」と話している。移転先は滑走路反対側の飛行場地区。現在地は住宅地から約50メートルの場所だが、移転先は沖縄市の民間地域から約1500メートル離れている。

8月1日(金)

きのうのじゅごんの家
←辺野古で船に乗った帰りにじゅごんの家に遊びに来た夏芽さん・かんきちさん・鈴木さん。夏芽さんをマッサージしてあげるかんきちさん、を写真に撮る鈴木さん。
うららちゃん日誌
夏芽さん達が辺野古の帰りに遊びに来ました。船の運転てむずかしそう。でも海に出られるのは楽しそうです。
夏芽さんが乗っている時なら運転してもいいそうなので、暗礁にひっかからない安全な所で今度乗せてもらえたらいいな。
晋くんの辺野古監視日誌
7月31日(木)
今日午前中は船の免許取得の受講手続きのため守る会を休みました。お昼出勤です。
おばぁ達から「おばぁ達を潮干狩りに連れて行ってね。」と一言。悩んだ末、「第一級(5トン限定)小型船舶免許」を取る事にしました。5トン以下の漁船で沖合無制限に航行できます。何海里という限定がありません。ハワイまでも行けます。よっしゃぁぁーがんばるでぇー!!
日程はいま調整中ですが、8月、9月中には取れます。
羽やんが次来る時は沖釣りが出来ますよー!楽しみにねー!!9月は僕の運転で平島まで行こう!!
その次はスキューバダイビングの免許もとろうかなー。わくわく。
でも今、辺野古はくらげちゃんが発生中!!ハブクラゲがたくさんいるみたいです。この間来ていたお客さんが足を刺されていました。辺野古で泳ごうと思っている方は注意して下さい。

7月31日(木)

29日の夕食。和風ハンバーグ・ウリと
しその塩もみ・モロヘイヤ納豆・もずくの
スープ
前の日の夕食。
パパイヤチャンプルー・じゃがいものドレ
ッシングサラダ・にんにくのスープ
30日の夜は、じゅごんの家で満月祭りの打ち合わせ。終わった後にみんなでカレーを食べました。
東京「街」に行った時の写真を見る修さん「早いねぇ、もうできているの?」
うららちゃん日誌
やすひろさんの奥さんのゆかりさんが来ました。ヤクルトレディーを始めたそうで制服を着て来店。おみやげにヤクルトをもらっちゃいました。夜は満月祭りの打ち合わせをしました。修さんも来ていて、「街」に行った時の様子を皆に説明していました。
ビラも出来てきました。今度皆で集まって立て看板を作ります。出演者も応募があって、おもしろくなりそうです。
晋くんの辺野古監視日誌
7月29日(火)
夏休みに入って、県外からの来訪者は教職員の人が多いように感じます。
今日も県外の教職員の方々が来訪されました。
嘉陽のおじぃと一緒に来訪者に話をしました。おじぃは「ここで一曲歌っていいかな?よし!」と歌い始めました。「元気にがんばろうー♪・・・」(一体なんの歌なのだろう。)お客さんはとっても楽しそうでした。
「ここのおじぃ、おばぁは平均年齢が75歳と言っているけれどー。違うの。実は4年前に島田善次牧師と決めて、20歳に戻したのです。はい。だからおじぃは24歳。年寄りだと思ったら大間違い。あなた達よりも若いよー。」とおじぃ。
僕もここに来るまでのいきさつ、登校拒否していた頃の話をしました。
話おわって帰り際、何人かの人が僕に近づいてきて、ぎゅっと握手してカンパをくださいました。「なんていったらいいか・・・がんばって・・」涙ながらにぼくの手を握っていく人もいました。
おじぃはそれを見ていて「ここに来る人達は皆、真心を持っている、なぁ晋。」と言いました。「そうですね。」と僕。なんだか、うれしかった。

