ジュゴンの家・日誌
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西 陽子
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7月C


7月29日(火)

「漁場内の岩礁破砕などの許可について」農林水産部長の回答に関する申し入れ
那覇防衛施設局から沖縄農林水産部に対し、辺野古海域へのボーリング調査の許可を求める申請が出され、農林水産部長が即日、書類で許可を与える返答を出した事について、28日、抗議・申し入れが行われた。
辺野古のおばあ達を先頭に農林水産部へ向かう 仲村善幸さん 安次富さん
金城祐治さん・小禄さん 県議会議員・玉城義和さん 大西照雄さん
新任農林水産部部長
真喜志さん らちのあかない返答をする農林水産課課長に詰め寄る安次富さん 善幸さん
夏芽さん達も来ている。 マスコミの人もたくさん来ていた
最後に話をする祐治さん
抗議に来た人数はマスコミも含めて30名程。農林水産部課長らが応対した。ヘリ基地反対協が挙げた4つの問題点について1つ1つ回答を求めていく。

大西さんが防衛施設局に質問した所、ボーリングで開けられる穴の幅は110〜140mmだという答えが返って来た。部長の書類には66〜116mmと書かれている。正確な数字を把握していない。「3月からやりとりをしている中で説明があったと思う。資料はないが、口頭で説明された」という答え。今回の調査を許可するにあたって、前回のボーリング調査の実態も把握していない事がわかる。
農林水産部長が那覇防衛施設局に返した書類に、「・・・海域の自然環境や水産業に影響を与えるおそれがある岩礁破砕等は極力避けるべきと考えている。しかしながら、今回の調査では、日米の安全保障上の公益性を考慮して取り扱うものとし、下記により回答します・・・」と書かれている。
農林水産部長がどうしてそんな対応ができるのか。本来なら工事や調査が法規に対して違反がないかという判断をする所なのに、なぜ政治的判断をするのか。
日米の安全保障上の公益性とは何か。
「普天間の代替施設については国益だと思っています。」「県益だけではないから。」「国益は県益を超える」という答え。
具体的な数字が無いのに、どうやって影響が「軽微である」と判断しているのか。防衛施設局の話は、曖昧な点がたくさんある。見直すという考えはありませんか。数値を明確にして文書にして示してください。という要請に、
「判断基準については文書にします。」という答え。
公益性という言葉の真意を示してください。という要請には
「検討します」という答えが返って来た。
数値も実態もわからない調査に「公益性」の言葉を出し、環境への影響が「軽微である」として38条の措置は必要ないと許可した事態に、皆の声が怒りで震えている。

「公益性」という言葉を出した事は大変な事態だ。これから、基地を作るため様々な申請が出されるでしょう。それに対し、自然環境を守るべき農林水産部がさじを投げ「公益」のため許可してしまうなんて、この先軍事に対しては何でも許可する事態にならないかと非常に懸念があるのです。
わたしたちは引き下がりません。今日出した問題点について、返答をよろしくお願いします。と、反対協の人達がまとめる。

最後に、「命を守る会」代表・金城祐治さんから話があった。
「みなさん、海というのは、沖縄の財産です。上から来た仕事に、ああそうかとただ従わずに、考えてみてください。辺野古の海に足を運んで、実際に見てみてください。・・・・話をしていただいて、今日はどうもありがとうございました。」
申し入れの後、記者会見
 那覇防衛施設局建設部長殿                                     平成15年3月31日                                                                      沖縄県農林水産部長
                         漁場内の岩礁破砕等の許可について(回答)

 平成15年3月31日付け施那建第6号で照会のあったみだしのことについて、本県としては、海域の自然環境や水産業に影響を与えるおそれがある岩礁破砕等は極力避けるべきと考えている。
 しかしながら、今回の調査では、日米の安全保障上の公益性を考慮して取り扱うものとし、下記により回答します。

                                      記
1.沖縄県漁業調整規則第38条の規定は、水産資源保護法第4条に基づき定められた規定であって、漁業権漁場内の水産資源保護のために定められたものである。
 今回の地質調査ボーリングでの直径66〜116mm×63ヶ所等では、漁場の汚濁も軽微でかつ、水産資源に与える影響も軽微であると思慮されるため、許可を必要としないものと解する。

