ジュゴンの家・日誌
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西 陽子

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1月D

1月31日(金)

晋くんによる環境アセスのレポート

名護新基地建設の環境アセスメント(環境影響評価)実施、事業者決定(防衛施設局発表)
の記者会見がありました。
(朝日新聞が宮城康博さんのインタビューを載せて掲載す
るとの事、琉球新報、沖縄タイムスには大きく掲載されるはずです)。

宮城康博さんから。
「今日、名護新基地建設に対して環境アセスを行う事業者が防衛施設局の記者会見で明らかになりました。今回、防衛施設局はアセスメント実施事業者を条件を出して募集し、
9社からの要請が有ったにもかかわらず、その内の8社を門前払いしました。最終的に決まったのも最初から同じ事業者だった様です。この最終的に残った1社は泡瀬干潟埋め立てでも環境アセスメントを行った事業者です。あからさまに防衛施設局からの圧力があった事が伺えます」。
 

 泡瀬干潟で環境アセスメントを行った事業者は住民の反対の声等、聞き入れず、政府の要請だけに
答えました。その結果、泡瀬埋め立てを政府、県、市が着工を反対を押し切る形で強行したのです。その環境アセスをした事業者が名護でもアセスを行うというのです。
 
 日本の環境アセスメント法はいかにも"平等な審査"が行われるかの様に書かれていますが、その実態は国と事業者との力関係で動いている事が今回の事でも明らかにされました。
 
 ここで改めて確認しなければいけないのはこの環境アセスメントが「基地を作る」ために行われるという事です。
 
 これから名護で行われる環境アセスメントで名護市の新基地建設はどの様に動こうとしているのか自分なりに調べた範囲で簡単に説明します。詳しい事は日本の環境アセスメント法をお読み下さい。
 
 まず、事業者は方法書(評価の手法、調査の予測等)の作成を行います。この事に関して住民側(世界中誰でも、何語でも構わない、抗議でも構わない、もしかしたら場所の指定があるかも知れません)が意見がある場合、二週間以内の意見書の提出が出来ます。事業者は知事、市町村からも意見を仰ぎ、住民の意見とこの意見に配慮し選定(調査、予測等の手法を)する。(しかし意見に法的な拘束力は無く、最終的には事業者が決定します)。

 その後、色々な手続きがあり、事業者は準備書の作成をします。(この準備書ではほぼ具体的に全て
の工法等、建設に必要な内容が決まったもので準備書という名前がうそ八百)。この準備書作成時に事業者は関係地域で説明会を開き、意見がある者は二週間以内に意見書の提出が出来ます。しかしここで言う意見は準備書で建設の内容がほぼ決まってからの意見であり、建設の根本的な見直しには繋がらないという事の様です。
 
 ここまでの準備が整うと、政府機関が審査を行い、"GO" サインを送り着工、という事です。
 政府はこ環境アセスを3年行うとの方針を出しています。
 日本の環境アセスメントの外国との違いは社会への影響評価は含まれません。つまり、辺野古のお
ばぁやこれから生きる子供達の生活に対する影響は無視されている内容です。これだけ聞いても許せません。
 
 しかし、"アセスメントをやられればもう着工でだめなのか"という事ではまったくありません。逆に大きなチャンスを迎えています。

 一つはアセスをする事で政府へ直接、訴えられるという事。方法書の段階で世界中、誰でも声を主
体的に上げられるのです。この基地問題の矛盾を世界中にうったえられる大きなチャンスです。そして、アセスを含め、名護市民投票を踏みにじり既成事実だけを積み上げてきた基地建設なんだという事もわすれてはいけません。これまで、くい一本もうたせていない現実はくつがえりません。それが名護市民の本質なのです。
 
沖縄の新聞より
<2003年1月31日 朝刊 1面>

サンゴ50ヘクタール消失/普天間代替建設
初の環境影響データ/業者概算

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への代替施設建設に伴い、サンゴの消失が五十万平方メートル(五十ヘクタール)、国の天然記念物ジュゴンなどのえさとなる藻場も二万平方メートル(二ヘクタール)に及ぶことが三十日、分かった。那覇防衛施設局が環境影響評価(アセスメント)の具体的手法を示す「方法書」を策定する業者の概算として明らかにした。今後、移植などが実施されるが、その際の環境保全の実効性が問われることになる。昨年七月の代替施設協議会で基本計画が合意されて以後、自然環境への影響の規模が明らかになるのは初めて。専門家は「ジュゴンの生息域ではなくなる」と指摘している。