7月30日(水)
7月28日の申し入れ行動の話をテープに録音しました。今日はそのテープおこしを一日やっていました。来れなかったゆきさんとせつこさんに今回の要請行動の話をすると「そうよー。そうよー。やんどー(やるぞー)。」と聞き入っているようでした。
足が悪く、普段はこないおばぁが来ました。僕は今日始めて会ったのですが、色々とゆんたくしました。この間の出来事や県内の小学生が来た時の話しをすると、「ここにねー!うれしいねー!県外からもくるんだね。良い事さぁー。」とそのおばぁ。
何よりも辺野古の人の顔が新しく見えるとうれしいです。重い足を引きずっておばぁ達は今日もがんばっています。
 ジュゴンの家ニュース   発行:ジュゴンの家
     沖縄県名護市城2-13-2
     Tel&Fax (0980)54−2948 
第50号 2003年7月30日発行
「漁場内の岩礁破砕などの許可について」農林水産部長の回答に関する申し入れ
那覇防衛施設局から沖縄農林水産部に対し、辺野古海域へのボーリング調査の許可を求める申請が出され、農林水産部長が即日、書類で許可を与える返答を出した事について、28日、抗議・申し入れが行われた。
辺野古のおばあ達を先頭に農林水産部へ向かう 仲村善幸さん 安次富さん
金城祐治さん・小禄さん 県議会議員・玉城義和さん 大西照雄さん
新任農林水産部部長
真喜志さん らちのあかない返答をする農林水産課課長に詰め寄る安次富さん 善幸さん

夏芽さん達も来ている。 マスコミの人もたくさん来ていた
最後に話をする祐治さん 申し入れの後、記者会見
抗議に来た人数はマスコミも含めて30名程。農林水産部部長らが応対した。ヘリ基地反対協が挙げた4つの問題点について1つ1つ回答を求めていく。

大西さんが防衛施設局に質問した所、ボーリングで開けられる穴の幅は110〜140mmだという答えが返って来た。部長の書類には66〜116mmと書かれている。正確な数字を把握していない。「3月からやりとりをしている中で説明があったと思う。資料はないが、口頭で説明された」という答え。今回の調査を許可するにあたって、前回のボーリング調査の実態も把握していない事がわかる。
農林水産部長が那覇防衛施設局に返した書類に、「・・・海域の自然環境や水産業に影響を与えるおそれがある岩礁破砕等は極力避けるべきと考えている。しかしながら、今回の調査では、日米の安全保障上の公益性を考慮して取り扱うものとし、下記により回答します・・・」と書かれている。
農林水産部長がどうしてそんな対応ができるのか。本来なら工事や調査が法規に対して違反がないかという判断をする所なのに、なぜ政治的判断をするのか。
日米の安全保障上の公益性とは何か。
「普天間の代替施設については国益だと思っています。」「県益だけではないから。」「国益は県益を超える」という答え。
具体的な数字が無いのに、どうやって影響が「軽微である」と判断しているのか。防衛施設局の話は、曖昧な点がたくさんある。見直すという考えはありませんか。数値を明確にして文書にして示してください。という要請に、
「判断基準については文書にします。」という答え。
公益性という言葉の真意を示してください。という要請には
「検討します」という答えが返って来た。
数値も実態もわからない調査に「公益性」の言葉を出し、環境への影響が「軽微である」として38条の措置は必要ないと許可した事態に、皆の声が怒りで震えている。

「公益性」という言葉を出した事は大変な事態だ。これから、基地を作るため様々な申請が出されるでしょう。それに対し、自然環境を守るべき農林水産部がさじを投げ「公益」のため許可してしまうなんて、この先軍事に対しては何でも許可する事態にならないかと非常に懸念があるのです。
わたしたちは引き下がりません。今日出した問題点について、返答をよろしくお願いします。と、反対協の人達がまとめる。