2.ただし、水産資源への影響については、一律明確な基準を設けがたく、個々の案件ごとに判断しており、今回のような案件の場合は、関係者からの厳しい説明責任も求められる可能性もある。
 したがって、調査実施にあたっては、岸側には砂泥地帯もあり資材の海中投入時から、最終の搬出に至るまで細心の注意を払い実施願いたい。

3.さらに、当該漁業権者との十分な調整を踏まえたうえで、周辺の漁場環境に留意し、適切な汚染防止対策を講ずるよう万全な配慮を願いたい。

4.漁場汚濁等の不測の事態が発生した場合には、原因の究明に努めるとともに、当該漁業権者との十分な調整を踏まえたうえで、必要な措置を講じていただきたい。
沖縄県農林水産部                                                   2003年7月28日
部長殿

                 「漁場内の岩礁破砕などの許可について(回答)」に関する申し入れ

 平成15年3月31日付けの普天間飛行場代替施設の建設に係る海象調査及び地質調査についての那覇防衛施設局への「漁場内の岩礁破砕などの許可について(回答)」に関して次の諸点について貴職の見解をお伺いいたします。

(1)今回の漁場内の岩礁破砕に関して沖縄県漁業調整規則第38条の許可を「必要としない」とした根拠は何か。許可にはどのような条件が必要か。
(2)那覇防衛施設局から提出された業務の予定工程及び作業方法の内容(別紙資料)の提示を求めます。
(3)今回の調査に関する関係部局内で調整がなされたか。
(4)回答文中に「今回の調査では日米の安全保障上の公益性を考慮して取り扱う」とあるが、日米の安全保障上の公益性とは何か。

7月28日(月)

晋くんの辺野古監視日誌
前に平和学習に来た事がある小学生がおばあ達にインタビュー パレスチナの人が来訪。「世界中の人が繋がっていかなければ」と強く話していた
夏芽船長と沖合で船舶免許の実技練習
(終わった後ボートをきれいにしています)
辺野古は大綱引きの準備中。100メートル近くのびた綱 瀬嵩の朝市のおばあ達。「晋!瀬嵩のゴミ拾いもしなさい!!」とゆんたく
7月27日(日)
この間にボーリング調査の許可申請が防衛施設局から農林水産部に行われていた事がわかりました。3月31日に許可申請を防衛施設局が行い、3月31日に農林水産部長が許可を出したというのです。本来、農林水産部がボーリング調査を容認する権限があるのか?申請を受けたその日の内に許可を出すというのはどういう事なのでしょう?議論もせずに許可しているという事なのでしょうか。
農林水産部の回答文章の冒頭には「安保上に関する国益」というような文章が書かれています。前提になぜ「国益」という言葉をだしたのでしょう。国益なんて事を議論するために農林水産部があるわけではありません。農林水産部としての役割を放棄するという事でしょうか。おかしい話です。
ボーリング調査は地質を調べ、建物の基礎工事をするための調査です。「N地点」という固い地盤を探しあてるまで掘り続けるのです。それがどれだけ自然に影響するのでしょうか。多大な影響が出るはずです。
ボーリング調査が終われば、基地建設の基礎を作る事が出来る情報が揃います。つまり、いつでも基地建設に乗り出せるという事です。ボーリング調査は名ばかりで実際は基地建設の着工なのです。

この事に対して、明日28日(月)にヘリ基地反対協、基地建設に反対する人々が県庁の農林水産部に抗議に行きます。来られる方は13:15県庁ロビー集合です。

この海にくいは打たせない!基地建設はさせない!!アジアの人々、世界中の人々を殺すための基地はこの海にはいらない!!作らせやしない!!

