ジュゴンの家・日誌
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沖縄タイムス http//www.okinawatimes.co.jp/
琉球新報  http//www.ryukyushimpo.co.jp/

同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで
●郵便局 17040−14225611
西 陽子
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9月@


世界を平和でつなごう!!
2003年満月まつりin沖縄
  8月31現在の同時開催予定地(44ヵ所)
満月まつりとは・・・・・私達の願いは、戦争も差別も飢餓もない世界を実現することです。満月は世界に1つ。同じ夜、たった1つの満月を眺め、ともに平和を誓い合いましょう。・・・・というお祭り。沖縄では、米軍の新ヘリポート基地が作られようとしている名護市・辺野古を軸にして行われます。世界中の平和を願う人達による同時開催を募集しています。祭りの形式は問いません。皆で集まってライブをするも良し、ひとりでお月見会をするも良し。あなたの参加を待っています!!
北海道・・・・二風谷・旭川・函館・札幌・小樽・矢臼別・釧路
秋田
新潟・・・・・・佐渡
静岡・・・・・・浜松
滋賀・・・・・・甲西町
京都・・・・・・山科区
大阪
広島・・・・・・福山・広島
長崎・・・・・・佐世保
福岡・・・・・・北九州・久留米・福岡
鹿児島
奄美・・・・・・喜界
沖縄・・・・・・読谷・名護・石垣・西表・宮古(平良)
東京・・・・・・中野区・三鷹市・豊島区・八王子
神奈川・・・・横須賀・横浜・相模原
兵庫・・・・・・神戸
大分・・・・・・湯布院
愛知・・・・・・名古屋
群馬

【海外】
韓国・フィリピン・コスタリカ・プエルトリコ・アメリカ・キューバ・マレーシア
同時開催地を引き続き募集中!!「私の地域でもやりたい!!」という方は・・・・
満月まつりin沖縄実行委員会
 <電話> 098─876─1352
まで連絡を!!皆さんの参加をお待ちしています。
同時開催地からのメッセージ
1.辺野古ヌ浜(沖縄県名護市東海岸)
  9月14日 PM3:00〜8:30 辺野古ヌ浜 

2、三鷹満月まつり(東京・三鷹)
 
 
3.満月まつり浜松コンサート(静岡・浜松)
  15:00〜18:00  龍泉寺(浜松市鼠野町48)
  バス:遠州浜行き「御給(ごきゅう)」下車 西4分
  車: 国一「大柳」交差点東へ(竜洋舞阪線)2本目南へ。Pあり。
  入場無料。カンパ大歓迎。飲食物必要な方はお持ち下さい。
 
 浜松では第一回から第3回まで開催。いずれも100数十名が集まり、ピアノ・ギター弾き語り・歌・アフリカンドラム・アンデスの楽器・沖縄三線・エイサー・詩の朗読・市民運動のアピール・尺八など多彩な内容。そして今年も・・・。
  

4.アジア満月まつりINよこすか(神奈川県・横須賀)

  京浜急行横須賀中央駅前街頭  午後5時〜8時

  出演:よろずピースバンド、フォークと演歌をうたうただの市民村松俊秀
  そして平和を願いうたう出演者募集中
 
 沖縄で韓国で世界中すべての平和を願う人々が同じまーるい月に向かって平和を歌い上げるまつり、それが満月まつりです。
 閉鎖された室内イベントではなくて横須賀に住んでいる人たちなら誰でも参加できるまつりです。
 アメリカ兵士も自衛隊員も市民も学生もみんなでつくる平和な横須賀。基地も軍隊も戦争もそんなものがなくたって私達は生きてゆけます。今年は横須賀では開国百五十年祭が開かれ、軍港として多くの若者を出撃させ戦死させた歴史をふりかえる節目の年を迎えました。
 ふるさと横須賀に共にくらし生きてゆくすべての人に呼びかけます。もう基地なんか要らないという気持ちを言葉に出しましょう。うたにして横須賀の街の空に響かせましょう。


5.前進友の会(京都)
  午後5:00〜9:00ごろ 京都市山科区日ノ岡坂脇町七の五 日ノ岡荘二階 前進友の会みんなの部屋
   メールアドレスzensin@mue.biglobe.ne.jp
  ホームページアドレスhttp://zenshi-tomonokai.hp.infoseek.co.jp/