最後に、「命を守る会」代表・金城祐治さんから話があった。
「みなさん、海というのは、沖縄の財産です。上から来た仕事に、ああそうかとただ従わずに、考えてみてください。辺野古の海に足を運んで、実際に見てみてください。・・・・話をしていただいて、今日はどうもありがとうございました。」

     ジュゴンの家ホームページ・アドレスhttp://www47.tok2.com/home/dugong/index.html

沖縄の新聞より

<在沖米空軍>嘉手納ラプコン公開

 在沖米空軍は30日、報道関係者に嘉手納基地内にある沖縄本島周辺の航空機進入管制システム・嘉手納ラプコンや管制塔などの施設を公開した。同施設では、30種類以上の軍民双方の約30種の航空機の管制を年間約13万件行っている。

 嘉手納ラプコンは2000年に米側が日本側への移管に同意し、現在は施設整備や管制官養成計画を検討しており、同計画の基本合意から3年後に移管する。

 嘉手納ラプコンの管制室では十数人が嘉手納以南、以北、嘉手納着陸機の3つの担当に分かれてレーダー管制を行い、南方での訓練から戻るF15戦闘機の着陸に向け、慌ただしく管制業務をしていた。

写真説明:報道関係者に公開された嘉手納ラプコンの管制室=30日午前、嘉手納基地

7月30日(水)

27日の夏祭りの様子
←「さざなみの会」の玉城さんがレモングラスを寄付に持ってきてくれました。
「小分けにして売ったら売れるんじゃない?」と玉城さん。
うららちゃん日誌
28日、ヘリ基地反対協の人達と一緒に農林水産部への抗議に行きました。
農林水産部がこんなやすやすと調査に協力してどうするんだ・・・。63箇所も海の底に穴を開けて、環境なんか破壊されるに決まってる。なんで環境を守るべきところがこんな事をするんだ。嫌だよー。やめてよ!!
国益なんて怖い言葉を使わないでよ。嫌だよこんな国。
7月28日(月) 「街」日誌 東京「街」日誌より転載
沖縄から、平良修さん来訪 (^o^)丿
 東京での用事が済んだ後で、羽田に向かわずに方向違いの寄り道をして、平良修さんが、沖縄・名護「ジュゴンの家」の本店、東京「街」を見学に来てくれました。
 午後4時、平良さん到着、ライブ中のヨッシーと握手  店前で皆が歓迎
 アリちゃんと久々に再会  ライブを見る修さん  激写
7月誕生の人を祝うチューやんのケーキ  スイカ  平良さんを囲んで乾杯 (^o^)丿
 「街」の歴史を話す則子さん 帰り際、ナンちゃんから反戦缶バッチ、
贈呈
沖縄の新聞より

<辺野古沖調査>ヘリ基地反対協、施設庁を刑事告発へ

 ヘリ基地反対協(安次富浩代表委員ら)は28日午後、県庁で記者会見し、防衛施設庁が予定している普天間代替施設建設の現地技術調査に基づくボーリング地質調査について、国の天然記念物のジュゴンの生態に影響を及ぼすとして、調査を開始した時点で文化財保護法違反で同施設庁を那覇地検に刑事告発する方針を表明した。今後、賛同者を県内外で呼び掛け、約1000人の連名による告発を目指す。

 文化財保護法の第80条1項には「史跡名勝天然記念物に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、文化庁長官の許可を受けなければならない」とあり、違反者には罰金20万円以下の罰則規定がある。

 那覇防衛施設局はボーリング調査を前に「ジュゴンや海草藻場、サンゴの影響を可能な限り回避、低減する」(同局)との目的で6月10日から7月4日まで、潜水調査を実施した。現在、環境省や海洋動植物学の専門家の助言を受けており、今後は作業計画をまとめ、県から公共用財産使用協議の同意を得た後にボーリング調査を実施する。実施時期は明示していない。