 那覇防衛施設局は同日「方法書」を作成する業者との契約を発表した。

 アセスは約三年間かけて行われ、事業者は今年夏をめどに、調査項目や調査方法などをまとめた方法書を作成。早ければ、年末にも海、陸上での現況調査に入る。

 同局は契約にあたり(1)サンゴの保全対策(2)海草藻場の移植を行う場合の考え方(3)ジュゴンの成育環境の調査項目や方法―などの技術力に加え、類似業務の実績などを重視したと説明している。騒音や振動、大気など住民生活への影響の調査方法なども検討する。

 アセス業者の公募には九社(単体五社、四共同企業体)が応じ、要件を満たした国土環境(東京都)と沖縄環境保全研究所(具志川市)の共同企業体が、四千三百五万円で契約した。

 南山大学の目崎茂和教授(環境・さんご礁学)は「一番サンゴの生育のいいリーフを含め、五十ヘクタールも消失させて飛行場を造るのは世界でも初のケース。ジュゴンの生息域ではなくなる」と指摘。

 「国頭から金武湾までのサンゴに影響を与える。環境アセスは単純にシュワブ沖だけでなく、本島全体にどのような影響が出るのかも調査する必要がある」と話している。

普天間移設、環境アセスで業者と契約

 那覇防衛施設局は、米軍普天間飛行場の移設作業で30日、環境影響評価(アセスメント)の方法書を作成する業者として、国土環境(東京都)と沖縄環境保全研究所(具志川市)の共同企業体(JV)と契約したと発表した。方法書は具体的な評価の項目や範囲、手法を示すもので、この作成は環境影響評価の最初の手続き。約半年かかり、7月ごろ一般に公表される見込み。環境影響評価は約3年かかる予定で、早ければ年内にも名護市辺野古での現地調査が始まる。

 昨年11月の募集に応じた9社(JV4、単独5)のうち、応募条件の(1)ジュゴンなど海生ほ乳類の生息環境調査で実績がある(2)経験豊かな管理技術者を配置できる―の2点を満たしたのは、契約した一業者だけだった。

 那覇防衛施設局はこの業者から(1)サンゴの保全(2)海草藻場の移植(3)ジュゴンの生育環境調査―の3点について、技術的な手法や考え方について提案を受け、調査に必要な能力を有していると判断し、契約した。

 本年度分の業務委託料は4305万円。

 国土環境は過去に、中城湾の泡瀬地区公有水面埋め立て事業で環境影響評価を行った(1997年5月―98年3月)ほか、航空機によるジュゴン生息調査も実施(99年11月―2000年3月)しており、これらの実績も評価された。

 自然環境と併せ、騒音や振動、大気質など住民の生活環境に対する影響も調査項目に含まれる。




1月30日(木)

うららちゃんのジュゴンの家日誌
1月29日(水)
新垣さん、湊さんが来ました。
新垣さんにアメリカの集会の写真を見せると、とっても楽しそうににこにこ笑いながら見ていました。
晋くんからの紹介で、辺野古からジュゴンの家を訪ねてくれた長嶺さん。(写真)
基地問題に関しての本を出版したいそうです。時間が無くて長く話せませんでしたが、またお会い出来たら良いなと思います。
 
アメリカからエアメールがきました。わくわくして開けると、ありちゃんたちがアメリカで集めた署名用紙でした。
Smithさんから、署名とメッセージが書かれて送られて来ました。
メッセージは「Good Luck. Keep Working For Peace」と書いてありました! すごい!!       
晋くんの「命を守る会」日誌
1月29日晋日誌

 韓国で米軍戦車によって女性がひき殺されるという報道があった事を聞きました。韓国はその後も米軍偵察幾が民間地域に墜落するという惨事に見舞われています。人事ではありません、「命を守る会」にいると真上10メートルぐらいを大型のヘリがものすごい勢いで飛んで行きます。嘉手納基地、普天間基地でも原子力戦艦キティホークからの戦闘機やヘリの離発着が相次いでいます。戦闘機の緊急着陸は日常茶飯事です。いつ落っこちてくるのかという不安が常に付きまとってきます。

