ジュゴンの家・日誌
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沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/

琉 球 新 報   http://www.ryukyushimpo.co.jp/

同基金への協力は  琉球銀行 普通口座
口 座 番 号   23−130
口 座 名  西 陽子 まで
4.2 2002年の頁 4.4


4月25日(木)

うららちゃんのジュゴンの家日誌
4/24(水) たんかん農家の大城さんがいらして、着物のような生地でできている中国風の豪華な敷物などを買っていってくださいました。毎週水曜日に来ている新城さんが来店し、茶色の薄いブラウスや、半そでのセーターをお買い上げくださいました。今日は棚の整理をして、布や子供用のゆかたなどを品出ししました。夕食はピーマンの肉詰めでした。今日は雨が降って蒸し暑い1日でした。
映画の感想・・・23日の夜、「梅香里」の西山監督が作った韓国のドキュメンタリーを見に行きました。韓国には徴兵制度があり、男性には27歳までに2年半の軍隊生活をしなければならないという義務が課せられています。スポーツという夢がある若者たちも「尚武」という韓国軍体育部隊に入れなければ、軍隊の訓練の毎日を送らなければならず、好きなスポーツの練習をすることができず、勘を失っていってしまうそうです。軍隊を卒業してから夢だったスポーツ選手になるのはすごく難しいそうです。このドキュメントを見て私は、戦争のための軍隊の徴兵制なんかで、若い人達の夢や可能性をゆがめないで欲しい、と思いました。軍隊がなければ夢や自分の好きなことに打ち込んで、いろんな可能性があると思うのに。
晋くんの海の家日誌
4/24(水) 東海岸はあいにくの大雨。午後から辺野古の命を守る会へ行きました。守る会の今日の当番は、守る会最高齢者ヨシおばあ(90歳)なんと、生まれてこのかた病院に行ったことがないそうです。「私の病院は畑よ!いつも元気にしてくれるさ」とヨシおばあ。戦争の話や99年にキャンプシュワブの土地の契約を拒否した時の話をしてくれました。
 辺野古は戦時中から海人の間では良い漁場だと知られ、離島からも海人が来たそうです。(島田善次牧師も海人の時に来たことがあるそうです)その頃の辺野古の話をヨシおばあが色々としてくれました。「辺野古にキャンプシュワブが出来るという話が出た頃、辺野古では大騒ぎになった。でもお金が下りてくるという話を知って、多くの人が目の色を変えて賛成した。私達の土地もシュワブ内にあったから、お金が入ってくる。しかし、本当にそれが正しいとは思えなかったのさー。今まで本当に色々な幸せをくれた畑を手放すという事が何の正しさがあるのか理解できなかったからね。99年にキャンプシュワブの土地の契約を迫られた時、家の旦那は拒否したのさー。だけれど、周りの圧力から契約せざるをえなかったんだけどね。今度新基地なんかできたら、この基地(シュワブ)も99年どころでなく、永遠になってしまうさー。絶対あきらめないで反対するよ。子供達も応援してくれているよ!」
沖縄タイムスから、1コマまんが

米軍機、今度は風防ガラス落下/中部3市町、再び抗議 2002年4月25日 木

 【嘉手納】24日午前、沖縄本島の南東約80マイル(約129キロ)の海上で訓練中の米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機から風防ガラスが落下した。この事故を受けて嘉手納基地を抱える沖縄市、北谷町、嘉手納町の首長らは「気の緩みがあるのではないか」「被害がないからいいという問題ではない」と抗議の声が上がった。嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)は25日に米軍に対し抗議行動を行うことを決めた。照明弾落下事故を受けて23日に抗議決議をしたばかりの嘉手納町議会も25日、基地対策特別委員会を開き、再び抗議行動を行う方向で協議する。

 風防ガラスを落としたのは同基地第18航空団67戦闘飛行隊所属のF15D型機(二人乗り)。米軍は「訓練中に洋上で紛失した」と説明しているが、落下地点や原因については調査中として明らかにしていない。風防ガラスは強化プラスチック製で長さがおよそ二メートル、幅一メートル。操縦席後部で機体と接合した部分が可動して、操縦士が乗り降りする。

 目撃者によると、この日は午前7時半ごろからF15が訓練を開始。そのうちの一機が午前8時半ごろ、沖縄市方面から飛来し、風防ガラスのないまま嘉手納基地に緊急着陸した。他のF15戦闘機が近くを飛んで着陸をサポート、滑走路には消防車7、8台が出動して、緊急着陸に備えたという。事故後、F15の訓練は一時中断されていたが、午後1時すぎに再開された。

 三連協会長の仲宗根正和沖縄市長は「照明弾の事故も全機の確認をしているという中での事故で、何をかいわんやだ。三市町が一緒になって厳重に抗議したい」と厳しい表情で話した。

 事故を受けて三連協は午後3時半から嘉手納町役場で幹事会を開催。25日午前に嘉手納基地司令官と在沖米四軍調整官に、抗議行動を行い、原因の究明と公表を申し入れることを決めた。F15の照明弾落下事故の調査結果の報告も米軍からまだ出されていない中での事故に、担当者らは「もう待つことはできない」と度重なる落下事故に怒りを隠し切れない様子だった。

米軍関係者の輪禍急増/県警調べ 2002年4月25日 木

 米軍人・軍属・家族など米軍構成員等の運転する車両が原因となった交通事故が急増している。県警のまとめによると2001年の交通事故発生件数は89件で、前年の41件と比べて二倍の増。5日には、那覇市内で米軍トラックによる玉突き事故が起こっている。

 01年の全交通事故発生件数は5115件で、そのうち米軍構成員等の交通事故件数は1・7%に当たる89件だった。これは00年と比較すると、全体で821件増、米軍関係で48件の増となる。米軍構成員に限ると、交通事故による負傷者は124人で78人増だが、死者はゼロで三人減だった。

 1997年からの5年間では、全交通事故件数は年々増加。米軍構成員等による交通事故は4年間は30件から40件で推移していたが、昨年は急増した。

 県警交通課によると、県警では交通事故が起こった際には、米軍側と共同で交通事故防止キャンペーンを展開したり、新兵に対する交通講話を行うなどの対応を取っている。また、昨年から米軍側に早めのライト点灯を呼びかけた結果、米軍車両はライト点灯を実践しているという。

 それでも交通事故が増加していることに、同課では「交通事故増加の直接の理由は分からない」とし、「結局交通事故の発生はドライバーの意識の問題。県民であろうが米軍関係者であろうが変わりはない。運転の基本を守れば事故は防げる」と話している。


4月24日(水)

西山監督のドキュメンタリー映画上映会素顔の韓国を知る
今日は名護で、西山監督のドキュメンタリー映画の上映会がありました。
2本立てで、ひとつは闘牛を通じての韓国人と日本人の交流を描いたもの、
もうひとつは、徴兵制とサッカーをテーマにしたものです。
映画のあとには、沖縄の大学に通っているキムさんが、徴兵の体験を話しました。
うららちゃんのジュゴンの家日誌
4/23(火) 今日は、「梅香里」の監督、西山さんが来ました。ケンさんも来店し、有事法制の話や、保安処分の話をしました。「精神障害者に対する差別があるけど、精神障害者と誰が決めるんだ。みんな精神障害者かもしれないじゃないか」と西山監督は言っていました。監督の話を聞いていて、こういう風に見ている人もいるんだなぁと思いました。
晋くんの海の家日誌
赤飯にぎりをご馳走になりました はつよさんから、戦時中の話を聞きました
4/23(火) あつ〜い浜辺で掃除していると、沖縄市から来たというおじさんに声をかけられました。ジュゴンの話をしながらゆんたくしていると、おじちゃんは「沖縄市長選負けてくやしいなと思っている。僕はあの干潟のすぐそばに住んでいるので、干潟を失いたくない。今日は会えてよかった。あきらめないよ。だから、辺野古のおばあにもあきらめないで下さいと伝えて下さいよ!」と話してくれました。2万24人もの人が反対しているんだもの、干潟は絶対なくさせない、そう思いました。僕も会えてよかったです。一緒にがんばりましょう!チバリヨー!!その後には、名護市内に住んでいて、ジュゴンの家も知っているという家族連れの人が来て、ハーブティーと赤飯にぎりをご馳走になりました。「ジュゴンの家に来てくださいね」と声をかけました。
 午後、辺野古へ。命を守る会へ行くと、吉田さんとはつよさんがいました。はつよおばあは、戦時中、10歳の時からの話を色々としてくれました。「戦争は絶対繰り返しちゃいけない!私は正しい事をしているから堂々と新しい基地にはNOと言っているよ。いつも孫に勇気づけられているのさ。「おばあ、がんばって。私達のために」って言ってくれるよ。だからもちろんがんばっているよ!」ハキハキと喋るはつよおばあに圧倒させられました。ジュゴンを見た時の話やさっき会った沖縄市に住んでいるおじちゃんの話を僕がすると、うれしそうに聞いてくれていました。帰りにはつよおばあからポーポーと芋をもらいました。ありがとうございます!!