 会見で安次富代表委員らは「現地技術調査は護岸構造を調査するためというが、護岸の場所だけでなく、飛行場候補地にまで及び、環境影響評価が必要なはずだ。ジュゴンへの影響もあり、弁護団と相談して調査を止めるための法的措置を進めることにした」と説明した。

 ジュゴン保護では国際自然保護連合(IUCN)が2000年10月に沖縄本島と周辺のジュゴンなどの保護を勧告決議し、03年4月にはジュゴンを保護対象に加えた改正鳥獣保護法が施行されている。

写真説明:ボーリング調査の予定海域の海底を調べる那覇防衛施設局の潜水調査=6月10日午後、名護市辺野古沖

<2003年7月29日 朝刊 1・2面>

安保考慮し作業容認/辺野古沖ボーリング調査
県、必要手続き不問

 米軍普天間飛行場代替施設の建設問題で、名護市辺野古沖のボーリング調査を進める那覇防衛施設局が、岩礁破砕に必要な「漁業調整規則」で定める知事許可を県に照会した際、農林水産部が「日米安全保障の公益性を考慮して取り扱う」とし、「(県知事の)許可手続きは必要ない」と回答していたことが二十八日、明らかになった。同部は水産資源の確保を目的に定めた規制に日米安保の問題を持ち出したことに「判断に安保の公益性は含まれていない」としているが、専門家は「法の目的に沿わない他事考慮が記載され、明らかに不適切」と県の行政手続きを批判している。

 県が今年三月末に施設局に提出した「漁場内の岩礁破砕の許可について」と題する回答文書は、「県としては海域の自然環境や水産業に影響を与えるおそれがある岩礁破砕は極力避けるべきだ」と基本的認識を提示。その後に「しかしながら、今回の調査では、日米の安全保障上の公益性を考慮して取り扱う」と、許可を必要としないと判断した理由を記している。

 また那覇防衛施設局の建設部長名で提出された照会文書が三月三十一日付になっているのに対し、当時の農林水産部長名が記された回答書も同日付となっている。

 諸見武三現農林水産部長は二十八日、「農水部の判断で、他部局との調整や三役の関与はない」と説明したが、あえて「安保の公益性」を記述した経緯には触れなかった。

 行政手続きに詳しい仲地博琉球大学教授は「仮に日米安全保障に公益性があったとしても、今回の行政指導は漁業調整規則の目的に沿わない明らかな他事考慮だ。他事考慮をしたため違法な処分とされた判例もある」と、指摘している。

 施設局は近く県土建部にボーリング調査の海域使用申請を行う。環境保護のあり方をめぐり、県の判断が注目される中で、「安保優先」と取れる県の姿勢が示されたことは、波紋を広げそうだ。

[ことば]

 沖縄県漁業調整規則水産資源の保護や取り締まりなど漁業秩序の確立を目的に1972年に制定。第38条で漁業権が設定されている漁場内の岩礁を破砕、または土砂、岩石を採取する者は「知事の許可を受けなければならない」と定めている。

     ◇     ◇     ◇     

「安保優先、生活守れず」/ヘリ基地反対協が抗議

 ヘリ基地反対協のメンバーが二十八日、県庁に諸見武三農林水産部長を訪ね、米軍普天間飛行場代替施設のボーリング調査を実施するため、那覇防衛施設局から照会のあった県漁業調整規則に基づく同調査の許可手続きを県が「必要としない」と回答したことに抗議し、県の見解をただした。

 メンバーらはジュゴンネットワークが情報公開制度を通じ入手した文書を基に県の姿勢を追及。「施設局から調査によるジュゴンやサンゴ、藻場などの影響に関する十分な資料が提供されていない」「基地が集中する沖縄で日米安保が行政判断より優先されれば県民生活を守ることはできない」など批判が相次いだ。