 沖縄の米軍は完全に戦闘態勢に入っています。不安を辺野古のおばぁ達もとても感じています。アメリカだけではいけない、日本から声を上げないと!皆で元気に声を上げよう。

 明日から色々と工夫して貝でペンダントを作ります、とりあえず試作品を作ってみてます。



1月29日(水)

うららちゃんのジュゴンの家日誌
1月28日(火)
 今日はユキさん・アルファさん・湊さん・篠原さんが来ました。
 篠原さんは調理師免許を持っています。(この間は、きれいな食器や調理器具を寄付してくれました) 料理も好きですが園芸が好きで、園芸をして暮らしていく事が夢だそうです。篠原さんはとても前向きでパワフルな女性です。周りの空気がキラキラして見えます。
「暗い顔して生きてたらもったいない!!どうせなら楽しく生きなきゃ!!」と篠原さん。
「失敗しても、それを踏み台にしてまた成長するのよ!!」前向きな篠原さんと話していると、私も元気になります!! 篠原さんのように、私も輝きたいです。
篠原さんが育てた花・(おみやげに持ってきてくれました。)
マーガレット・ロベリア・ディモルフォセカ
晋くんの「命を守る会」日誌

1月28日(火) 沖縄の大学生は平和学の研究レポートでこの頃、「命を守る会」にもよく来ます。今日も1人、ここの事を知りたいと学生がやって来ました。少女暴行事件の時も市民投票の時もその現場を目の当たりにしてきて「やっぱり基地はいらないよ」と言っていました。嘉陽のおじぃはそのことを聞いてうれしそうに「未来は明るいな」とつぶやいていました。
中学生感想
 おじぃさん、おばぁさんへ。先日は僕達に沖縄の話をして下さってありがとうございました。

 おじぃさん、おばぁさんの話を聞いて「戦争」の事とか「辺野古に基地が出来る」とか「今日本が危ない」という事を知り、僕はだんだん恐くなってきました。でも耳をそむけ手はいけないと思いました。

 僕達のために大切な時間を使って下さって本当にありがとうございました。
 おじぃ、おばぁへ。この度はありがとうございました。

 おじぃおばぁの話はとてもリアルで人事には感じられませんでした。特にドキッとした事は「いじめ」の話。

 いじめを受ける人、いじめをする人、いじめを見て止められない人。僕はいじめを見ても止められる自身がありませんでした。なぜなら幸喜おばぁの言うとおり、今度は自分がやられると思ってしまうから、だけどおばぁの話を聞いて、もっと勇気を出さなくては、と思いました。

 おじぃの話では、生き物のことについて考えさせられました。さんごというとてもきれいで大切なもの、沖縄では辺野古にしか住んでいないジュゴンの親子の事。絶対助けたいです。一緒には活動できませんが、自分達の地元の皆にもたくさんの事を伝えることから始めたいと思っています。

 色々、話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
イラク・バグダッドの空の下で思ったこと  まよなかしんや
最大の印象は子ども達が明るくって、元気で、人なつっこくって、瞳がイキイキと輝いて、接しているだけでたくさんの元気をもらった。

私たち沖縄から来た者たちに暖かく接してくれた子ども達やイラク民衆の頭上に砲弾を落とさせてなならないと、今、強く、強く思っている。

この12年間で、街はすっかり復興していて、一見物資も豊富であるが、内実は大インフレで貧富の差が拡がり、街にはストリートチルドレンがあふれ、庶民の生活は苦しいようである。

湾岸戦争の後遺症、白血病や小児ガンで苦しむ病院を訪れたが、あまりの悲惨さに言葉を失ってしまった。
 経済制裁で医薬品などが足りず手のほどこしようのないまま、入院中の子ども達が75%も生命をおとしている、とのことである。