「間に合うのだろうか」 知念ウシ(むぬかちゃー) 2002年4月24日 水 沖縄タイムス朝刊

 法学部の学生だったころこんな話を聞いた。

 ある学生が言う。「裁判官になり違憲判決を書いて世の中をよくしたい。しかし最初からそうしていたら出世できず、小さな裁判所にまわされ社会的影響力を持てないまま人生が終わってしまう。だからまずは合憲判決を書いて出世して最高裁判事になり、それから違憲判決を書く」。けっこう多くの学生が賛成した。

 それに対して教授曰く「君たちは感性というのを甘く考えすぎだ。感性とは初めからそこにあるものではなく、鍛えられ、つくられていくものだ。合憲判決を書き続けていれば最高裁に入るころには、違憲判決を書ける感性などとっくになくなっているだろう」

 出世したい彼が出世のために自分でも間違っているとわかりながら書いた判決で不利益を受ける人はどうなるのだろう。出世したいと合憲判決を書き続けて結局、最高裁入りも何も出世しなかったらどうなるのだろう。

 ところで、今の日本は周辺事態法をもち、アフガニスタン戦争に出兵し、そして有事法制を成立させようとしている。次にくるのは憲法の改悪、徴兵制だろう。戦争国家まっしぐらだ。

 人びとは言う。「戦争には反対なんだけど、仕事が忙しくて反対運動に参加できない」「戦争には反対なんだけど、今の反対運動って魅力がないからしない」「戦争には反対なんだけど、反対運動ってなんかこわくってできない」「戦争に反対だから何か反対運動したいけど、やるからには効果的なことがしたい。でもそれが何かまだわからないから今はやらない」「戦争には反対なんだけど、自分なりに平和について考えていきたいから、反対運動はしない」「戦争には反対なんだけど、今の私には社会的影響力はない。もっと出世してから行動する」「戦争には反対なんだけど、もっと戦争論や有事法制について勉強してから反対運動はしたい。だから今はしない」

 今既に自衛隊の軍艦はインド洋にいる。

 間に合うだろうか。

米軍F15、風防ガラス落とし緊急着陸/嘉手納 2002年4月24日 水

 24日午前9時ごろ、嘉手納基地に操縦席の風防ガラスのないF15戦闘機が緊急着陸した。那覇防衛施設局から県に入った連絡によると、同日午前、沖縄本島の南東海上80マイル(約129キロ)の上空で風防ガラスを紛失し、嘉手納基地に帰還した。

 到着後、二人の操縦士は健康診断をしたが、異常はなかったという。那覇防衛施設局の照会に対し、嘉手納基地渉外部が正午前に回答した。

砲弾21個を回収/浦添市経塚の街路工事現場 2002年4月24日 水

 【浦添】浦添市経塚の県道153号の街路改良工事現場で見つかった防空壕の砲弾の撤去作業が24日午前10時から始まり、陸上自衛隊不発弾処理隊が壕内から照明灯18個、手りゅう弾二発、小銃弾一発の合わせて21個を回収した。県土木事務所、浦添市防災係、市教育委員会、浦添消防署、浦添署の関係者が現場を訪れた。

 現場は浦添市経塚の塔付近、県道153号の真下の橋りょう整備現場。県中部土木事務所によると、壕の入り口付近は砂岩で地質がもろく土砂などが崩れ堆積しているが、中は岩盤が固く安定しており、崩落など真上を走る道路への危険性はないという。このため交通規制はしていない。

 防空壕はH型の通路から成り、中央通路はカマボコ型で高さは1・8メートル、幅は二メートルほど。戦時中の遺跡調査で現場を訪れた浦添市教育委員会文化財係は「付近は丘と谷がいりくんだ地形になっており、隠れるのに適した場所だったのでは」と話した。

 今後、県土木事務所は壕内三カ所に点在している人骨の収骨作業に向け、壕内の地中に埋まっていると推測される不発弾の磁気探査の実施などを検討することにしている。

写真説明:浦添市経塚の県道153号の改良工事橋梁整備現場で見つかった防空壕から砲弾などを運び出す陸上自衛隊不発弾処理隊員ら=24日午前10時半ごろ


4月23日(火)

西山監督のドキュメンタリーを名護で上映!!


第2回ドキュメンタリー上映市民講座 〜地域社会が抱える諸問題について考える〜
素顔の韓国を知る
前編●韓国軍体育部隊サッカー部 〜徴兵制と若者たち〜
後編●韓国闘牛物語

2002年4月23日(火)
開場⇒pm6:30,上映⇒pm7:00〜10:00
場所:大中区公民館ホール
【入場料】大人¥200/学生¥100
講演●西山正啓監督

問い合わせ先●ドキュメンタリー上映市民講座実行委員会
TEL/FAX.098−858−7902
メールでのチケット予約も受け付けます→→→E-Mail nagoyobi@hotmail.com

医の今

■第3部 患者に添ってF
白衣考(6)地域の“場”効果的に
2002.4.23 沖縄タイムス朝刊
調理や接客など、食堂営業に関する仕事の一切に
励む「あごら」のメンバー=那覇市首里儀保町

 精神科医の知念襄二さん(54)が「福の木診療所」を開設したのは生まれ育った那覇市の住宅街。開設したころ、「内科」「小児科」など他科に比べ、「精神科」の診療所は極端に少なかった。

 不便な場所に建てられていることの多い精神病院に行く重さ、不便さ。この病に対する偏見・差別を取り除くためにも「街中」にはこだわった。

 診療を始めると、「年休」をとることもなく仕事帰りに立ち寄る患者もいた。が、2週間、あるいは月一度の通院以外はすることがなく、家に引きこもっている患者も少なくなかった。

 それを打開するために病院や保健所などで実施しているデイケアを始めることにした。

 心病んだ人たち自身がお互いに悩みを打ち明け、話し合う。ゲームやスポーツ、趣味を楽しむ。そういうことを通して生活リズムを整えることが狙いだ。

 しかし、次のステップとして就労の場に送り出しても、頑張りすぎてしばらくするとつぶれる。その繰り返し。「デイケアから就労には直結できないと考えるようになった」と知念さん。

 そのころ、ちょうど診療所道向かいの店舗が空いた。借りて改造し、レストラン「ザンギリス」をオープンした。

 デイケア、作業所「あごら」、事業所としての「ザンギリス」。これらの“場”はどう活用されているか。

 例えば、小百合さん(仮名)。彼女は高校時代に発病し、病歴25年。中部の精神病院に通院しているが、福の木診療所にデイケアがあることを知り、通うようになった。その後「あごら」へ。3年近い「訓練」を受けた後、職親制度を利用してザンギリスで働く。

 「職親」。正式には「通院患者リハビリテーション事業」といい、通常の就労が困難な通院中の精神障害者を県が事業所に委託して、生活指導、社会適応訓練などを行う制度のことだ。

 「職親」を終了した小百合さんは昨年末、居酒屋に勤務した。しかし、あまりの忙しさにダウンする。慣れていたザンギリスに戻りパート勤務に。「目いっぱい働いたのがよくなかったのかもね」

 現在、週2回はザンギリスで、週末の2日は一般のレストランで勤務している。デイケア、あごら、ザンギリスの柔軟な活用で「視野が広くなり、仕事への緊張感も出てきた。人間関係の取り方もうまくなったと思う。それに就職してもつまづいたら戻れる場所があるから余裕が出たよね」。

 敏さんは、25歳で発病して病歴30年。週5日、同診療所のデイケアを活用している。客としてよく利用しているザンギリスで会った。

 「発病したころは診療所なんてなかった。兄弟に連れられて病院に行き、即入院ですよ」

 調子がいいと通院を中断するため、入退院の繰り返し。「通院イコール入院」の考えを断ち切ることができなかった、と自身を分析する。

 「ここでは病気に関係ない、いろんな話ができる。自分が普通の人って気持ちになれる」とも。

 生活リズムの訓練、仲間との交流、一般の就労の場への挑戦。小百合さんは、入院することがなくなっただけでなく、数年も「充実した」生活が続いていると胸を張る。敏さんも最後の通院から12年目を迎えた。

 診療所を核に「場」が広がりつつあるのは、地域の人たちの支えも大きい。敬老会や地域のイベントによく声が掛かる。

 儀保町自治会長の安里積貞さん(79)を訪ねると、開口一番「ノーマライゼイション(障害のある人を特別視しない)でしょ?」との言葉が出た。

 「近所同士。ドクターのオヤジさんもよく知ってたしね。『あごら』の皆さんには敬老会などに踊りもやってもらったりして、地域の活性化にもなってますよ」

 那覇市識名に2つ目の作業所「リサイクルショップ はんたぴあ」も開いた。診療所近くのたこ焼き店「たこちゃんハウス」も、障害者に理解の深い事業所経営者との連携プレーで、新たな活用の場になりつつある。

 知念さんは「患者の置かれている生活事情がつかめないと効果的な治療は難しい。あごらなどを活用することで、患者が願望や空想でなく現実的な自分の力を知る。また、ステップアップする目標ができることで責任感や社会性が身に付く」。

 「はた目には医師が何をやっているのだろう、と見えるかもしれないが、僕としては昔からの入院中心の精神医療に対するチャレンジ」と強調した。(山城紀子・編集委員)


沖縄市長に仲宗根氏が再選
2002年4月22日 月 琉球新報

 【沖縄】泡瀬沖合埋め立て事業の是非を最大の争点とした沖縄市長選挙は21日投票、即日開票され、同事業推進を主張する無所属現職の仲宗根正和氏(65)=自民、公明推薦=が2万7418票を獲得し、事業の見直しを訴えた無所属新人の桑江テル子氏(63)=社民、共産、民主推薦=を4488票差で破り、再選を果たした。

 仲宗根氏は「若者を中心とした多くの市民から職場づくりに対する理解が得られた。事業に対する市民の合意が示された」と述べ、事業主の国、県と連携し、事業を推進していく考えをあらためて示した。

 環境への影響については「自然と共生していくことで進めていきたい」と話した。

 桑江氏は「(得票は)埋め立てに対する疑問や見直しを求める市民の声と受け止めている」と述べた。

 当日有権者数は8万8937人(男4万2507人、女4万6430人)。投票者総数は5万935人で、投票率は前回を8・04ポイント下回って57・27%となり、初めて60%を割った。有効投票数は5万348票だった。不在者投票者総数は3331人で過去最高を記録した。