 十四日日曜の午後五時から九時頃までみんなの部屋開けてます。
たまには、日曜の夜、みんなの部屋開けるのも、いいかな・・・
よかったら、一緒に満月と、それに火星も眺めましよう。

そういえば、去年の満月まつりは、
心神喪失者医療観察法案の山科で地域ビラ撒きをしてそのまま、夜、開けてたようなきがするんですが・・・

一年ってハヤイですね。

平和を願って、全国各地で満月を見ようと言う、催しです。
前進友の会みんなの部屋は日曜は、いつもは、閉めているのですが、
この九月二十四日午後五時から九時まで、開けていようと想います。
もし良かったら、遊びにきてくださいませ。
夜の友の会で、満月を眺めながら、ノンビリしましょ!!たまには、夜遊びかな??

以下の文章は、沖縄の実行委員会さんへのメッセージです。
 
 満月祭りのみなさん、わしらは、京都の精神病者の患者会です。
 「ヤクザ」が「ヤーサン」なら、うちら「キチガイ」は「キーサン」や、いうんで、「キーサン患者会」と言ってます。「キーサンカクメイ」とも言ってます。
 「反社会復帰」「働かない権利」「反精神障害者手帳」「精神病院解体」等々叫び続けてきました。ディケアや作業所、社会復帰施設なんてものではなく、患者会として、キーサン同志が、汗まみれ、うんこまみれに成って、セーカツし続け、イキぬき
続けようとしてきました。キレイ事ではないセーカツです。最早カセキ化の一歩手前でしょう、このノリは。それでいいと想ってます。街の中でキーサンが生き続けている、これだけで、ツラク、カナシク、タノシク、オモシロク、シンドイのですから。
 同じ、満月を眺めたいと想っております。でも、そうそう簡単に「連帯」たら「統一」たら、言うつもりは、毛頭ありません。同じ月を眺めながら、うちらはキット「オキナワ」や「キチ」や「イラク」や「ユージホーセイ」に想いをはせる余裕はなく、「心神喪失者医療観察法」や「食事会」や「ナカマの病状」や「キーサントモダチ」に想いをはせると想います。当日午後五時より九時まで、みんなの部屋を開けていたいと想います。
ではまた、同じ満月を眺めましょう。(文責 江端一起)

6、鈴木さん(西東京市)


7、青木さん一家(多摩市)
今の日本人に必要な事。それは知識を身につけることではなく、多くを感じること。9月14日は13才の中1の息子と、19歳の予備校生の娘と私たち夫婦4人で月を見ながら平和を祈り何かを感じたいと思います。




9月7日(日)

第9回 土曜浜集会 参加者数23名。
命を守る会からはカヨウのおじぃと祐治さん晋くんが参加
笑顔でゴミ拾い希代子さん 今日もひろったわ!篠原さん 夏芽さん。
しんやさんは「なぜ」を熱唱。 ヘリ基地反対協の安次富さん 具志堅徹さん
与那覇さんやなんちゃん、サバニクラブの鍋島さんが満月祭りに向けて海岸の草刈をしていて、とってもきれいにしてくれました。おじぃも感動していました。
「晋君!水陸両用車が来たよー!!」とナンチャンがしらせてくれ、カメラをもって浜へ。5時55分、水陸両用戦車14台、全戦車発進。揚陸艦が一隻、沖で待機していました。
晋くん日誌
9月6日(土)
午後、夏芽さんの船で船舶免許合格してから初めての初乗りをしました。
今日の良かった点は・注意を怠らなかった事。・運転の微調整が上達している事。
悪かった点は・救助者が二人いた場合を想定しないでいつもと同じように運転した事。
かんきちさんをひきかけました。ごめんなさいかんきちさん。
まだまだ、おばぁ達は乗せられない。もっと練習するぞ。船が欲しいーーー・・・。
  昨日のジュゴンの家
アルファさんが物干しと靴を
きふしてくれました。
金城さんは3000円の壷がほしいけど、すぐ買えない・・・・ので今日から来るたびに壷貯金をして3000円貯まったら買う事に。 夕食はうな丼としじみ汁。
ひさびさにありちゃんがつくる夕食。
いっただきまーーーす!
真っ黒に日焼けして、腕に筋肉もつき
たくましくなった晋くんもぱくぱく。

9月6日(土)

アリちゃんとヨーコちゃんが沖縄に帰って来ました。
2人はおとといの最終便で沖縄に戻り、マキシさんに泊めてもらい、その夜は楽しくお酒を飲みました。
則子さんの実家から届いたとうもろこしを食べながら・・・。
翌日の金曜日、波の上ビーチで泳いでからマキシさんが浦添の金曜集会へ連れて行ってくれました。
名護へは宮城ヤスヒロ選挙事務所でいっしょにがんばった西岡さんが車で送ってくれました。
いろんな人にたすけられ、なんとか名護に到着。
うららちゃんが作ってくれたカレーをみんなでいただきまーす!