 また、施設局からの照会と県の回答文書がいずれも今年三月三十一日付だったことに「経緯が不透明で十分な協議がされたのか」といった疑問が出された。

 諸見部長らは「埋め立てや土砂の採取などと比べて影響は小さいと総合的に判断した」と回答。近く許可手続きの基準など可能な限り文書で回答することを約束した。

 ジュゴンの家ニュース   発行:ジュゴンの家
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第48号 2003年7月16日発行
 第一回 土曜日 辺野古 浜集会
朝8時に辺野古の浜に集合。持参したゴミ袋でひたすらゴミを拾います。燃えないゴミが多いです。
うららちゃんも拾います。 ようこちゃんも 篠原さんはイモのようにロープを掘り出しました。
私の袋は「やせるゴミ」です、と修さん 地元のおばぁみたいでしょ、と悦美さん 与那覇さんも
ナンチャンは分別の種類の数の袋をもって計画的に拾います 晋くんは分別の仕方を教えていました 熊本さん
日焼け対策ばっちりの希代子さん カールおじさんみたいな夏芽さん 祐治さん
しんやさん ともちゃん ゴミがこんなに集まりました。各々で持って帰ります。
総勢23名。ゴミ拾いの後集まって簡単な話し合い。 司会の安次富さん。法的な方向と、現地で集まって浜をきれいにする、カヌーで海にでていくという二方向からやっていきましょう。 辺野古のおじぃ、おばぁは毎日、監視小屋でがんばっている。この基地建設計画がなくなるまで。だから私たちも測量船が出る、出ないにかかわらず、ここに集まりましょう。見た人がきれいな海に基地はいらないと思うよう浜掃除を続けていきましょう、と夏芽さん。
この地元だけではなくて、みなさんの力でこの海を守っていきましょう。 集会の後、希望者はカヌーの練習をします。練習をした人は抗議の時カヌーで海に出ることができます。
晋くんの辺野古監視日誌
7月12日(土)
 「第一回辺野古浜集会」が辺野古の浜辺で行われました。浜掃除から始まって、ちょっとした集会等。とても良い雰囲気。名護の人達がたくさんこれるような集会になるようがんばろ。

 その後、時間がある人はひまわりハウス裏に集合してカヌーの練習。
僕は、前半は夏芽さんの船に乗っけてもらって、運転の練習をさせてもらいました。
暗礁が見えにくく、何度もハンドルをきりそうになりました。船長の心得は落ち着いて航海する事。反省点はいっぱい。
とにかく海を知る事が運転のこつみたいです。難しい。でも楽しかった!次回からはもっと具体的な事を含めて夏芽さんから教えてもらいます。夏芽船長に感謝!!

 後半はカヌーの特訓。
今日は「転覆〜生還」する練習。どぼーんと海に落っこちて、カヌーに乗っている2人で連携してもう一度カヌーに乗ります。
簡単な様で、2人の呼吸があっていなかったり、どっちかがあわてていると出来ない。あわてないのと自分の置かれている状況を把握するのが大切。だいたいマスター出来ました。次回はもうちょっと深い所で練習します。
     ジュゴンの家ホームページ・アドレスhttp://www47.tok2.com/home/dugong/index.html   
 ジュゴンの家ニュース   発行:ジュゴンの家
     沖縄県名護市城2-13-2
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第49号 2003年7月23日発行
環境影響評価評価の「方法書」について・市民からの緊急提言書報告会
宮城やすひろさん。 スクリーンを使って説明する
質疑コーナーで質問する熊本さん。 渡具知ちかこさん。 会場には30名ほどの参加者
沖縄県名護市東海岸沿岸域における軍民共用空港(普天間飛行場代替施設)建設計画に係る環境影響評価の「方法書」について・市民からの緊急提言書
@環境影響評価着手前に解決されるべき事業計画の問題点
A計画地域環境の特性からくる問題点
Bよりよいコミュニケーションのために                            
                                    