 仲宗根 正和(なかそね・まさかず)1936年12月生まれ。沖縄国際大学卒。沖縄市総務部長、企画部長、東部海浜開発局長などを務め、98年市長に初当選。胡屋出身。

米軍機飛来に抗議伊良部町議会
「恒常化容認できない」<2002年4月23日 夕刊 1面>

 在沖米海兵隊所属のCH46E中型ヘリやKC130空中給油機が下地島飛行場に飛来した問題で、伊良部町議会(津嘉山浩議長)は二十三日午前、臨時議会を開き、米軍への抗議決議を全会一致で可決した。決議を受けた浜川健町長は米軍など関係機関に対する抗議、要請行動の意向を示した。

 決議では「県の強い自粛要請にも応じず、町民の声を無視し、相次ぐ飛来に懸念を持つ」とし、「強行着陸は、軍事演習の中継地としての恒常化を図るものとして、断じて容認できない」と二十二日の米軍機着陸を非難。同空港の安全性や円滑な運航を確保するため米軍機の使用が今後一切ないよう求めた。

 浜川町長は、答弁で「宮古圏域全体で反対という意思を示したい」とし、米軍機の同空港利用に反対するため、宮古の他五市町村の合意を取り付ける意向を示した。

 同町議会は昨年四月十七日に自衛隊訓練誘致決議を全会一致で可決。浜川町長は自衛隊の基地機能誘致に積極姿勢を示してきたが、同町長は民間機以外の目的で同飛行場を使用しないという『屋良覚書』について、「重みのある大事なもの」との認識を強調。「クリアすべき条件がたくさんある。自衛隊誘致も強行はしない」と述べた。

証明弾落下に抗議嘉手納町議会<2002年4月23日 夕刊 1面>

 米軍嘉手納基地上空でF15戦闘機が訓練用照明弾を落下させた事故などを受け、嘉手納町議会(稲嶺盛貞議長)は二十三日午前、臨時議会を開き、米軍に対して早期の原因究明・公表や再発防止の徹底などを求めた抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 決議では、照明弾落下事故で米軍が「基地内上空で完全燃焼し、民間地域に危険がなかった」と発表したことについて、「一歩間違えば住民地域に落ちて町民に被害が出た可能性もあり、事故の重大さの認識が甘い」と批判した。

 昼夜を問わず激化している米軍機訓練にも触れ、「居住地域上空で戦闘機の低空飛行が頻繁にある。極めて危険で、猛烈な爆音が平穏な生活を破壊し、町民の激しい怒りを引き起こしている」と指摘。(1)F15戦闘機の急旋回、急上昇、低空飛行の禁止(2)騒音防止協定の夜間飛行規制の順守(3)日米地位協定の抜本的改正―を求めた。

 同議会は同日、在沖米総領事館、県、外務省沖縄事務所、那覇防衛施設局に要請を行う。

有事法制、改憲で賛否憲法調査沖縄公聴会 2002年4月23日 火 琉球新報

 憲法について調査活動している衆議院憲法調査会(中山太郎会長)の沖縄地方公聴会が22日、名護市の万国津梁館で行われ、一般公募により選ばれた六氏が意見を述べた。憲法九条と有事法制に関し、四氏が護憲的立場、二氏が改憲的立場を明確にして意見が分かれた。調査会委員から陳述者への質疑も安全保障関連に集中し、沖縄の抱える基地問題の根深さをあらためて示した。同調査会の地方公聴会は仙台、神戸、名古屋に続いて四回目。

 意見陳述者は山内徳信(平和憲法・地方自治問題研究所主宰)、新垣勉(弁護士)、恵隆之介(ビジネススクール校長)、垣花豊順(沖国大法学部教授)、稲福絵梨香(沖大生)、安次富修(県議)の各氏。

 戦力の不保持などを定めた憲法九条の改定について、山内、新垣、垣花、稲福の四氏は、「悲惨な地上戦、米軍統治の苦難をくぐり抜けた県民は、平和を切実に求めている。国際紛争の解決は武力に頼るのではなく、平和的な手段を模索するべきだ」などと主張。恵、安次富両氏は、「在留邦人に不測の事態が発生した場合、自衛隊が救出へ行けないのはおかしい。国際紛争に対しても、国連などの活動に自衛隊が協力できるような体制を構築することが必要」と改憲を訴えた。

 九条と密接につながるとして取り上げられた有事法制の問題には、山内、新垣、垣花、稲福氏らが「沖縄戦で軍隊は住民を守らなかった。有事法制ができれば、同じように基本的人権が否定される」と反対を表明。恵、安次富両氏は「いざという時に備え、前もって自衛隊をどう動かすか決めておくことは大切」などと制定に賛成した。

 調査会委員らから意見陳述者に対し、日本の安全保障の在り方、自衛隊の存在意義、国際紛争への対処法、有事法制の必要性、日米安保条約などについて質問が相次いだ。また「改憲阻止」の垂れ幕を掲げた傍聴人ら五人が退席させられるなど、混乱する場面がみられた。

写真説明:公募で選ばれた6人の意見陳述者が発言した衆議院憲法調査会の沖縄地方公聴会=名護市の万国津梁館


4月22日(月)

4.21(日)
家族連れで海に遊びに来る人が
多かった
はつねさんにらっきょをもらいました
晋くんの海の家日誌
4/21(日) 瀬嵩は清明(シーミー・お墓参り)のため、朝市もやってませんでしたが、「晋はこんなに暑いのに浜にいるんかね?」と朝市のはつねさんとつるさんが心配してくれ、海の家に来てくれました。「ほれ、らっきょ」とはつねさん、つるおばあからも差し入れをもらいました。夏に向けてどんどん暑くなっていて、まだ4月なのに街の暑さは25℃前後、海の家夏対策を考えねば!暑くなると人も来るのか、家族連れのお客さんが多く来ました。
 命を守る会に行って「Who is Yuji」のビラを届けました。
 「ユージ君を知ってるかい♪」の歌も、「一緒にはやらせましょう」と歌いました。
うららちゃんのジュゴンの家日誌
4/21(日) しんやさんの33回目の満月ライブをジュゴンの家でやった時に来ていた、埼玉県出身の若林さんという人が来店されました。「街」と「ジュゴンの家」のホームページのファイルを見て、埼玉に戻ったらぜひ「街」にも行ってみたいと話していました。ケンさんも来て、パラグライダーをする時に着る長袖の服と、緑色のアロハシャツを気に入って買っていってくれました。

4月21日(日)

4.20(土)ジュゴンの家
千鶴子さん。着物を買ってくれました。 久しぶりになんちゃん来店
うららちゃんのジュゴンの家日誌

4/18(木) 新垣さんが買い物をしている所に、瀬嵩の朝市のおばあたちがやって来ました。新垣さんも一緒になって、おばあ達に買い物をすすめてくれて、おばあ達はブラウスやスカーフなど、たくさん買っていってくれました。ありがとうございました!!そのあと、新垣さんとありちゃんと私でコーヒーを飲みながら、有事立法のこと、保安処分反対集会のことを話しました。「新聞を読んだだけでは有事立法ってどういう事なのかよく分からなかったんだけど、詳しく聞いたら恐いね。小泉は言ってることとやってる事が全然違うね」と、新垣さんは言っていました。
 名護で着物の仕立て屋をしているという、やぶさんとい女性が来店されました。お店にあった着物を見て「ここはおもしろい縫い方をしてあるね」と、細かい所までよく見ていらっしゃいました。さすがプロ。着物の正しいたたみ方を教えてもらいました。
 母から電話があり、5月6日の集会に母も、妹も東京に来て参加すると聞きました。やったぁ!!久しぶりに妹にも会えるし、集会にも一緒に行けてうれしいです。妹には沖縄に来てから会ってないので、約1年ぶりに会います。5月に東京で会えることを楽しみにしています!!

4/20(土) なごみ医院で新しく職員になったという女性が、たまさん、ゆきさんと一緒に来店されました。「街」とジュゴンの家のことを少し話すと「楽しそうだね。自分たちの好きなことをやって暮らすのって楽しいよね」と、その女性は言っていました。千鶴子さんがいらして、この間買ったきんちゃくとおそろいの着物を娘さんにと買って行かれました。東京で若い人達が行っている「YUJI君」を広める活動のことをありちゃんが話し、映画館などで流されるというCMを一緒に見ました。千鶴子さんは「おもしろいね」と言っていました。ポスターもCMも新しい感じで、これなら若い人達も興味を持つんじゃないかなと思いました。夕方になり、難波田さんもいらっしゃいました。
晋くんの海の家日誌

4/20(土) 海の家には、家族連れの観光客が多く来ました。沖縄は夏です。やんばるではセミがもう鳴いていました。観光で来る人は海に入って泳いでいます。
 午後、辺野古の命を守る会へ行きました。途中、辺野古の海のジュゴンの食べ物「藻」を調査しに来た人が立ち寄りました。ジュゴンの食べる「藻」は、南部から開発により減少していますが、いまだやんばるには海岸沿いに生えています。辺野古の藻は米軍の水陸両用戦車により傷つき、生えて来なくなっている部分もあるそうです。ジュゴンが藻を食べる時は、表面を削るように食べていくので、根が残り、また藻が生えますが、水陸両用戦車はキャタピラで踏み潰し根まで殺すので、藻は生えてこないということです。調査では多少ジュゴンのはみ跡が見つかったそうですが、藻場の外側を食べている傾向があったそうです。それは、ジュゴンが米軍の演習等に恐れを感じ、リーフの中まで入って来れない事を示しています。
 名護へ帰る途中、キャンプシュワブを横目に走っていると、シュワブ内の芝の上で米軍が何かをしているのが見えた。銃を下に置いて取っ組み合いをしている。よく見ると技のかけあい「殺しの練習」をしていたのです。銃を突きつけあっている兵隊、ボクシンググローブをつけて殴り合いをしている兵隊、どうみても殺しの練習でした。驚いたのは、やっている米兵が楽しそうにしていたことでした。楽しげに殺しの練習をしている米兵を見て、足が震えました。
21世紀にこそ 光り輝け 2002憲法講演会
「時代の狂気」にサヨナラ
〜経済の視点から「憲法」を語る〜
弱きをくじき、強きを助ける「小泉構造改革」を痛烈批判。いまもっともホットな経済学者。
金子勝(かねこ・まさる)
 慶応義塾大学経済学部教授。専攻は財政学、制度の経済学。現実離れした既存の経済学を批判し、改革のあるべき姿を明快に提示する。マスメディアにもしばしば登場し、明るく絶望しない「ラテン型知識人」を標榜する“熱血”経済学者。
 著書に『セーフティネットの政治経済学』『反グローバリズム』『月光仮面の経済学』。近著に、沖縄などを取り上げた『共同取材・見たくない思想的現実を見る』がある。
特別出演
具志川商業高校 + 読谷高校 ダンス部
 アフガニスタンの子供たちに思いをよせるなど、様々な活動をしてきた高校生が、平和への思いなどを創作ダンスで表現します。
5月3日(金) 午後1時30分〜4時
那覇市民会館大ホール(098−855−5081)
入場料:一般 700円、高校生 500円(中学生以下無料、手話通訳つきます)
●主催:沖縄県憲法普及協議会 沖縄人権協会 日本科学者会議沖縄支部
問い合わせ/098−854−3381または861−6861