子ども達やイラクの民衆と街頭や幼稚園で歌や踊りを通して大交流したが、とってもとってもノリがよくって圧倒されてしまった。

12年前、在沖米軍がイラクの民衆を殺し、今、また、沖縄の米軍基地がイラクの民衆を殺そうとしているが、私たちは、イラク訪問の体験を内外にアピールして、断固、イラクへの攻撃を阻止したい。タゲエニチバラナヤ!
バグダッドにおけるおもな行動報告
我々の行動は観光省の役人(と称する者)が同行、写真撮影などを監視

1/13 夜沖縄を出発 → /15の夜バグダッド着(32時間かかった)
1/16(木) 午前 アメリアシェルター訪問 25,000DNR=約12ドル寄付
             赤新月社訪問、総裁と面会、18日の病院訪問の許可を受ける。
         午後 夕方、革命広場でゲリラ的アピール行動@展開(15〜20分)
         夜  革命広場で2度目のアピール行動A展開(15〜20分)
 /16 深夜〜1/17未明 
            湾岸戦争20周年糾弾デモ
            イラク国営放送で「オキナワ・ジャパン」と紹介し放映(1〜2分)
1/17(金)金曜日はイスラム安息日で施設訪問はなし
1/17(金) 午前 バビロン遺跡訪問
         午後 郊外カルバラのモスク訪問、ビスケット等配布するが途中で中止
          夜  街頭でアピール行動B

1/18(土) 午前 サダム教育病院訪問、寄付・お土産は断られる
         午後 イスタン・シリア大学構内でアピール行動C展開
             森住氏からイラクや国際情勢について聞く
         夜  革命広場でアピール行動D展開
1/19(日) 午前 幼稚園訪問、保育園・幼稚園訪問
         午後 民族博物館見学、市場視察兼買い物
          夜  街頭でアピール行動E展開

1/19夜中(1/20未明)アンマンへ、そして1/20(月) ドバイ、関西 帰沖する




1月27日(月)
うららちゃんのジュゴンの家日誌
1月22日(水)
恩納村で民宿をはじめた湊さんが来ました。
浦添・アメリカ領事館前での座り込みの事やイラクから帰ってきた派遣団の事を話しました。
日々の暮らしでいっぱいになってしまうと、気持ちをどこかに置いていきそうな気がする、戦争に反対する自分の気持ちを確かめるためにも、なるべく外に出て行く(活動に参加する)ようにしている、と湊さんは話しました。
「基地反対、戦争反対とあからさまに言わなくても、自分が意志をもってきっちりとした姿勢でいれば、それはちゃんと相手に伝わる、正しい事を声を大にして言う事だけが相手に伝える方法ではないよね。人と話すとき、伝えたい気持ちはもちろんあるんだけど、相手がどう受け取るか、相手の気持ちを考えて話さなきゃ、と思ってる」
 港さんと話して、(伝えようとしてがんがんしゃべる時も必要だけど、)大事なのは地道な姿勢だよなぁ、と思いました。それと、喋れる内容を自分の中に蓄えなければ。
 
アルファさんとはるちゃんとTさん(常連さん・女性)が来て、今日は賑やかでした。
Tさんからはタンカン(もうタンカンの季節なのか!たんかん狩りに行きたい!)の差し入れが。ありがとうございます。
甘くておいしかったです。
 
1月23日(木)
けんさんが来ました。イラク行動・アメリカ行動の写真を見せました。「すごいじゃん。世界は広い!沖縄はちっちゃい事にこだわりすぎだよ!お金がどうとか、十五年使用期限がどうとか、みみっちい!基地は撤去!!それでいいのだ!!
北朝鮮も核問題でもめているけど、僕の国も核を捨てますよ、あなたの国も捨てましょう!!とおたがいにそういう風にすれば、世界はもっと素晴らしいのに。国のリーダーがそういうやつじゃないからなぁ」なんだか改めてけんさんのすごさを感じました。
 
1月25日 1月26日
チョムスキーの映画を観て来た千鶴子さん
沖縄を出て本土で頑張る藤中さん。
「命の海」を買っていってくれました
ともちゃんから趙博さんのライブのチラシとチケットを預かりました。
第一部がライブ、第二部は“歌うキネマ”「ホタル」。名護での公演は2月11日(火)です。
晋くんの「命を守る会」日誌
「また絶対来ます!」と浦添の中学生から差入れのお菓子 おじぃからの大根とにんじん
小禄さんが「てびち汁」を昨日から煮込んで持ってきてくれました
コラーゲンたっぷりでぷりっぷりしていておいしいー!
1月25日