7月27日(日)

第3回辺野古・浜集会
ゴミ拾い。熊本さん・晋くん 篠原さん達は砂の中に埋まりこんだビニール袋を引っ張り出す アルファーさんも参加
こんなものまで浜に落ちている 今日の参加者は20名
車座になって集会 夏芽さん・・・自衛隊のイラク派兵が決まってしまいました。月曜日に県庁に抗議に行くなら、この事も訴えたらどうでしょうか。 ともちゃん・・・国が長い間手を変え品を変え実現しようとしてきた「住基ネット」に反対する運動も、基地反対の運動と繋がっています。もっと盛り上げて行きたいと思います
安次富さん・・・ボーリング調査に関して那覇防衛施設局に警告書を出そうと思っています。調査に入ったら検察庁に対して告発書を出そうと思います。
これらの手続を行う委任状を、7月末まで集めることになりました。
しんやさん・アルファーさん。
しんやさんから満月まつりのお知らせと歌
「ひとつのいのち」を歌う
なんちゃん・熊本さん
篠原さんの感想・・・今日のカヌー練習参加者は12人。夏芽さんに教えてもらいながら練習をしました。転覆の練習をしたけど、腕の力がなくてなかなかカヌーがひっくり返せない。どうしても動かないので、そういう場合はじっとして救助を待ちましょう、と教えられました。進みたい方向に行くには、風向きや波など、自然の状況を考えて漕がないと、ただ行きたい方向に漕いでいただけでは目的地にたどり着けないということを改めて感じました。なかなか難しい!!夏芽さんに色々と教えてもらって、「目から鱗」と言う感じでした。
帰りに瀬嵩の朝市に寄りました。初めて来た熊本さんは自己紹介。買い物をして、ゆんたくして、おみやげをもらって帰りました。「また来なさいね!!」とおばあ達。
その日の夜
名護は今日と明日、「夏の青空市とビール祭り」。じゅごんハウスから花火を見ました。直前まで大雨が降っていたのでどうなるかなぁと思ったけど、無事に上がりました。よかった。「たーまやー!!」と声をあげながら夏の花火を楽しみました。
沖縄の新聞より

<日本自然保護協会>ジュゴンの跡、嘉陽海域で確認

 【名護】名護市の東側海域の海草藻場の状況を調査している日本自然保護協会(東京)は26日午前、名護市嘉陽の海域で、第5回「沖縄ジャングサ(海草)ウオッチ」を実施。ジュゴンが海草を食べたと思われる跡が2、3カ所確認できた。

 同協会の吉田正人常務理事は「ジュゴンが好んで食べるウミヒルモが多く確認できた。嘉陽海域はジュゴンにとっていい状況になっている」と調査の感想を述べた。

 今回の調査は、県内のボランティアなどおよそ20人が参加。沿岸からの距離が200メートル以内の25地点を調査した。27日は、市辺野古海域の十数地点を調査する予定。

写真説明:ジュゴンが海草を食べたと思われる跡を確認

7月26日(土)

きのうのじゅごんの家
イラク派遣団の吉川さんが初来店!! 大西さんから預かった「あはごんしゅぎ」の写真パネルを店内に貼る
うららちゃん日誌
最近、近所に住んでいるまさと君がよく遊びに来ます。人にした行いは自分に帰ってくるんだそうです。まさと君は日々人助けを心がけているそうです。今日は寄付を持ってきてくれました。那覇で友達とフリーマーケットみたいな物もやるらしい。「友達少ないからー、こういう話が出来る場所があってうれしい」と言っていました。これからもよろしく。


7月25日(金)

きのうのじゅごんの家
すくすく育っているバジル。繁っている!! ピンクのアカバナーが咲きました 夜、繁師匠が来ました。夕食を食べながら
ゆんたく
うららちゃん日誌
小泉首相と管直人さんがテレビで自衛隊のイラク派遣について話しているのを見た。なんであの人が国の最高責任者なのかな。政治家のおじさん達は何を思って政治家になったのかな・・・。盛光さんや康博さんを知っていて良かった。(全然背負ってるものが違うだろ!!っていう話かも・・・)
沖縄の新聞より

<普天間代替>国と県、初の本格協議 事業主体で対立

 名護市辺野古沖での普天間飛行場代替施設建設の事業主体問題で、県と政府は24日午後、県庁で本格協議を始めた。これまで事務レベルでの非公式の話し合いはあったが、県幹部も同席しての協議は初めてで、名護市の担当者も同席した。この中で政府側は、軍民共用飛行場となった経緯から県も事業主体に加わるよう求めたが、県はあくまでも国が事業主体になるべきだと主張し、平行線のまま合意に至らなかった。両者は合意するまで協議を重ねることにしており、施設建設のための環境影響評価(アセスメント)の最初の手続きで事業主体の明記が必須の方法書の作成は、予定の7月末までに間に合わせることが事実上、困難となった。