ハンセン病問題連続学習会
かつてハンセン病だった方々と、長い間共に生きることを忘れ去ってきた私たち。
今こそ私たちはそのことの反省を始めなければならない。
「回復者のことば」に少しでも応えていくためにも、
私たちはハンセン病について学びを深めなければならない。
そして、ハンセン病からの回復者の方々と、
もっと深いところでつながって生きていきたいと思う。

期日 テーマ 講師 会場
第1回
5月9日(木)
ハンセン病と沖縄戦 吉川由紀氏
(沖縄平和ネットワーク会員)
てぃるる
pm7−9
第2回
5月31日(金)
ハンセン病とマスコミ報道 磯野直氏
(沖縄タイムス記者)
てぃるる
pm7−9
第3回
6月20日(木)
証言・宮古南静園から 宮古南静園入園者 てぃるる
pm7−9
第4回
7月11日(木)
証言・鹿児島の療養所から 玉城シゲ氏
(星塚敬愛園−鹿児島県)
交渉中
第5回
8月8日(木)
沖縄のハンセン病「差別」(仮) 交渉中 交渉中
第6回
8月29日(木)
ハンセン病問題の真相と今後の課題 磯野豊氏
(富山国際大学助教授)
交渉中
映画『あつい壁』上映会 4月20日(土) 具志川市民芸術劇場
沖縄愛楽園での交流会(1泊) 7月予定
(参加希望者と相談の上、決定します。)
沖縄愛楽園

会場案内:沖縄県女性総合センター「てぃるる」3階 研修室1
        那覇市西3−11−1(運転免許試験場近く)Tel 866−9090
交通機関:那覇交通 三重城行 1.2.3.5.14.15.17.45番 「西3丁目」パシフィックホテル前下車徒歩1分
駐車場:地下駐車場有り

−募集案内−
開講時間 6回とも 午後7時から9時まで
参加費 1講座につき 800円
6回連続 4,000円
(映画と愛楽園での交流会は別途費用が必要です)
募集人数 40名
(定員になり次第締め切らせていただきます)

●申し込み方法について
下記の申し込み用紙に必要事項をご記入の上、FAXまたは郵送にてお申込下さい。
参加費のお支払いは、当日会場でお願いします。
●申し込み・お問い合わせ先
〒901−2225 宜野湾市大謝名3−7−1 ハンセン病問題連続学習会実行委員会 TEL/FAX 890−2491
*各回個別の参加を希望される方は、会場に直接お越しください。但し、会場定員の都合上、入場出来ない場合もございますので、電話で確認の上ご来場くだい。

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ハンセン病問題連続学習会 参加申込書

氏名:
住所:〒

TEL:
FAX:
E−MAIL:
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米揚陸艦内で強盗/自衛訓練中に発生

 【勝連】勝連町のホワイトビーチに寄港していた米海軍佐世保基地所属のドック型揚陸艦ジャーマンタウン(15、726トン)艦内で、乗組員による強盗事件が発生、同艦に在日海軍司令部(横須賀市)所属の犯罪捜査部捜査員が派遣され捜査を開始していることが19日分かった。

 同艦は、沖縄近海洋上で3日まで、公海上では初めての自衛を目的とした防空ミサイルシステムの訓練を行っていた。8日にホワイトビーチへ接岸が確認され、12日午前に出港した。9日から11日にかけて同艦だけが沖合に停泊していた。

 米海軍第七艦隊第76機動部隊司令部報道部は「洋上航行中の3月15日、相当な額の金銭が艦内の会計室から強奪された」と強盗事件を認めている。

 詳細については「19日現在、容疑者についての結論は出ていない。ホワイトビーチ寄港後、同艦には在日海軍司令部所属の犯罪捜査部の捜査員が乗り込み、12日の出港後、洋上で事件の全容解明に当たっている」として、強奪された額や、容疑者の特定、拘束の有無については明らかにしていない。

 ホワイトビーチで同艦だけが沖合に停泊していたことについて報道部は「同艦は一緒に訓練を行った強襲揚陸艦エセックス(40、532トン)など三隻より先にホワイトビーチに寄港、続いて到着したエセックスなどの第31海兵遠征隊の隊員や装備の積み下ろし作業のために桟橋をあけ、沖合に停泊していた。強盗事件とは関係ない」と説明、事件捜査のために同艦を隔離して沖合停泊していた可能性を否定した。

<2002年4月20日 朝刊 1・2面>

最後の集票に全力/沖縄・具志川市長選
あす投開票、攻防大詰め

 沖縄市長選と具志川市長選は二十一日に投開票される。沖縄市長選は泡瀬埋め立て事業の是非を最大争点に、現職の仲宗根正和(65)=自民、公明推薦=と、新人で元同市福祉部長の桑江テル子(63)=社民、共産、民主推薦=の両候補が大詰めの攻防を繰り広げている。

 泡瀬埋め立て事業で早期実現を訴える仲宗根候補に対し、桑江候補は事業凍結し、住民投票の実施を訴えている。各陣営とも地域でのスポット演説や電話作戦、地域をくまなく歩くローラー作戦で集票に必死。支持者拡大に向け、残り一日の取り組みに全力投球する。

 具志川市長選には現職の知念恒男氏(61)=自民、公明推薦=と新人の前宮徳男氏(51)=共産推薦=が立候補。激しい選挙戦を展開している。

沖縄市長選最終情勢

 二十一日の投開票まであと一日と迫った沖縄市長選。三日攻防に入って選挙戦も白熱化。仲宗根正和、桑江テル子の両陣営とも街宣活動に力が入り、追い込みの集票に総力を上げる。大詰めを迎えた同選挙の最終情勢を探った。(中部支社編集部)

革新地盤へも食い込む/仲宗根候補

 告示後の動きが急速に活発化してきた仲宗根陣営。選対幹部は「引き締め対策の効果が出てきた」と手ごたえを実感する。だが、相手候補の立ち上がりが遅れ、短期決戦となったため、懇談会や企業回りは前回の半分の回数となった。選対では「最後まで油断はできない」とネジを緩めない。

 終盤を迎え、自民、公明の各党が全県内での取り組みを展開。地域での懇談会やローラー作戦を徹底し、集票カードの積み上げに必死だ。十九日は、婦人部隊も午後から市内をくまなく回り、各地で“ナカソネコール”を連呼、エンジン全開の動きを見せた。

 革新地盤で、「弱い」とされる宮里や山内、山里などの市南部地区への対策もぬかりなく実施。今回「自由投票」となった社大票獲得に苦戦の色も見せるが、「心配していた地域で、前回の集票より上回っている」(選対幹部)という。

 東部海浜開発(泡瀬埋め立て)事業の実現を訴え、浮動票の掘り起こしも徹底。二十日の打ち上げ式には稲嶺恵一知事も出席し、最後の訴えで勝利を目指す。

社大票にも猛アタック/桑江候補

 従来の政党、労組を軸にした戦いに加え、女性や若者が草の根運動を展開。「沖縄初の女性市長を」を合言葉に、市内全域で票の掘り起こしに全力を挙げる。選対幹部は「女性の反応がいい。保革を超えた支持の広がりを期待したい」と強気に読む。

 地域別では、山里や南桃原などの革新地盤で攻勢を強める。大票田で仲宗根氏の地元・胡屋地区では苦戦しているが、商店街が集まる中央、照屋では商店街再生を訴えて支持拡大を図る。

 また、保守地盤の泡瀬地区でもビラ入れを徹底。他地域から転入してきた浮動層に狙いを絞り、「泡瀬干潟保護」をアピールして、切り崩しに全力投入している。

 「自由投票」を決めた社大票にも猛烈にアタック。社大系市議の地元である美里や池原、知花などの地区での票獲得に期待している。

 このほか、桑江氏の出身地の羽地郷友会、同期生も全面支援。地縁や血縁を頼りに票固めに奔走する。三日攻防では、浮動票獲得に最重点を置いて、電話作戦などを駆使し票の上積みを図る。


4月20日(土)

『4.28まっぴるま満月コンサート』の事を記事に書いてもらうために、
まよなかしんやさんと、沖縄タイムスと琉球新報に行ってきました
新聞に載せるための写真撮影。 コンサートの内容について話すしんやさん
タイムスの記者と一緒に記念撮影!!