 浦添から中学生がお母さんときた。
 その女の子は学校の総合学習で基地がテーマで、環境問題担当だそうだ。
私自身は基地に反対なのですが、小学生の時の基地が近くにあるからクーラーや二重窓があったりして、賛成、反対どっちなのかよくわかりません」とその子が言った。 
 祐治さんは「賛成、反対の区分で人を判断してはだめだよ、自分の素直な気持ちに答えるためには、そ
ういった総合学習を通して勉強し、過去、現在を知っていった方が良いよ、そうする事で自分のこれからの人生の本当のテーマが見つけられるよ。がんばってね、後はこのお兄ちゃん(晋)に話を聞いてね」と。僕に交代になりました。

 
僕は「確かに、学校は基地が出来てからクーラーや二重窓になったのかも知れないけど、昔、基地が出来る前の浦添がどうだったのか、浦添のおじぃやおばぁに聞いてみてほしいんだ。今、浦添には海が無いよね?(浦添は基地に海を全部、取られています)昔、海があった頃は海で漁をしたりして魚を獲って生活していたと思うんだよ、その頃は海風で涼しくてクーラーも要らなかったはず。それに騒音に耐える二重窓も要らなかったんじゃないかな 
 「私もそう思います。今、この辺野古だけじゃなくて浦添でも軍港を作ると聞いてとっても嫌なんです。埋め立てたらジュゴンはどうなっちゃうんですか?」と中学生。 
 「この辺野古を埋め立てたらジュゴンは沖縄にも住めなくなっちゃうと思うよ」。 
 「でもね、1人でもこの基地の事を間違っているという人が要ればこの基地建設はとめられるかも知れないんだよ。これからはおばぁじゃなくてあなたみたいな中学生が必要さ」とたえおばぁ。 
 「うん。私の同級生達は基地の話になると皆、基地はいらないって言います。私達ができる事を考えたいと思います。ありがとうございました。また来ても良いですか?」と中学生。 
 「もちろん!」
ジュゴンの家には具志堅千鶴子さんが来ていました。「この間チョムスキー(アメリカの学者、アメリカの対テロ戦争に反対している人)の映画をみてきたのよ、」と興奮気味、ワシントン行動の写真を見ながら「チョムスキーの映画でも人々は前進していると聞いて本当に希望がわいたわ」と話してくれました。今日、中学生が守る会に来てくれた話をすると、「名護市の総合学習は福祉ですって!名護の問題には一つも触れようともしないのよ。上(教育委員会)から圧力があるから何も言えないのよ」と千鶴子さん。
 
ワシントン行動、今日の反応
 
たえおばぁ「あきさみよーなーなー。これだったら基地も無くせるかもしれないさぁ。(22年間ホワイトハウス前に座り込んでいる人の写真を見て)はぁーー、泣けるねぇー。こんなに、がんばっている人がいるんだな。6年間なんてまだまだってかんじさぁ、やっぱりどんなに年をとろうがわったーは基地建設の時は工事を絶対させないさ!人柱になったって止めるよ!」。


1月26日

 沖縄の大学生が来ました。大学の「平和学」という授業で研究レポートを宿題として出
されているのだそうです。沖縄の大学ってすごいな、「平和学」っていう授業は他の県では有るのかな?
 藤中さん(元、琉球大学生)が久々に来ました。「イラク攻撃反対の座り込み(領事館前)に行ってき
たよ」と藤中さん。ワシントン行動の日誌を見せると「へぇーーすごいな。戦争を止められるよ、これなら」と言っていました。
 今日、最後に守る会に来られた方にもワシントンのことを話すと涙ぐみながら何も言わずにきつく握手していきました。明日かも知れない、一ヶ月先かも知れないと言われている戦争を絶対にやめさせなければ、そう思っているように感じました