 現地技術調査の遅れに加え、事業主体問題の影響で環境影響評価の作業も遅れる事態となり、普天間代替施設の作業に不安定要素が重なっている。

 協議では政府から内閣府と防衛施設庁の事務責任者ら4人、県から与儀朝栄政策調整監、保坂好泰普天間飛行場・那覇港湾施設返還問題対策室長ら、名護市からは中本正泰基地対策室長が出席した。

 席上、政府は「民間部分を提案したのは県なので、事業主体に加わるべきだ」と求め、県は「県内移設は県としては苦渋の選択だった。受け入れ条件として軍民共用飛行場を提示した。軍民共用は閣議決定による政府方針であり、あくまで国が事業主体として進めるべきだ」と主張し、互いに譲らなかった。

7月24日(木)

きのうのじゅごんの家
久しぶりにアルファーさんが来ました。近いうちに引越しをするそうです。

広島行きのカンパをしてくれました。ありがとうございました!!
うららちゃん日誌
毎日暑いよー!!!!この暑さを乗り切って元気に過ごすにはどうすればいいのだ。ゴーヤジュースを作って飲んでみようかなぁ・・・。やらなきゃならない事がたくさんあるのに、時間の使い方がヘタだなー。もっと有意義に時間を過ごせるはずなのになー。
晋くんの辺野古監視日誌
嘉陽のおじいの温度計は41度を記録 おじいの畑 漢那の市場
新鮮な野菜がいっぱい 「街」の皆が植えたマングローブ 米軍が立てた看板
7月22日(火)
・海底地形調査船、今日も出ず。終わったのかな。

午前中は草刈。沖縄は今、とにかく猛暑。なんでこんなに暑いのさー!って言いたくなる暑さ。
午後、おじぃがやって来ました。「この暑さは80代にはこたえるなぁ。今度温度計を持ってきて暑さを測ろう。」とおじぃ。
沖縄の猛暑はすごくて、これまでに37人が熱射病で死亡しています。その内、14人はなんと部屋の中で。部屋の中でも熱射病にはかかるんですって。こわーー。
とにかく水分をとる事。毎日、冷たいお茶は必ず用意しておく事にしています。
畑をやっているおじぃ、おばぁ達はとくに危険です。毎日、対策を話し合っています。

7月23日(水)
・海底地形調査はきょうも出ず。たぶん、終わったのでしょう。ボーリング調査に向けて、着々と進んでいるようです。はらたつーーー!

午後、おばぁ達が来てゆんたくしていると、嘉陽のおじぃがやって来ました。「晋、温度計持って来たんだよ。ちょっと見てみて。」と温度計を見せてくれました。目を疑ったのですが、なんと温度計には「41℃」と示されていました。室内でも「31℃」でした。なんという暑さだ。
溶けちゃいそうです。外にいると焼肉になりそうです。とにかく沖縄に住む皆さん、暑さにはくれぐれも注意しましょう!
県外では例年にない大雨だし、なんだか異常気象みたいです。地球が病気なのかな。
帰りに宜野座村の漢那(かんな)という集落に遊びに行きました。途中に市場があって、買い物をしましたが、やんばるはとにかく野菜が安い!新じゃがが40個ぐらい入って「200円」です。海で捕れたカニ等も売っていました。こういう特産品を売る流通場所がたくさん出来たらやんばるはもっと豊かに生きていけるのになぁと思いました。

7月24日(木)
・海底地形調査は出ませんでした。

午前中はおじぃの畑の手伝いをしました。60キロぐらいの側溝を運ぶ力仕事。けっこうハードですが、やっぱり畑仕事は良いです。朝の日差しのシャワーを浴びながら畑仕事すると、良い汗をかいた気がする。
重い物を運ぶ時のこつをおじぃが教えてくれます。「ゆっくりゆっくり。」だそうです。急に持ち上げると腰が「ぐきっ!」となります。土の段差を利用して、てこで持ち上げる。勉強になりました。