4月19日(金)

晋くんの海の家日誌
4/18(木) 東海岸へ向かう途中、バイクで走っていると、突然米軍用車両が追いぬいて行きました。ナンバープレートの代わりに「操縦訓練中」と書かれたプレートがついていました。
 午後、辺野古、命を守る会へ行くと、はつ子おばさんが「うずら豆」を持って来ていました。豆を剥く作業を手伝うと「うずら豆おしるこ」を作ってくれました。うずら豆おしるこを食べながらゆんたくしました。金城祐治さんが僕のジュゴンの話に色々とアドバイスをしてくれました。「いつでも内容をふくらませ、大きくしていく事。自分の実体験を意識して話せる事が大事。ジュゴンの話が色々とつなげていく事も大事よ」と話してくれました。勉強になりました。帰りには「手伝ったお駄賃!」と、はつ子さんから袋いっぱいにうずら豆をいただきました。やった!明日からお豆ご飯だ。ありがとうございます!
4月20日(土) 第37回 金曜集会 (今日の参加者29人)
4.28のまっぴるま満月コンサートのために、手作りの横断幕を作ったしんやさん。
新作のCDのジャケットも自分で絵を書いているしんやさん「最近、絵にこってるんですよ」
50年前の講和条約の裏で結ばれた安保条約が、有事法制の始まりです。絶対に許してはいけない!!
平良悦美さん。

名護の選挙では、7704人の不在者投票が
ありました。日当をもらい、弁当をもらい、
企業が車で連れてきた。1万票の差がどうやって
作られたか。

沖縄市長選挙では、告示と同時に
毎日人が集まっている。不在者投票研究会の
人が2、3人、毎日黄色いリボンをつけて監視
をしています。そこに、自民党の議員が黄色い
リボンを指差して、「すぐにそれを外せ!!」
と脅してきました。「これはアクセサリーです」
と言い返すと、「何をしに来たか!警察を呼ぶぞ!」
と、エレベーターまで追いかけてきました。
「呼ぶぞ!」と脅しておきながら、やましいのか
呼びませんでした。こんな事は許せません。
子供の頃の戦争体験
から有事の恐ろしさを
話す、今日初めて
参加した山田さん。
「今日初めて参加しました
平和ガイドをしています。
自分のできることを地道に
やりたい」
ハンセン氏病の映画や勉強
会への参加を呼びかける
島田ハルさん。
歌う西尾さん
成田空港の暫定滑走路の使用について キャンプシュワブに入った事を話す晋くんと、
渡具知千賀子さんから金曜集会の皆さんにと
預かった手紙を読むうららちゃん。
『4.28まっぴるま満月コンサート』の事を記事に書いてもらうために、
まよなかしんやさんと、沖縄タイムスと琉球新報に行ってきました
新聞に載せるための写真撮影。 コンサートの内容について話すしんやさん
タイムスの記者と一緒に記念撮影!!
「強制使用容認は違憲」/地籍不明地 一坪地主284人、県収用委を提訴
<2002年4月19日 夕刊 7面>

 米軍用地の強制使用問題で、地籍不明などを理由に国の継続使用を一度は認めなかったにもかかわらず、後に使用を容認した判断をしたのは、憲法が保障する私有財産権の保障のための適正手続きに反し、違憲だとして、新崎盛暉さんら一坪反戦地主二百八十四人が十九日午前、県収用委員会(当山尚幸会長)に裁決の取り消しを求める訴訟を那覇地裁に起こした。

 原告地主の土地は、嘉手納基地内にある地籍不明地。一九九八年五月、県収用委は「地籍が確定していない以上、土地の特定はできない」と、国の継続使用を認めなかった。しかし、建設大臣が決定を取り消し、再審理を求めたため、県収用委は今年一月、継続使用を認める裁決を下した。

 地主側は、地籍が特定されないままの強制使用は米軍用地特措法が定める「適正かつ合理的」の要件を欠き、私有財産の尊重を定めた憲法二九条や権利制限の適正手続きを定めた三一条に反する違法な裁決と指摘。「その取り消しは免れない」と主張している。

 県収用委事務局は「訴状を見た上で委員会に諮り、応訴の内容を検討したい」とコメントした。

訓練中止求める決議22日可決へ宜野湾市議会
<2002年4月19日 夕刊 1面>

 米軍普天間飛行場のヘリコプター燃料タンク落下事故を受け、宜野湾市議会の基地関係特別委員会(又吉清義委員長)は十九日午前、早急な事故原因の究明住民地域上空における飛行訓練の即時中止などを求めた抗議決議と意見書の本会議提出を、全会一致で決めた。

 二十二日の臨時議会で決議される見通しで、二十三日には県内の関係機関に要請行動を行う。

 委員会では、議会として即時行動する必要があるとの認識で一致。「住民地域なら大変な惨事になった」「事故原因が解明されるまで同型機(CH53E)の飛行自粛を求めるべきだ」など、各委員から厳しい意見が出された。

 決議と意見書では、航空機の安全管理と綱紀粛正の徹底、在沖米軍基地の整理・縮小などをあわせて求める。


有事立法(戦争法)阻止 緊急行動
4月18日
18:30 牧志公園デモ→県庁広場
呼びかけ/平和市民連絡会
有事法案に抗議相次ぐ基地反対ネットワーク国家総動員の再来だ
 <2002年4月18日 朝刊 23面>

 「あらゆる基地の建設・強化に反対するネットワーク」(妹尾活夫代表)は十七日午後、県庁内で会見し、閣議決定された有事関連三法案に抗議した。

 メンバーは「法案は新たな侵略戦争への参加を正当化するもので、戦前の国家総動員体制の再来だ。二度と同じ過ちを繰り返さないため、沖縄から反対運動を盛り上げたい」と決意を語った。今月二十一日に浦添市内で反対集会を開く

 安里武泰副代表らは「法案は、テロ掃討作戦を進めるブッシュ米政権を後押しするためだ。憲法九条を尊重するべき」などと政府を批判。二十二日に名護市で開かれる衆院憲法調査会の沖縄公聴会も取り上げ「公聴会を改憲の免罪符にしてはならない」と強調した。


滑走路上にヘリから燃料タンク落下普天間飛行場

 【宜野湾】17日午後1時ごろ、米軍普天間飛行場を離陸直後のCH53型輸送へリから燃料補助タンク二個が外れ、同飛行場滑走路上に落下した。在沖米海兵隊報道部によると、落下したタンクから少量の燃料漏れがあったが、けが人はなく、原因は調査中という。事故の連絡を受けた比嘉盛光宜野湾市長は「住民地域に落ちれば大惨事になる」と事態を重くみて、米軍への抗議行動を検討している。8日には嘉手納飛行場上空でF15戦闘機から訓練用照明弾が落下したばかり。那覇防衛施設局は、米海兵隊外交政策部(G5)に対し、原因究明を求めるとともに再発防止を申し入れた。

 落下現場は同飛行場の真栄原ゲート寄りの滑走路上で、民間地域に隣接するフェンスからは最短で約700メートルの地点。宜野湾市基地政策部の職員の話では、タンクは4、5メートルの長さがあるという。海兵隊報道部の発表によると、タンクが落下した際、ヘリは地上約3メートルの地点に達していたが、落下直後、ただちに着陸した。落下現場には、米軍の危険物対応チームと航空機墜落緊急要員が出動し、処理作業をした。

 同飛行場周辺では、ここ数日、ヘリ騒音に加え、FA18ホーネット戦闘機が飛来するなど、爆音が激しくなっている。タンクの落下事故後も、市内では、同型ヘリが民間上空で通常通り訓練を繰り返した。

 同飛行場所属のCH53型輸送ヘリからは、1997年にも重さ約2キロのギアーボックスのカバーパネルが海上を飛行中に落下。昨年6月には、同型ヘリから衣類や水筒などが入った訓練用のバッグ二個が民家そばに落下する事故が起きている。

間違えば大惨事に/ 比嘉盛光宜野湾市長
 比嘉盛光宜野湾市長の話 滑走路上であれ、燃料タンクが落下したことは遺憾だ。住民地域に落ちれば大惨事となる。ショックを受けている。米軍から詳しい事故原因などの報告を受け、四軍調整官への抗議を検討したい。

写真説明:海兵隊のCH53型輸送ヘリが燃料補助タンクを落とした現場。=17日午後4時半、宜野湾市の米軍普天間飛行場

宜野湾市長、在沖米海兵隊に抗議/ヘリタンク落下

 【北中城】17日に米軍普天間飛行場で起きたCH53型輸送ヘリの燃料補助タンク落下事故で、宜野湾市の比嘉盛光市長は18日午前、北中城村石平の在沖米海兵隊司令部にロン・ヤーウェル外交政策部長(大佐)を訪ね、「民間地域に落ちれば大惨事になる」として厳重に抗議し、早急な事故原因の究明を求めた。併せて最近、頻繁に市内に飛来している戦闘機の騒音被害を訴え、飛来自粛を要請した。

 比嘉市長によると、ヤーウェル大佐は、整備後、試験飛行のため離陸したヘリから、地上3―5フィートの地点でタンクが落下したと説明。「通常飛行ではありえない」と話した。また、タンク自体には安全装備がなされ、破損はなかったが、タンクが外れた際に、タンクとエンジンをつなぐパイプから燃料が漏れたという。

 比嘉市長は「通常はあり得ないということからも、操作ミスか、点検ミスか、落下原因が分からなければ納得できない」として早急な調査報告を求めた。さらに、「普天間飛行場の返還合意の原点は(民間地域にあるという)危険性。今回の事故でそれが証明された」と話し、引き続き政府に早期返還を強く要請していく姿勢を示した。

県も再発防止要請へ
 米軍普天間基地で離陸直後のCH53ヘリから燃料タンクが落下した事故で、県は18日午前、三役を含めて対応を協議、同日午後に北中城村・キャンプ瑞慶覧の在日米軍沖縄調整事務所に対し、原因究明と再発防止を強く求めた。

 県は、8日に嘉手納基地で訓練用照明弾が落下したばかりであり、事故が相次いでいることを重視。新垣良光知事公室長が、ジョン・フロインド同事務所長(大佐)に対して、遺憾の意を伝えるとともに、綱紀粛正を図り、管理体制を徹底するよう申し入れる。