晋くん日誌
辺野古に立てた看板 守る会に子供たち
命を守る会に来た大学生 辺野古の海を視察する議員団 説明する東恩納琢磨さん
9月1日(月) 辺野古はボーリング調査の予備的調査を終えた後は静かなものです。米軍の演習もこの間は静かでした。
夏休みという事もあってとにかく来訪者は多いです。

 辺野古じたいに動きは感じられませんが、新聞紙面では「普天間代替施設の事業主体」が国に決まりそうです。基地を持てば赤字になることは明白。それでその責任のなすりつけあいが県と国の間で行われていたのです。

 相変わらずおじぃ、おばぁは元気です。僕が帰ってくると、「船舶免許合格おめでとー。またお祝いだねー。」と言ってくれました。僕がいない間たくさんの人が守る会を支えてくれていました。おばぁ達も毎日交代で来てくれていたそうです。御陰様で勉強に集中できました。合格できました。本当にありがとうございました。

 でも、まだまだこれから船に、海に慣れておばぁ達を乗せられるぐらいになりたいと思います。
2日(火) 船舶免許に合格してから、たくさんの人からプレゼントをいただきました。
大西さんから双眼鏡をいただきました

東京の大西さんからは「双眼鏡」をいただきました。ニコンのものすんごい鮮明に見えるやつ。活用します。ありがとうございます。うれしいー。

 海の事を勉強するに連れ、ここに基地を造ることで海の状況がどれだけ変化し、破壊されるのか分かってきます。海にある海流やうねり。海から吹く風、陸から吹く風。埋め立てによる川のせきとめ等とにもかくにもぶっ壊されるという事でしょうか。
色々な要素が重なって初めて自然がなりたっています。また、人もそうです。そういうものを破壊してしまうのがこの基地です。海に出て改めて実感します。

 火曜日は嘉陽のおじぃの日。この頃は稲嶺さんのお孫さんも来ます。夏休みで遊び疲れてきたのかと思いきや、相変わらず、すごい元気。僕が仕事が終わったのを見計らってやってきて、僕を遊び道具にしています。ひょぇー疲れるー。
3日(水) おばぁ達が14日の満月祭りに向けて僕の衣装つけにやってきました。何の衣装なのかは秘密です。大城おばぁのお古なので短い。と思っていたらその場で器用になおしてくれました。わーい、これでがんばれるぞー。皆さん9月14日(日)は辺野古の浜へおこし下さい。命を守る会のおばぁ達もがんばります。
4日(木) 今日は米軍のヘリの演習がひどくなってきました。ホワイトビーチからの情報では米軍の揚陸艦エセックスなどの軍艦が数隻乗り付けているという事です。なにやら不穏な空気。新聞では、自衛隊員が趣味??で持っていたロケット弾で爆死しました。おばぁのいとこの家の100m先だったそうです。なんてこったい!!

 来訪者には学生さんがたくさん来ていました。朝方に来た大学生は一人は石垣出身。自分がおじぃ、おばぁから聞いた戦争体験を話してくれました。「東京行って、人多いな!と思って。沖縄をもう一度考えるようになった。僕も沖縄から基地を失くしたい。今日来て本当に良かった。」と言ってくれました。僕も面白い人に会えてうれしいよ。

 その後は共産党の議員団が辺野古の海を視察にきました。ちょうどその頃に防衛施設庁長官もキャンプ・シュワブを訪れ視察をしました。長官!米兵の説明を受けて何がわかるんだい!!!命を守る会を前にして見にきやがれー!おとといきやがれ。
5日(金) この間はたくさんの人が守る会に来訪します。年配の方から学生で言えば小学生まで。しゃべる時に一番難しいのは同時に色々な立場の人が来たときです。在日の方と沖縄の学生、教職員の方とその学生、労働組合の方と若い人。でも誰にでも伝わる言葉なんてありえない。