今日の帰りに、前、東京の「街」の皆が沖縄旅行にきた時に植えた宜野座のマングローブはどうなったかと見に行きました。すると!見事何本かは芽を出ししっかり根づいていました。ところが、その場所に入る道路際には米軍が立看を立てていて「駐車禁止」と貼られていました。水陸両用車の入る場所だからです。おめぇらの海じゃねぇやい!おめぇらこそ「立ち入り禁止」でい!!入ってこないでほしい。マングローブの木が折れちゃう。

名護市街地に帰ってきて、良く行く文具店に行って文具屋のおばちゃんとゆんたく。昔の名護の事や自然の豊かさについて色々と教えてくれました。
「昔からここ(名護)に住んでいるのだけれど、若い頃に本部に行った時の話よ。ウニをとりに行ったの。そしたら周りにいた童ばぁ(子供達)がおばちゃんゴミ拾ってるーって言うのだよ。これがゴミねーと言ったら、いっぱい食べ過ぎてもう食べないからゴミさぁって答えたのよ。その時はなんて海の事を知らないのかしらと思ったけれど、今考えるとそれだけ海の幸が豊富だったと言う事ね。今はジュゴンが住んでいてもなんとも思わん人もおるし、大変さぁ。」とおばちゃんが話してくれました。昔と今を知っていたら自然と出てくる答えです。僕ももっと海で遊んで海を知ろう!!
沖縄の新聞より

<米兵女性暴行致傷>きょう初公判

 金武町で5月に女性を殴り暴行したとして、女性暴行致傷の罪に問われた、在沖米海兵隊キャンプ・ハンセン所属の上等兵ホゼ・トーレス被告(21)の初公判が24日午後1時30分から、那覇地裁(横田信之裁判長)で開かれる。那覇地検によると、トーレス被告は起訴事実を認めている。

 起訴状などによると、トーレス被告は5月25日午前3時15分ごろ、金武町金武の飲食店で知り合った女性と同店を出た後、近くの住宅の横の通路付近で、女性の顔を拳で1回殴った。さらに女性の髪の毛をつかんで無理やり立たせ、通路奥の階段に女性を押し付けて暴行した。女性は鼻骨を折る全治約3週間のけがを負った。

7月23日(水)

環境影響評価評価の「方法書」について・市民からの緊急提言書報告会
宮城やすひろさん。 スクリーンを使って説明する
質疑コーナーで質問する熊本さん。 渡具知ちかこさん。 会場には30名ほどの参加者
共同代表・森山憲一さん 宮里要さん
沖縄県名護市東海岸沿岸域における軍民共用空港(普天間飛行場代替施設)建設計画に係る環境影響評価の「方法書」について・市民からの緊急提言書
@環境影響評価着手前に解決されるべき事業計画の問題点
A計画地域環境の特性からくる問題点
Bよりよいコミュニケーションのために                            
                                    
                                      
ヤスヒロさんの話・・・
普天間基地の機能を移設するとされていますが、普天間での基地使用の実態がわかっていないのに、どうやってアセスの方法書を作るのか。この方法書作成は大きな問題を抱えています。環境アセスは事業主が入れるものですが、その事業者が誰なのかさえはっきりしていません。問題の解決がなされないまま、適切な環境影響評価を入れる事はできない。私達は、事業者にしっかりとした方法書を作成してもらうために、事業に関する基本的かつ重大な問題が解決される必要があると判断し、本緊急提言書を作成・発表しました。
事業計画策定のためのボーリング調査では、63箇所もの場所で調査を行うと言っています。
本来ならボーリング調査そのものに環境アセスを入れたいほどです。この調査そのものが、ジュゴンや海草藻場・サンゴ礁に重大な影響を及ぼします。こんなむちゃくちゃな事をただ許しておく訳にいきません。
市民アセスなごでは、市民の立場から自分達で方法書を作り、公告縦覧の期間を設け、各地で説明会などもしていきたいと思っています。みなさんからの意見を待っています。
うららちゃん日誌
市民アセスなごの、緊急提言書についての報告会に行ってきました。
熊本さん、篠原さん、平良悦美さん、山口洋子さん、難波田さん、渡具知ちかこさんが来ていました。やすひろさんはこの基地建設計画のことを、具体的な内容が全然決まっていないのに建設の計画だけが進んでいく、「壊れたブルドーザー」のようだと言っていました。どんな被害や汚染があろうと、どれだけ珊瑚を壊そうと、基地が作れればそれでいいのか・・・?末松助役の顔が思い浮かびます。報告会はいい雰囲気でした。「市民アセスなご」は、身近な感じでいいです。面白かった。
沖縄の新聞より