 在沖米総領事館にも同様の申し入れを行う方向で日程を調整している。

まるで「ポイ捨て感覚」/米軍燃料タンク落下

 【宜野湾】「何が落ちたのか」「事故はいつ起こったのか」―。17日、米軍普天間飛行場でCH53型輸送ヘリから燃料補助タンクが落下した事故現場周辺では事故の情報がほとんどなく、不安を訴える声が多く聞かれた。事故現場は民間地域からわずか約700メートル。小中学校や大学などが密集していることから「万が一、学校に落ちたら大惨事になる」と不安な表情を見せる学校関係者も。8日の嘉手納基地上空の照明弾落下に続く事故に、市民は「最近の落下事故はポイ捨て感覚だ」と半ばあきれ顔だった。

 事故の通報を受けていないという嘉数中学校(仲本賢輝校長)の上江洲安宏教頭は「万が一、学校にでも落ちたら大惨事になる」と不安な表情を見せた。上江洲教頭は何度も「ぞっとする」という言葉を繰り返しながら「生徒の安全、生命を守る立場として極めて遺憾だ。身近に基地があるがゆえの事故。二度とあってはならないことで当局に厳重に抗議したい」と強い口調で語った。

 また、騒音が激しく午前中の授業を一時中断した小学校の教諭らも「(事故について)全然聞いていない」と驚いた様子で「生徒の安全を守るためにも事件・事故が発生したらすぐに学校に連絡する体制を確立してほしい」と声をそろえた。

 真栄原自治会の知名朝喜会長は「あってはいけないことだ。毎日住宅街の上を飛び、どこにでも危険性がある」と語った。

 滑走路の延長上に位置する上大謝名自治会の津波古良一会長は「事故の連絡がまったくない。これでは対応策が練られない。市民の意識を高める上でも避難訓練などを実施していく必要性もあるのではないか。最近の落下事故はポイ捨て感覚だ」と語った。

 基地はいらない宜野湾市民の会の中村信嗣代表は「早急に基地をなくさないといけない。基地がある限りこういう事故は続く。この程度の事故は当たり前という感覚なのではないか」と怒りをあらわにした。

「またか」県、きょう対応協議
 米軍普天間基地で、海兵隊ヘリから燃料補助タンクが落下した事故で、連絡を受けた県基地対策室は17日午後、那覇防衛施設局を通じた情報の収集に追われた。米軍への再発防止の申し入れを含め、県としての対応を18日午前に話し合うことを決めた。県には午後2時40分ごろ、防衛施設局から連絡があった。

 新垣良光知事公室長は「周辺は住宅地域であり、一つ間違うと住民を巻き込んだ事故になった恐れがある。事実関係を詳しく確認し、県としての対応を協議したい。たびたび落下事故が起こっており、米軍は十分な管理体制を考えなければならない」と述べた。

 久場長輝基地対策室長は「嘉手納基地で照明弾が落下した事故があったばかりで、その報告書も出ないうちに、またかという感じだ。部隊は違うが県民から見れば、同じ米軍。空から物が落下するのは、あってはならないことであり、米軍に運用管理の徹底を求めていく必要がある」と話した。

滑走路上の油、警備兵が除去/NHKカメラマン事故処理を目撃
 NHK沖縄放送局の秋山純報道カメラマンは17日午後2時20分、取材で偶然訪れていた宜野湾市の嘉数高台公園から事故処理の現場を目撃した。

 秋山さんによると、目撃した当初は米軍普天間飛行場の滑走路南側に長さ約5メートルの燃料補助タンク二本が転がっており、周囲には消防車一台とワゴン車二台が停止していた。すでにタンクを落としたヘリの機体はなかったという。

 タンクのそばには火災発生に備えて防火服を来た三人が消火ホースを持ったまま立ち、整備兵とみられる5、6人が集まり、布のようなもので滑走路上に漏れた油をふき取っていた。その後、フォークリフトが滑走路に到着し、タンクを台車に載せて格納庫とみられる建物まで運んだという。

写真説明:事故を起こした米海兵隊のCH53型輸送ヘリの同型機。機体横には燃料補助タンクが付いている=17日午後4時半、宜野湾市の米軍普天間飛行場


4月18日(木) 4.17 辺野古の「命を守る会」
命を守る会の事務所で新聞のクリッピングをする
吉田さん
辺野古の上空を飛ぶ米軍のヘリ
晋くんの海の家日誌
4/17(水) 瀬嵩、辺野古ともに今日も戦闘機の演習にはじまり、大型ヘリ、爆撃機、輸送機など、数多くの米軍機が頭上をとび、演習の爆音はすごかったです。海の家には「魚をとりに来た」という大学生がアミをかついで南部からやってきました。ジュゴンの話などいろんな話をすると、「ふぅ〜ん、海の家っておもしろいね、また魚とりに来るついでに寄るよ」といって帰っていきました。今日は魚はとれなかったのだそうです。瀬嵩の浜には魚はあまりいないのかな・・・ちょっと残念でした。
うららちゃんのジュゴンの家日誌
4/17(水) いつも水曜にくる新城さんが今日も着てくれました。背が低いから・・・とお好みの長さのネックレスをお買い上げ!毎週いろんな話をしながら買い物をしてくれます。今日はほかに田楽をいれる深くて小さな器をさがしていましたがジュゴンの家にはなくて・・・・残念。沖縄の田楽とは田イモを黒砂糖としょうがで煮た料理でとてもおいしいんだよ、と新城さんは教えてくれました。来週も来てくれるのを楽しみにしています。
韓国・梅香里、沖縄、ビエケス
   一緒にワシントンに行こう
        
真喜志好一(一坪会員・建築家)

 2001年11月2日から7日まで、平和市民連絡会(共同代表・新崎盛諢、金城睦ほか)のプエルトリコ行動団として米谷ジュリア、東恩納琢磨、大城しんやと私で合衆国フロリダ半島の南東にあるプエルトリコ・ビエケス島を訪ねた。2000年に沖縄で出会ったシェイラ、ルーシ、セノン、マリアさん達に歓迎された。ビエケス島は第2次世界大戦中の1941年にアメリカ海軍の爆撃演習場になり、今なお島の東半分で演習し、住民が激しく抵抗していることはご存知だろう。

 訪問して感じ入ったのが「市民的不服従」という行動スタイルである。演習場そのものを市民として認めない、だから軍が囲い込んだフェンスや法律にも従わない、と島の人々やその支援者たちは主張する。それでフェンスを切って基地内に入り、射爆演習場の即時廃止を求める行動を市長が先頭に立って行っている私たちが訪問した時は、市長は服役中で電柱ごとにダマソ・セラノ市長を支持するポスターが張られていた。

 米軍の演習に漁船で抵抗したセノンさんは、裁判官から、漁に行ける海域や時間を制限されたという。その裁判官に「魚は待っていない。好きな漁場に、好きな時間に行く。」と不服従宣言をしたというが、現在は不当にも服役中だ。

閉鎖する爆撃演習場 2002年1月末に行われるはずだった「爆撃演習の存・廃」を問う「住民投票」は合衆国議会で否決されたという。2003年5月に演習場を閉鎖することがアメリカ政府の方針であることを全面に出し、「住民投票で、基地の存・廃を決める」ことが韓国、沖縄などに飛び火することを恐れてのことだろう。

 ところで、米軍の要求による名護市辺野古沖・海上基地建設案は住民投票で否決された。その民意をアメリカ政府はどう考えるのだろう?アメリカ領土内ですら民意に従って廃止する米軍基地なのに、なぜ領土外の沖縄で、民意を無視して新たに建設できるのだろうか。おそらくアメリカ政府は「沖縄はアメリカの領土ではない。日本政府に聞け」と投げ返すだろうが、軍民共用の是非やら、工法の選択という日本政府のテーブルに乗せられてはいけない。名護住民投票の成果を日本国内だけに通じる解釈にとどめるのではなく、国際的にとらえ、訴えるべきだ、とビエケスを訪問して強く思う。

韓国・梅香里、沖縄、ビエケス一緒にワシントンに行こう

 「2002年、韓国・梅香里、沖縄、ビエケスと共同でワシントン行動をしませんか?」とビエケスのイスマエル氏は私たちに提起した。平和市民連絡会でも報告したが、一坪の皆さん真剣に考えてみませんか。

 韓国・梅香里と沖縄は、沖韓民衆連帯、満月まつり、沖縄環境ネットワークなど複数のチャンネルがある。ビエケス救済発展委員会と平和市民連絡会は相互の訪問を実現し、信頼関係はできている。ワシントンなら一人あたり15万円で行動できるだろう。通訳陣は在米沖縄人のネットワークを使おう。
   


4月17日(水) 4.16(火)
高校生平和大会の時、辺野古で晋くんが
ジュゴンの家のことを話しているのを聞いて
来たという、和歌子さんと加奈さん。
嘉陽のおじいからニラをもらってきました!!
晋くん日誌
4/16(火) 戦闘機が1日中さわがしい日でした。瀬嵩、辺野古では1日中戦闘機が低空を飛び、ものすごい爆音でした。命を守る会へ行くと、嘉陽のおじい夫婦がキャンプシュワブに入った時に感想を話していました。「きれいだったさー。うん、海の宝だね。おじいはあの浜でずっとお祈りをしてきたんだよ。この海にヘリポートを作らせないよう・・・この海を自由にして下さい、と言うてね」とおじい。シュワブ内の海は、シュワブの汚水が流れていると言えど、本当にきれいでした。途中からたくまさんの案内で人が来て、ゆんたくしました。「おじい、おばあ達は、心身共につえが必要なんだよ。心にもつえがね。だから、訪ねて来られる方に私はとても感謝している。ここで負けてなるものかという気にしてくれるのですから。ありがとうございます」と嘉陽のおじいが熱く語っていました。これだけ大きな問題を強いられている辺野古の人々、沖縄の人々に多くの人が時にはつえとして、支えあっていかなければいけないんだなと思いました。
うららちゃん日誌
4/15(月) 昨日、ありちゃん、ようこさん、晋くん、私の4人で、浜下りのため開放されたキャンプ・シュワブに行きました。中に入ると大きな道路があり、兵士たちが暮らす兵舎らしきものや、映画館や、プール、ファーストフード店などが並んでいました。建物は皆無機質的で、壁はきれいにクリーム色に塗られていて、人が生活している感じがしません。ファーストフード店と、兵士たちがテレビを見たりゲームをしたりする施設に入ってみましたが、中はとても簡素でした。私は、基地の中にはお店とか遊ぶところがあって、米兵は悠々と暮らしている、と思っていたので、中を見てみて意外でした・・・。ああいう所で、毎日人を殺す訓練をしているのかなあ・・・。