1月25日(土)
第77回 金曜集会
これから東京に行く夏芽さんが徹夜で作った、イラクで撮ってきた写真パネルがフェンス前に並べて展示されました。
夏芽さん
イラクでのお金の単位はイラクディナール。250イラクディナール紙幣の一種類しかありません。
50ドルを両替すると、30センチの札束になります。とても財布に入らないので、私達はそれをリュックに入れて歩きました。パンは200ディナール、何十枚とお金を使ってFAXを送るのに、そのお札一枚でおつりが来るパンが、イラクの人達には買えないんです。
労働者のおじさん達が食事している所を通りかかったら、「一緒に食べよう」と誘ってくれました。おじさん達の食事を見ると、トマトが6つと、パンが1個。それでも分けてくれようとする。急いでいるので、とその場は断ったが、1口でも食べればよかったと思っています。
富見山さんの車椅子を押して歩きました。イラクの人達の目がとっても優しかった。こちらでは、目を逸らしたり、車椅子の人をあわれみの目で見たりするのをよく目にしますが、あんなに優しい目で車椅子の人を見る人達を見たことがない。イラクの人達は、とても弱者を大事にしています。
小児病棟を訪問しました。外国から来た何人もの人達が病院を訪れ、写真を撮り、帰っていく。何をしてくれるわけでもない。みんな醒めた目で私達を見ている。が、あいさつをすると、きちんと返してくれます。・・・
私はキリスト教者だけれども、イスラム教は素敵だなぁ、と思いました。
宗教の違いにこだわることなんてない。
イラクはイスラム教を信じている恐い国だ、なんてイメージはとんでもない、とても優しい人達だった。
イラクはもともと、豊かな国でした。今、イラクにいる日本人に、退避勧告が出ている。戦争が起こったらまともな医療が受けられないから帰ったほうがいいと。今はバグダッド以外の都市にですが、今月中にはバグダッドも含めてイラク全土に勧告が出されると思います。イラクに医療品がないのは経済制裁のせいです。アメリカや日本がやっていることです。自分達がそうしているのに、「医療品がないから」、戦争をしかけようとしているくせに、「戦争になったら?」 何を言っているのか。
世界各国がアメリカのイラク攻撃に反対する姿勢を見せています。この戦争を、とめられるんじゃないかと思っています。
(夏芽さんは、2月8日にパレットくもじ前で、イラクで撮ってきた写真の写真展をやるそうです。)
桑江さん
断食最終日を終えて、反応はどうだろう、と、沖縄市の役所の中を顔をさらすようにぐるーっと歩いてみましたが、何の反応も無い。ある人が、「桑江さん、やせたんじゃないの?」と話しかけてきました。「そお?ダイエットしたの。」と答えておきました。沖縄市役所、こんなことでどうするのだ! しかし、たった1人だけ、「桑江さん、大丈夫?」と心配して声をかけてきました。多分新聞で見て知っていたんだと思います。この1人のことだけを、胸に留めておきたいと思います。
又吉さん
もっと運動を盛り上げていきましょう!
これからどうやって運動を作っていったら良いのか、女性が膝をわって話し合う場を作りたいと思います。
金城さん
家族に支えられました。次女は、「座り込みをしたのは、私のお母さんよ!!」と学校で言っているそうです。しかし、韓国でまた事故が起こったことを思うと胸が痛いです。喜んでばかりもいられません。
悦美さん
戦争に行かされる米兵にむけて、参戦を拒否するよう働きかけをしたいと思っている。
金曜集会有志で英語のビラをつくり、「あなたは人としてこの戦争をどう思うのか」という事を問いかけたい。米兵からの電話を受け付けるホットラインも用意する。北谷で米兵に向けてこのビラをまきます。
セツさん
名護でも集会を持ちたいと思います
山田さん 真喜志さん
イラク派遣団の報告会を開きたいと思っています。
修さん
座り込みをしていた時、小学生の男の子が一緒に座りました。横断幕に、「爆弾を落としたら何十人もの人が死ぬ」と書いたので、「爆弾を落とされたら、何十人では済まないでしょう。広島・長崎に
原爆を落とされて、何人の人が殺されたのか、私も知らないから、調べてきて教えてください。宿題ね」と言いました。しかし、来るたびに、「今日もやってこなかった」「今日も忘れたー」と言って、最後の日に、「宿題やってきた?」ときくと、「明日、調べて教えにくる」と言う。「明日はみんなもうここにはいないよ。今日が最後の日だよ」と言うと、「じゃあ、あそこの木(金曜集会をやっている歩道に植えてある木)に、メモを書いて貼り付けとく!」と言う。今日来てみたら、ほんとに貼り付けてありました。読みますと、「700万人かも」と書いてあります。ほんとにやってくれた。みなさんに報告しておきます。
ジュゴンの家からもアリちゃんたちのアメリカ・ワシントン行動の報告
「写真を見せて!」「一部下さい!」と、持っていった写真速報を見ていました。
これから東京の集会に行く夏芽さんは、「そこで見せてもいい?」と言って、写真速報を何部か持って帰りました。
晋くんの「命を守る会」日誌
「命を守る会」のことを話すガイドの西尾牧師 基地にも聞こえるように おじぃも話す
1月24日
 命を守る会にワシントン行動の日誌をプリントアウトして持って行った。
金曜日のおばぁ(小禄さん、比嘉春子さん、大城ユキさんの三人)達は食い入る様にそれを見ていた