<普天間代替>市民団体が緊急提言で説明会

 【名護】米軍普天間飛行場の辺野古移設に伴う環境影響評価で、政府の手続きに対する指摘や要望を緊急提言書にまとめた市民団体「市民アセスなご」は22日夜、名護市港公民館で市民説明会を開き、約30人が参加した。

 事務局の宮城康博さんは、代替施設での使用機種や軍用付帯施設の概要など不明りょうな点が多いとし、「事業者がやりたい放題のアセスをさせてはいけない。不明りょうな点を明らかにさせるための提言書だ」と、適切なアセスを求めるために政府や県選出国会議員らに提言書への回答を求めていることなどを説明した。

 説明会では、移設作業の現状や提言書の内容などが確認された。宮城さんは、15年使用期限問題や使用協定の内容、ジュゴン保護策が不明確な状態で、移設作業が進んでいる現状を指摘。「これらが不明りょうなまま政府は方法書を出すと言っているが、このままなら生

活や自然環境を守る立場からアセス自体に反対せざるを得ない」と訴えた。

 宮城さんは、同団体が現在作成している市民版方法書の意義について、「市民の素朴な疑問を冷静に客観的にまとめることで、事業者がずさんなアセスをできないようにしたい」と述べ、幅広い意見を求めた。

 また宮城さんは、建設予定地で確認されているジュゴンや鳥類、珍しいリーフの地形などは希少で保全すべき環境だとし、「なぜあの場所なのか議論された形跡がない。政府は説明責任を果たすべきだ」と指摘。適切なジュゴン保護策が必須だとして「ジュゴンへのどんな影響も認められない」と訴えた。

<2003年7月23日 夕刊 5面>

本部のサンゴ無残/17年前と同地点、衰退ぶり明らか ・テーブルサンゴの群生が見られた1986年当時(左)と22日に撮影された現在の海底=本部町浜元沿岸(A地点)(撮影・中村英雄さん)
赤土、汚水流入…「原因究明を」

 琉球大学の元文部技官として海底調査を担当、退官後もライフワークで潜水調査を行っている本部町の中村英雄さん(73)が二十二日、同町浜元から大浜にかけての沿岸四地点で調査し、十七年前と比較して「大幅にサンゴが死滅した状態」と、同日あった市民団体の講座で報告した。中村さんは、赤土やアスファルト敷設による陸上の汚水の流入、さらに養殖網による潮流の変化が原因になっていると指摘、「専門家による科学的な原因の調査、分析をしてほしい」と訴えた。

 中村さんは琉大で文部技官として、二十年近く海中のサンゴなどのサンプル採取や写真撮影をした。今回の四地点も一九八六年、自身が潜って撮影したサンゴの写真と比較するために、再度潜った。

 中村さんによると、浜元の岸から約一キロ、干潮時で水深一・五メートルほどのA、B二地点は、十七年前には大きなテーブルサンゴの群生が見られたが、現在では「残がいが見られるだけ。胞子を出すサンゴもなく、たとえ胞子が流れてきても付着するサンゴがない」と嘆く。

 さらに沖合のC、D二地点でも、テーブルサンゴやエダサンゴが十七年前の勢いはなく、根元だけが原形を残しているだけで「台風が来て強い波が来るたびに壊れていく」と指摘する。

 中村さんは「一九七五年に本部の海がきれいだから海洋博が本部で開かれたが、この変わりようだ」と驚き、「さらにあと二十年後はどうなるのか。早急に調査や対策をしてほしい」と訴えた。

(写真説明)テーブルサンゴの群生が見られた1986年当時(左)と22日に撮影された現在の海底=本部町浜元沿岸(A地点)(撮影・中村英雄さん)


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