4/16(火) 沖縄ゼミに通う、中村あいこさんの娘さんの加奈さんと、小那覇さんが着ました。小那覇さんは、高校生平和大会の時に、晋くんと会って、ぜひジュゴンの家に来てみたかったんだそうです。その時歌っていたのがありちゃんだと気付かずに話をし、しばらくして小那覇さん「歌っている人もいましたよね」ありちゃん「それは僕です」実は久しぶりの再会だったようです。今度、本土である「ピースエッグ」というイベントのチラシを持って、また遊びに来ます、と、2人は帰っていきました。

ANAの記事を読んで・・・精神障害者は暴れるものだと決めつけないでください。精神病者と言っても、いろいろいるんだ。静かな人や、性格のいい人、常識のある人、暴れたりしない人だっているんだ。精神病者じゃなくたって、まわりに迷惑をかける人や、暴れる人なんているじゃないか。だいてい、「精神障害者」と「そうでない人」の境目ってどこにあるんだ。その境目はあいまいなものではないでしょうか。誰だって「精神障害者」かもしれない。
戦前回帰にノー憲法と両立しない労働団体、関心の低さに危機感

 十六日、閣議決定された有事関連三法案。法案の文言には「有事」の際に協力を義務付けられる「指定公共機関」として病院、電気やガス、輸送、通信など公益的事業を営む法人も含まれた。これらに関係する機関や事業所からは「法案の具体的な内容が詰められていない中、どう対応すればいいのか」と戸惑いの声があがっており、慎重な姿勢で推移を見守っているのが大方の状況だ。事態発生となれば「業務の枠内で協力は可能」と“現実化”へシミュレーションを描く事業所もある一方、労組側は「戦前回帰だ」「法案はノー」という姿勢を崩さず、法案への国民の低い関心に危機感を募らせている。

運輸 会社側と労組で見解分かれる 本土で実施される自衛隊の演習の際、車両などの輸送を行っている有村産業(那覇市港町)の金城信雄管財人室長は、有事の輸送協力に対して「これまで通り、定期航路の中でスケジュールが合えば協力できる」と話し、従来の枠内での対応は可能という姿勢を示す。

 だが、戦争協力への懸念もあり「協力には慎重を期したい」とし、「法案の具体的な協力内容が詰められれば、業界全体で話し合われるだろう」と、今後の成り行きを見守る構えだ。

 一方、全日本港湾労働組合沖縄地方本部(全港湾)=同市通堂町=の大城武志委員長は、戦争協力に「ノー」の姿勢。国会への法案提出に「反対運動が起こらないのは問題」と、国民の関心の低さに疑問を投げ掛けた。

電気、ガス、通信 中央の動向や推移を見守る 住民生活で大きな比重を占める「ライフライン」への影響も懸念されているが、関連各所では現段階で法案情報の少なさから、中央組織の動向や状況推移を見守る姿がみられる。
 沖縄ガス=同市西町=は「法案の内容が具体的に分からない」とし、加盟する日本ガス協会の動向を見た上での対応になるもよう。

 通信分野で大手となるNTTの同労働組合県支部=浦添市城間=も「中央組織の見解が出ておらず、一つの支部としてはコメントをする立場にない」と話す。

 県民のエネルギー需要で大きな比重を占める沖縄電力=同市牧港=も「法案が成立していない現段階でのコメントはできない」とした。

地主 国民のために適切な運用を また戦時中、旧日本軍に旧嘉手納や読谷などの所有地を強制接収されたとして「権利回復」を求めている、旧軍飛行場用地問題解決促進協議会の金城栄一会長は「テロへの危機管理という観点では、今回の法整備は必要だが、有事立法が国民のためになることが大前提。運用に誤りがないよう国民が注視し、その法律の執行を見守らなければならない」と適切な運用を強調した。

本来の医療から外れる 県医療労連 県内の病院や福祉施設の職員らでつくる県医療労働組合連合会(島元智執行委員長、千九百三十人)の宮城常和書記長は「先の戦争で医療従事者が戦場に駆り出された教訓から有事法制には断固反対だ。本来、日赤は軍隊のない国の機関として、例外的に戦時救護はしないと認められ、難民に対する活動などを行ってきたはずだ」と指摘。

 さらに「救護訓練を受けている医師が即戦力として野戦病院に徴用される」とし、「今ほとんどの病院が満床状態の中、一般人を追い出して戦傷病者を優先的に負わされる。しかも治ったらまた戦争に駆り出される」と本来の医療から外れることを懸念する。

 日本赤十字社県支部(支部長・稲嶺恵一県知事)の長嶺良造事務局長は「法案の中身がよく分からないので、どう答えていいか分からない。コメントのしようがない」と話す。八、九の両日、東京で開かれた全国事務局長会議でもこの件はまったく触れなかったという。「日赤は政治に影響されない中立の立場だ。目下の動きは把握していないが、国会でも慎重に審議し、与党が数の論理で押し通すのではなく、国民総意のもとに決めるべきだ」とくぎを刺している。

沖縄市長選候補者アンケート <2002年4月17日 朝刊 2面>
 沖縄タイムス中部支社は、二十一日投開票の沖縄市長選に立候補した現職の仲宗根正和氏(65)、新人で元同市福祉部長の桑江テル子氏(63)に「候補者アンケート」を実施した。最大の争点となる泡瀬埋め立て事業の是非を含め、一般的な行政課題など十二項目について回答してもらい、選択理由を聞いた。泡瀬埋め立て事業について、仲宗根氏が「住民合意は得られている」との見解を示したのに対し、桑江氏は「得られていない」と住民投票の実施を強調。スタンスの違いがあらためて鮮明になった。(中部支社編集部)

泡瀬埋め立て、住民意思は? 選挙で合意確認・仲宗根氏 市民投票が必要・桑江氏
 最大の争点となる東部海浜開発(泡瀬埋め立て)事業については、「同事業を積極的に進めるべきか」との項目に、仲宗根氏は「進めるべき」、桑江氏は「思わない」と回答。理由として仲宗根氏は「沖縄市、中部地域の経済振興と雇用拡大」を挙げ、桑江氏は「二十年前の計画で、現状に合わない。全国的にも大型公共事業の見直しを迫られ、自然保護に対する市民の意識も変化している」とし、両氏の主張は真っ向から対立している。

 「住民合意は十分得られていると思うか」には、仲宗根氏は「思う」、桑江氏が「思わない」と回答が分かれた。その理由に、仲宗根氏は、市議会で行われた三度の推進決議と推進市民団体が集めた八万余の推進署名を挙げた。

 一方、桑江氏は「事業に反対、見直しを求める声が圧倒的に多い。世界的な自然保護団体や日本弁護士連合会も干潟の保全を勧告している」と主張している。

 今選挙で「事業に対する市民意思を確認することができると思うか」との設問に、仲宗根氏は「思う」と答えたが、桑江氏は「投票行動を決めるのはこれだけではない」との理由で「その他」を選択。その上で「市民意思を確認するには住民投票が必要」と強調している。

女性登用、少子化対策は? 男女参画は当然・仲宗根氏 クオータ制導入・桑江氏
 少子化対策の一つで、「公立保育所の民間委託は進めるべきか」との質問には仲宗根、桑江両氏とも「思わない」と見解が一致。桑江氏は「民間委託の押し付けは予算削減だけが狙い、保育の質の低下につながる。私立や無認可保育所への支援策を強化し、保育水準の向上を図るべきだ」と主張。仲宗根氏は「各地域の施設配置を考慮に入れながら、無認可の認可保育所への展開を行いたい」としている。

 「管理職への女性登用を積極的に進めるべきか」の設問にも、両氏とも「思う」と回答した。桑江氏は「当然のこと」とし、議会での一定の割合で女性の議席を保証する「クオータ制度」の導入も主張。仲宗根氏は「男女参画社会は当然であり、女性の自助努力を求めながら積極的に推進すべきだ」との考えを示した。

合併は? 合理化へ推進・仲宗根氏 論議を尽くせ・桑江氏
 「近隣市町村との合併は進めるべきか」との質問に、仲宗根氏が「行政の合理化の面で可能な限り広域がいい」と「進めるべき」と回答。桑江氏は「議論が十分とはいえず、市民の意思も把握できないので判断できない」と「その他」を挙げた。

 また、「一般論として住民投票には賛成か反対か」の問いに、仲宗根氏が「代表民主制=間接民主制が法律と学問上の制度として定着している」として「反対」。桑江氏は「議会制民主主義を補完するのに有効。自治基本条例を制定し、請求がなくても実施できるようにしたい」と「賛成」と回答した。

 「情報公開を積極的に進めるべきか」との問いには、両氏とも「進めるべき」と回答。それぞれ、「市の説明責任、市民参加による開かれた市政の点から重要」(仲宗根候補)、「行政情報は市民の共有財産で市長や職員が独占してはならない」(桑江候補)とした。