 おばぁ達の反応
 
春子さん「ワシントンー? この間テレビでみたさぁー、戦争反対の集会があったって。ええぇ!ジュゴンの2人が行って来たー?!あきさみよーすごいねぇー。50万人、いいねぇ、どんどんやらんといかんよぉ! すごいさぁ・・」
 
ユキさん「これはなんねー! 人ー? びっくりさ、こんなに集まるもんかね。ギター持って歌ったって、すごいさ。130名も署名が集まるんだから、絶対作れんよ基地は。また「命を守る会」にも来た事がある人とも集会で会ったって言うさ、また来てほしいね。二人(あり、よーこ)はいつ帰ってくるの、色々話しに来てちょうだいって言っておいてよ!」
 
信子さん「はぁー!ごくろうさんだねぇ、えらいねぇ。こんなにいっぱいしているんだから作れないよー基地は、戦争も止められるかもしれないねぇ。ほれ、皆さん見てくみそーれ、わったーも頑張らんと!」

おじぃ「こりは・・・・!!すごいね!ほほぉーーーー。ぜひコピーを頂戴ねぇ。うーーーん、そぉかぁ!」

西尾牧師(金曜集会でおなじみの)が訪ねてきたのでワシントン行動の日誌を渡しました。
 
西尾さん「いやー!すごいね!感動だね。2人にはカンパださんといかんなぁこれは。イラクからもアメリカからも帰ってこれて良かった。またがんばろう戦争をさせないために!」
  
アメリカワシントン行動は確実に沖縄の人達を元気にしています!



1月24日(金)

晋くんの「命を守る会」日誌
修学旅行生220人!!! おじぃから差入れの大根

1月19日(日)

なんちゃん(難波田さん)が守る会に来ました。ありちゃん、よーこちゃん、則子さんがワシントンに行っている事を話すと、「へぇーー!」と驚くナンちゃん。来月、「なにわのしま」という2人芝居をやるそうです。
          
 

1月21日(火)


守る会に来た人から「米軍はもう訓練ではなくて実戦に入っている。これからおこなわれる訓練はもっと実戦向けになりもともとやっていた演習は少なくなっているはずだ」との話。
祐治さんはこの頃アメリカに行っている2人のことを心配して、一時間に一度ぐらい「どうしているか」と聞きます。(もうすぐ帰ってくるから祐治さん待ってってね)

斉藤さんが来てこの間、辺野古の海で撮った写真を見せてくれました。辺野古の海はきれいです。でも悲しい事に斉藤さんがジュゴンの食み後(ジュゴントレンチ)だと見せてくれた物は水陸両用車の演習の跡で、(ジュゴンの食み後とはまったく違うキャタピラの後があったので)その跡は写真のいたる所に写っていました。辺野古の海はきれいに見えてとても傷ついていると思いました。
 
 
 
1月22日(水)
久しぶりに花こま劇団の藤尾さんが来ました。イラク派遣団の話やアメリカにありちゃん、よーこちゃんが行っている話をすると藤尾さんすごくうれしそうに「元気になりました」といって帰っていきました。よかった!
 