 誰かに伝えるために、相手の事を考えるのも大事だけれど自分らしさを忘れてはいけない。この微妙なバランスにいつも学ばされます。「全部に伝えるのではなくて、その中の一人に伝わる言葉で。」羽やんに教わった事。全部に伝わる言葉があればなぁと思うけれど、一人一人が大事です。

 今日、祐治さんは朝から畑で大忙し、僕もこの間色々な仕事で徹夜が続いたので昼は二人共お昼寝タイムをとりました。上の文は寝ながら考えていた事。起きたら小禄さんがてんぷらを持ってきてくれていました。元気100倍!!小禄さんがたくさん元気をもらいます。うれしかったぁーい。


9月5日(金)

昨日のじゅごんの家
満月まつりに出演するシサムさんが来店。
現在は大宜味に住んでいるそうです。

きっぱりした喋り口の方で、面白い話をいろいろ聞かせてくれました。
ありがとうございました。

9月4日(木)

「辺野古の海で泳ごう!!」遊泳会に行った篠原さんの感想
8月31日(日)
長島から豊原地先まで泳ごうというこの企画は、台風13号の影響による高波のせいで辺野古漁港内での泳ぎ、カヌーと予定変更になり、希望者はボートで長島へ連れて行くということになりました。
その判断はもちろん正しかったのはわかっていても、泳ぐ(ライフジャケット着用で)気満々だった私は、ショックで長島行きもまたの楽しみにしようと、今日は海辺で楽しむことに専念しました。

まよなかしんやさんのまっぴるまライヴは、バックは辺野古の海だし空気はいいし、差し入れの飲み物やお菓子は回ってくるしで、のりのりで楽しみました。いよいよ漁港での泳ぎの時間となり、応援のためおばあ達と漁港へ移動。泳ぐ皆を応援しつつ、キュートな小1の女の子と一緒にコンクリートにへばりついた貝やカニ、泳ぐ魚達を見てはしゃいでいました。
辺野古の浜にはヤドカリも一杯います。これ以上この海で生きているものたちの住みかをとっちゃいけないよ。ものを言えないこの生き物達にかわって私達が守っていかなければ。

この企画で同じ思いで集まってきた人達との出逢いも嬉しかったです。泳ぐのを楽しみに来たけれど違う喜び、楽しみを味わえた1日でした。
沖縄の新聞より

<普天間代替>防衛施設局、シュワブ内に事務所設置

普天間代替施設建設に向けて整備されたの「シュワブ監督官事務所」=4日午前、名護市の米軍キャンプ・シュワブ

 那覇防衛施設局は4日までに、名護市の米海兵隊キャンプ・シュワブ内に普天間代替施設建設に向けた現地での作業を監督する「シュワブ監督官事務所」を設置した。同事務所には監督官ら職員3人が常駐し、現在実施されている現地技術調査のほか環境影響評価(アセスメント)などの現地作業を指揮監督する。

 事務所はシュワブ内の建設予定海域が見渡せる海岸に面した高台に設置され、2階建てのプレハブで施設局職員のほか、現地技術調査に携わっている業者らが常駐している。事務所の建物は8月28日に完成した。

 監督官はこれまでもシュワブ基地内の既存の建物に常駐していたが、基地内で実施されている現地技術調査の気象調査や今後海域で予定されているボーリング地質調査などに備え、海域での作業を見渡す必要性から、海岸沿いに専用の監督官事務所を整備することになった。

 代替施設建設に向けた作業は1月に環境影響評価の方法書作成が開始され、4月に現地技術調査の地形調査、6月に気象調査を実施している。ボーリング地質調査による藻場やサンゴの影響を「回避、軽減する」ための潜水調査が7月までに終了しており、今後施設局は63カ所の調査地点を確定した作業計画を県と名護市に示す。了解を得られた段階で海域を使用するための県の公共用財産使用協議を申請し、同意が得られれば調査に着手する方針だ。

◇普天間代替の予定海域視察/山中施設庁長官

 山中昭栄防衛施設庁長官は4日午前、名護市の米海兵隊キャンプ・シュワブを訪れ、辺野古沖の普天間飛行場代替施設の建設予定海域を基地内から視察した。また同基地司令官のドリュー・ベネット大佐と会い、「ぜひ沖縄の良き隣人として振る舞っていただきたい」と隊員の綱紀粛正をあらためて求めた。