                                      
ヤスヒロさんの話・・・
普天間基地の機能を移設するとされていますが、普天間での基地使用の実態がわかっていないのに、どうやってアセスの方法書を作るのか。この方法書作成は大きな問題を抱えています。環境アセスは事業主が入れるものですが、その事業者が誰なのかさえはっきりしていません。問題の解決がなされないまま、適切な環境影響評価を入れる事はできない。私達は、事業者にしっかりとした方法書を作成してもらうために、事業に関する基本的かつ重大な問題が解決される必要があると判断し、本緊急提言書を作成・発表しました。
事業計画策定のためのボーリング調査では、63箇所もの場所で調査を行うと言っています。
本来ならボーリング調査そのものに環境アセスを入れたいほどです。この調査そのものが、ジュゴンや海草藻場・サンゴ礁に重大な影響を及ぼします。こんなむちゃくちゃな事をただ許しておく訳にいきません。
市民アセスなごでは、市民の立場から自分達で方法書を作り、公告縦覧の期間を設け、各地で説明会などもしていきたいと思っています。みなさんからの意見を待っています。
うららちゃん日誌
市民アセスなごの、緊急提言書についての報告会に行ってきました。
熊本さん、篠原さん、平良悦美さん、山口洋子さん、難波田さん、渡具知ちかこさんが来ていました。やすひろさんはこの基地建設計画のことを、具体的な内容が全然決まっていないのに建設の計画だけが進んでいく、「壊れたブルドーザー」のようだと言っていました。どんな被害や汚染があろうと、どれだけ珊瑚を壊そうと、基地が作れればそれでいいのか・・・?末松助役の顔が思い浮かびます。報告会はいい雰囲気でした。「市民アセスなご」は、身近な感じでいいです。面白かった。

     ジュゴンの家ホームページ・アドレスhttp://www47.tok2.com/home/dugong/index.html 

第2回辺野古・浜集会
ゴミ拾いの後、集会。
今日の参加者は19名。朝から日差しがきつい!!みんな日除け対策をしてきてます。

毎週続けるぞー!!
ともちゃん・なんちゃん
与那覇さん。最近、ジュゴン発見のニュースが続いています。私達は、もっと自信をもちましょう。 晋くん。この間、作業服を着た人達と背広を着た人達が漁港に来ました。「漁港の見学に来た」と言っていましたが、車には名護市役所、と書いてありました。(市役所職員と防衛施設局の人だと思われます) 琢磨さん。しばらくは、大浦湾でカヌーの練習をしたいと思います。(琢磨さんの船が故障中!!)
名護市議会議員・大城敬人さん。
潜水調査の結果報告の要請を議会からしたいと思っています。
まよなかしんやさん。
明日は浦添で「7.20海の日浜アシビ」
をやります。「ひとつのいのち」を歌う
篠原さん、カヌー参加費を集める会計係に立候補!!
晋くんの辺野古監視日誌
7月16日(水)
・海底地形調査船は昨日と同様、朝はやーーくに出て行って、10:00頃帰ってきます。
 今日はお昼過ぎ、背広のおじちゃんと作業服姿の人が10人近く漁港に車2台で乗り付けてきました。
僕が歩み寄って「何をしにきたのですか?」と聞くと背広姿の人が小さな声で「見学」と答えました。もっとつっこんで「なんのための見学です?具体的には?」と聞くと、背広姿のおいちゃんが答えようとしますが、作業服姿の人が割って入ってきて「漁港の見学ですよ。」と答えました。その後は質問しても、作業服姿の人が同じ言葉を繰り返しました。
背広姿のおいちゃん達の車には「名護市役所」と書かれていましたが、作業服姿で帽子を深くかぶっていた人達数人は何だったのだろう。車にも何も書かれていません。
 前回、海底地形調査、潜水調査が始まる二週間ぐらい前にこんな事がありました。やっぱり、ボーリング調査をするにあたっての下見でしょうか。名護市職員がくるのに「漁港の見学」だけでは苦しい言い訳でした。

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