1月23日(木)

修学旅行生220名、祐治さんと一緒に四回ぐらい高校生に話をしました。
 
「こんにちわ。僕は命を守る会の事務の手伝いをしている富田晋と言います。
年齢から言えば皆さんとそんなに変わりません、18才です。高校一年生の時に東京から沖縄に来まし
た。
沖縄にいるジュゴンを実際にこの海で見て、いろいろな事に関わる中で「命を守る会」のおばぁちゃんたち
と出会い、
今ここで、手伝いをしています。
 辺野古では、新しい基地を作ろうとする動きがこの6年間続いています。しかし、一本のく
いも打たせていません。
それは名護市で行われた「基地がいるか、いらないか」という「市民投票」で「いらな
い」と
名護の人々が答えを出したからです。その答えがあるにも関わらず、
今年の4月から基地を作
るための海底調査を政府は行なおうとしています。
 この海は辺野古の人達にとっても、僕達にとっても、とても大事な海です。
戦中も戦前も戦後もず
っとこの海に助けられて生きてきたとおばぁちゃん達は言います。
「だから私たちにとってこの海は命の海な
のさ、なんで座り込むかってあんた達のためよ、
これからの世代にこの海を手渡したいんだよ」と。
 

 おばぁちゃん達は平均年齢75歳です。毎日腰を上げるのもつらいおばぁちゃん達が
ひょっこりひょっこり歩いて
事務所までやってきます。本当にもう無理の出来ない体です。
この世代の人達はもう充分に平和を作
るために努力してきました、
そろそろバトンタッチをしなくてはいけないんじゃないかなとぼくは思
っています。

 米軍基地があるのは沖縄だけではありません。日本の内地にもあるし、韓国にもあります。
国ではあのワールドカップが行われている最中に女子中学生2名が米軍の演習中の装甲車に
き潰されるという事件が起きました。
 それに対して同級生の友人達数百名が基地の前に座り込んで抗
議を続けています。
皆さんも隣にいる友達がそういう事件に巻き込まれたらどう感じるか考えてくだ
さい。

沖縄もいつでも同じ事が起こりうる状況にあります。今までも同じ様な事件が起こって
います。
米軍は韓国の事件でもまったく謝罪をしていません。
 今、テレビではイラ
クの事がしきりに流されていますが、謝罪しないのは戦争の前になると実戦訓練が多くなり、
こういっ
た事件、事故が多発する事を米軍が知っていて、いちいち謝罪と賠償をしていたら戦争が出来ないか
という理由が見え隠れしています。この基地はそういった戦争にあわせて作られようとしています


 だから戦争をする様な状況を変えていかなきゃいけないと思います。
皆さんも
帰ったら周りの人達に沖縄で感じた事一つでいいです。つたえって下さい。
そうする事が新しい基地を作らせない事につながっていきます。

 東京の高校生は基地に反対する署名を1572筆も集めて名護市に提出しています。
アメリカでは1月18日に戦争反対の大きな集会がありました。ワシントンでは50万人の人が集まりました。
基地建設も戦争も必ず止められます。
それがお
 
ばぁ達の支えにもなります。よろしくお願いします」

皆、真剣に聞い
てくれ良かったのですが、この文章ちょっとかたいな。アドリブを入れながらやりましたが。 
明日は金曜のおばぁにアメリカ行動のホームページを見せて説明する。ビデオの上映会もしたーい早くコピーをーー!!ってそう簡単じゃないんだよね、なるべく早くお願いします。
あおいほし劇場 第一回公演2人芝居「なにわのしま」
日時: 2月21日(金)夜7:30 
       22日(土)昼2:30 夜7:30
場所: 名護市労働福祉センター 2F
料金: 前売り1000円
     当日1200円 高校生以下500円
  

劇団員(役者、スタッフ)募集

「あおいほし劇場」は即興から創作劇
を作り出す現代演劇の劇団です。
劇団員を募集します。
                            
  ・とことん演劇をやりたい方  
  ・経験、年齢、性別不問
  ・名護市内での活動に通える方
  興味を持たれた方はご連絡下さい。

☆あおいほし劇場☆
рO980-55-2248(なんばた)
email aoihosi@mx16.freecom.ne.jp
HP   http://aoihosi.tripod.co.jp/
 

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