 現場海域が見下ろせる高台で岡ア匠那覇防衛施設局長は、建設予定地を示しながらリーフ外の海の深度などを説明した。

<普天間代替>名護市長、事業主体問題の判断保留

山中防衛施設庁長官との会談後、記者団に答える岸本名護市長=3日午後、名護市役所

 【名護】岸本建男名護市長は3日、米軍普天間飛行場代替施設の事業主体問題で、県首脳が「事業主体を国とすることで市長の理解を得た」と受け止めていることに対し、「県の考え方も分かるという意味」と説明し、「国、県と調整の上で表明したい」と最終的な判断を留保する姿勢を見せた。

 市役所で山中昭栄防衛施設庁長官と会談後、記者団に語った。

 岸本市長によると、8月中旬の会談で県側は「国家的事業であり当然、国が事業主体で民間部分もやるべきだ」などと主張。これについて同市長は「理解を示したというより県の考えも分かるということ」と述べた。

 その上で同市長は「事業主体の問題が米軍使用部分の機能強化につながるのかという点に関心がある」と強調。「機能強化にならない方向が望ましい」との見解を重ねて表明した。

 今後、機能強化に反対する立場から、同問題について国、県との再度の調整も踏まえ、市長としての判断を表明する意向を示した。

 判断の時期や知事との会談の予定については言及しなかった。

 「機能強化につながらない事業主体を求めるのか」との質問には、「結果的にそうなれば一番いい」と答えた。

 一方、山中防衛施設庁長官との会談では普天間代替施設など基地問題について「一切触れられなかった」と述べた。

◇国の本音は「県主体」

 米軍普天間飛行場代替施設の事業主体問題で、比嘉茂政副知事と牧野浩隆副知事は先月、岸本建男名護市長らと面談し、民間飛行場部分も含めて国が事業主体になるべきだとする県の立場を説明し、理解を求めた。

 岸本市長はこれまで、基地機能強化に歯止めをかける理由から民間部分は「県が事業主体に加わるべきだ」との立場を示してきた。3日、記者団に真意を聞かれた同市長は「県の主張も分かる」としながら、「事業主体の問題が機能強化につながるのか関心がある。国や県と調整し判断を表明したい」と述べ、慎重な姿勢を崩さなかった。

 内閣府は「期限を切って結論を得ようとは考えていない」(幹部)としており、急いで決着を図ることはしない構えだ。

 面談について岸本市長は「県の考えを聞いただけで結論を出した訳ではない。機能強化につながらないような方法を考える上での事業主体の問題であり、結論ありきではない」とした。

 一方、比嘉副知事は「県も名護市もそれぞれ立場がある。その中で県の主張を理解していただいた」と説明する。 

 ただ、政府は「防衛施設庁が民間部分も(事業主体として)担うのは防衛庁設置法の規定上もあり得ない」という。同設置法などの改正は極めて困難とみており、民間部分は県がいずれ事業主体にならざるを得ないというのが本音だ。 

 国と県の意見の隔たりは大きい。名護市と県の調整も残し、事業主体問題の着地点は不透明だ。事業主体が決まらないと環境影響評価法に定める方法書の作成ができないため、方法書の素案を提示する予定の第二回代替施設建設協の開催も大幅に遅れることが必至の情勢となっている。

9月3日(水)

沖縄の新聞より

<普天間代替>ジュゴン基金、施設庁にボーリング調査中止要請

 【東京】ジュゴン保護基金委員会(玉城芳喜共同代表)は2日、環境省と文化庁、防衛施設庁を訪ね、普天間飛行場代替施設建設地でのボーリング調査の中止を申し入れた。施設庁から中止への言及はなく、潜水調査や専門家の意見などを取りまとめている状況だとの説明があった。

 環境省では工事の中止要請のほか、ジュゴン保護地区の設定、琉球諸島の世界遺産登録へ向けた法整備などを求めた。

 同省は、施設庁に対し中止を要請することはできないと回答。一方で世界遺産の登録に向けては積極的な姿勢を示した。ジュゴンの独自調査について文化庁は、県の要請があれば予算措置を講じたいと回答した。

 施設庁では、ボーリング地点の63カ所のほか、海象調査の13カ所でも潜水調査が実施されたことが分かった。

 記者会見した同委員会の東恩納琢磨事務局長は、今後も環境団体との連携で中止を訴えていくと強調し、世界遺産登録への署名活動も実施する考えを示した。行動には、名護市議会の大城敬人議員、WWFの花輪伸一さん、北限のジュゴンを見守る会の鈴木雅子さん、腰原真知子さんらが参加した。


9月2日(火)

昨日の様子
昨日は朝、県庁で満月祭りの記者会見があり、夜は宜野湾のセミナーハウスで出演者・スタッフの交流会がありました。
趙 博さん・ビューティーさしださん・知花竜海さん・東村で家族で民謡を歌っている登川さんたち出演者と、実行委員会のスタッフも含めたくさんの人が集まり、満月まつり実行に向けて様々な意見や案が出されました。
沖縄の新聞より

<普天間返還>来年、訪米直訴へ 宜野湾市が行動計画素案

 【宜野湾】米軍普天間飛行場の5年以内返還を目指し、行動計画策定に取り組む「宜野湾市基地対策協議会」の第2回会合が1日、市役所で開かれ、市側が作成した行動計画素案が示された。

 それによると、10月から12月にかけて基地監視カメラを作動し、飛行ルートなどを調査した上で、県や政府に返還計画見直しを要請する。

 また、米軍基地再編の動きをにらみながら、04年に基地閉鎖を求める訪米行動、05年には日米合同委員会の開催を要求していく流れになっている。9日に開く次回会合で具体的に協議した後、10日に伊波市長に中間答申する。

 素案では、08年を返還期日に設定し、各年を四期に分けて返還対策と跡地対策をまとめた。

 この日の会合では、日米特別行動委員会(SACO)合意後の基地被害の実態や、在沖米軍基地を取り巻く世界情勢、米国の基地再編の動きや環境回復制度などが話し合われた。

 委員からは「情勢を分析した上で、行政として主体的に何をするかが大切だ」として、航空機の離着陸状況の調査と市民への公開、基地に関連する市の不必要な負担を洗い出して国に損害賠償請求する手法など具体的な提言もあった。

 また、騒音から派生する健康被害など公害環境調査を市が実施し、世論を喚起していく必要性が指摘された。市はこれらの意見を行動計画素案に取り込む形で見直し、次回会合で再提示する。

<資材置き場爆発>空曹長自宅から実弾100発以上押収

田村空曹長が事故直前まで、爆発物を洗っていたとみられる現場を検証する捜査員=2日午前10時14分、沖縄市池原

 【沖縄】沖縄市池原で航空自衛隊那覇基地所属の田村多喜男空曹長(53)が爆発で死亡した事故で、県警の特別捜査班は2日までに、那覇市具志にある田村空曹長の自宅アパートで米軍用とみられる拳銃弾と小銃弾の実弾合わせて100発以上を発見した。同日午後にも火薬が入っていると想定される実弾を慎重に回収し、火薬類等取締法の容疑を裏付ける資料として押収する。

 また1日には田村空曹長の自宅から銃のようなものも押収しており、科学捜査研究所で殺傷能力の鑑定を行い、銃刀法違反の疑いの可能性も視野に入れ捜査を進める。 

 1日から始まった関係先の家宅捜索は、田村空曹長の自宅や倉庫、爆発現場の車両など7カ所で実施。軍用品の収集を趣味としていた田村空曹長の自宅からは、透明のケースに入った未使用の実弾が多数見つかり、日本刀のようなものも押収された。

 発生現場に残された田村空曹長の車の助手席からは米軍用訓練てき弾28個を押収したほか、車中にはロケット弾の尾翼部分などもあった。

 8月31日に起きた爆発は、米軍用てき弾の可能性が高いとの見方が強く、捜査班では爆発現場から押収した金属片の復元や火薬反応など、鑑定を急いでいる。

◇市から状況説明を受ける/沖縄市議会基地特別委

 【沖縄】沖縄市池原で起きた爆発事故で、沖縄市議会は2日午前、基地に関する調査特別委員会(小浜守勝委員長)を開いた。

 委員会では初めに市当局から事故に関する状況について説明を受けた後、死亡した自衛官が参加していた同市白川のフリーマーケットについて、市側が業者の数や危険物などが扱われていないか、パトロールを実施しているかなど質問が出された。

 これに対して根路銘一郎市民部長は「パトロールはしていない」「参加している業者について把握していない」とフリーマーケットの実態について把握していないことを認めた。


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