 「市民対話の必要性」については、仲宗根氏は「市民の声を直接聞いて行政運営するのは最大の市民サービス」、桑江氏も「情報公開、対話、参画は市政の基本」として、共に「進めるべき」と答えた。

有事関連3法案への賛否 推移なお勉強・仲宗根氏 容認できない・桑江氏
 十六日に閣議決定された有事法制関連三法案の制定への賛否を聞いたところ、仲宗根氏は「市町村レベルを超えた、国会レベルで決める法律であり、その推移をもう少し勉強してみたい」として「その他」を挙げた。一方、桑江氏は「世界に誇れる日本国憲法を踏みにじる危険な悪法。絶対に容認できない」との理由で「反対」とした。

 また、定住外国人に地方参政権を与えることについては、仲宗根氏は「外国人の多い本市では影響が大きい。地方、国政レベルでも議論が多いので推移を慎重に見守りたい」として「その他」を選んだ。一方、桑江氏は「日本に定住する外国人は日本人。参政権の付与は当然である。国際文化都市を宣言している本市は率先すべき」との理由から「賛成」と回答した。

 調査の方法 同アンケートは行政課題などの十項目(設問は全十二項目)について、三つの選択肢の中から回答を選んでもらう方法で実施。その際、回答を選択した理由も記入してもらった。


4月16日(火)

沖縄フォークのパイオニア まよなかしんや 4thアルバム AKABANA“うるまに咲くアカバナ―”出版記念!          Vol35 満月ライブ IN なは
第35回の満月ライブは我らがまよなかしんやの新CD製作発表を記念して開催。
 まよなかしんや1967年オリジナル第1作「アカバナ―」で沖縄フォーク界に登場!
 72年LP「沖縄フォーク村」で日本フォーク界に進出。
 88年アメリカ、92年タイ、93年フィリピン、97年から毎年韓国、そして昨年はプエルトリコ(ビエケス)にてコンサートを決行。
 現在、しんやのフォークの原点であるアカバナ―で「復帰」30年・安保50年を問う!

日 時: 5月26日(日)(旧暦4月15日) PM7:00開演
 場 所: ギャラリーオープンスペース (Tel 098−868−3199)
       (国際通り 松尾市外バス停うら)
 ゲストプレーヤー: ペーチン(ギター)、ヤンマ(マンドリン)、ジュン(ベース)、ギフ(三線)、玉村ヒロ(ハーモニカ)、真壁正美(シンセサイザー)、大城俊和(横笛)、下地重人(ピアノ)、アリちゃん(ハーモニカ)、ジュゴンの家(コーラス)・他
 チャージ: 1,000円(小中生無料)
 主 催: 第35回満月ライブ実行委員会 (Tel098−868−3199)
 共 催: まよなかしんや4thアルバム制作委員会 (Tel 098−876−1352)
沖縄復帰30年を問う 金城実 彫刻・絵画(戒厳令の日々)展
 金城さんが西宮高校のみなさんと共同制作した絵(長さ54m)が沖縄入りしました。沖縄初公開です。今100mレリーフの方は、コザ事件をテーマにして制作が進んでいます。その出来具合についても合評してみませんか。

 と き:11日(土)〜19日(日)
 ところ:読谷村金城実アトリエと周辺農道(周辺の農道に巨大絵画が並ぶ予定です)

      
金城さんのアトリエの隣にステキな喫茶店ができたのご存じですか?
店の名前は風瑠璃(ふるり)(TEL 098−958−4228)。
今回は店主の上地ご夫妻が協賛です。皆さん、準備を手伝ってくださいネ! 

4月16日(火)A4/15(月) キャンプ・シュワブ開放日 浜下り

たくさんの地元の人が、貝をとりに来ていた。基地内は道路も広く、芝生があって、建物は密集していない。映画館、フードコーナー、みやげ物コーナー(忍者グッズ、日本ぽい置物)インターネットルーム、リラックスルーム(大型テレビとソファーがある)、ゲームセンター、ちょっとした図書室、レンタカー、衣類、生活に必要なものはすべてある。これらは税金「おもいやり予算」でまかなわれている。店の前にはテレホンカードの自販機がある。フードコーナーの席には一つずつ電話がついていて、米兵が長電話をしている。家族か友達と話しているんだろうか。
きれいな海。でも、すぐ横では生活廃水が
垂れ流しになってる。
カキをとって食べるようこちゃん。拾った石で貝を割る。海水で洗って食べるととってもおいしい!!
たくさん貝を食べて、ちょっと一服。
帰りはフードコーナーでタコスやハンバーガーを
食べて帰りました。
上空を米軍のヘリが飛ぶ。
不在者投票を市民が「監視」研究会発足<2002年4月16日 朝刊>

 県内の選挙で不在者投票の数が伸びていることに対し「制度が悪用されていないか」と疑問を持つ市民グループが「不在者投票研究会」島袋友子事務局長)を発足させ15日午後、県庁で記者会見した。不在者投票の実態調査や情報収集、正しい運用の啓もう活動を展開する、と発表した。

 同会は既に、14日に告示された沖縄市長選の不在者投票会場近くで監視活動を開始。「不在者投票では秘密が守られていることを訴えたい」と話した。不在者投票への動員や圧力をやめるよう呼び掛け、刑事告発したい場合、告発者に不利益が生じないよう取り組みたい、としている。
 会の発足は、名護市長選挙で全投票者数の約2割に達する不在者投票があり「会社から命令があった」「不在者投票をすれば一人につき3000円もらえた」などの話が聞けたことなどがきっかけ。

トントンミーに合えるかな佐敷干潟親子観察会 <2002年4月16日 朝刊 21面>

浜下りの季節に合わせ、トントンミーで知られる佐敷干潟を楽しもうと13日、親子干潟観察会があった。佐敷干潟と遊び学ぶ・しあわせまねきの会の主催。

 くま手やバケツを手にした親子連れなど約60人が参加。岩を返したり砂地を掘って貝やカニなどの干潟の生き物を採取した。

 「いた、いた」「捕まえたよ」。見つけるたびに子どもたちの歓声が上がっていた。中には、自分のほうが夢中になるお父さんも。“大物”を手に自慢するほほ笑ましい光景も見られた。

 採集後は、「海のゆりかご」と呼ばれ稚魚の育成場などになっている干潟の価値の説明が行われた。参加者が収穫した生き物の観賞会もあった。

 同会の高江洲あやの共同代表は「子どもたちには自然の中で五感で感じ、そこから干潟に興味をもってもらいたい」と話した。同会は発足して1年。町内を中心に70人余りの会員がいる。


県に強い姿勢望む/地元住民ら 水陸車進入 <2002年4月16日 朝刊 2面>


 宜野座村松田の民間道路に米軍水陸両用車が進入した問題で、同村議会や住民代表らが十五日午後、県庁に新垣良光知事公室長を訪ね、再発防止に向け県が強い姿勢で米軍に臨むよう申し入れた。新垣知事公室長は「住民に不安を与え申し訳ない」と陳謝した上、あらためて米軍や国に防止策の徹底を要望する考えを明らかにした。

 当真嗣則松田区長らは「住民が安心して生活する権利を脅かす行為だ。基地被害の起こらない体制を確立してほしい」とし、事件・事故発生時の情報開示、標識や騒音測定器の設置、緊急通報体制の確立などを求めた。

 同日午前には那覇防衛施設局の山崎信之郎局長に同様の要請をした。山崎局長は「政府全体で受け止め、被害があれば補償などできるだけのことをしたい」と述べ、道路標識設置などに前向きな姿勢を示した。


4月15日(月)4.14(日)
潮がひいた瀬嵩の浜 カニ
いつもお世話になっているおばぁ達と一緒に食べようと、晋君うららちゃん、お弁当をつくりました。
食事のあとは三線タイム!晋君の三線にスミおばぁが踊ります
りのちゃんと海人くん 琢偉くん
横浜からきた土屋親子。
ジュゴンの海の家にカンパをくれました!
ありがとうございます!!!!!

     
晋くん日誌海の家
4/14(日) 海の家には観光で横浜から来たという親子が来ました。「私も横浜に帰ったらここの事を訴えるわ! がんばろうね!」とカンパまでいただきました。ありがとうございます!! 朝市では三線を弾きました。帰りにはつるおばあからいんげんをたくさんいただきました。重ねがさねありがとうございます。午後、ちょうど潮が一番引いた時、辺野古の海へ行ってみると、生き物がたくさんいました。何かの卵がたくさん生んであったり、5cmくらいの魚が生きてはねてたり、カニがたくさんいました。辺野古の海はあったかいなと思いました。
うららちゃん日誌海の家
4/14(日) 今日は朝ごはんをお弁当にして詰めていって、瀬嵩の朝市でおばあたちと一緒に食べました。「わざわざ持ってきてくれたの? あんたたちの食べる分はあるの? ありがとうね」と、おばあたちは喜んで食べてくれました。食べ終わったあと、晋くんが三線を弾きました。晋くんの三線にあわせて、おばあたちは歌を口ずさんでいました。それからおばあが三線を弾きました。軽く触れるように三線を弾き、歌い、浜からの風も吹いて、朝市のテントにはとてもいい雰囲気が流れていました。

 浜に戻ると、土屋さんという親子と晋くんが話していました。横浜から2泊3日で沖縄に来たそうで、晋くんのジュゴンの話をうなづきながら聞いていました。「若い人たちにがんばってもらわないとね。私たちも横浜に帰ったら沖縄のことを訴えなくちゃ」と言い、晋くんの三線でみんなで歌って記念撮影したあと、ジュゴンの家にカンパをくださいました。ありがとうございます!!

 今日も浜には、タコをとりにきたおじさんや、潮干狩りに来た家族や、お弁当を持った家族や、波打ち際で遊ぶ人々、釣りの人、など、人がたくさん来ました。海風に泊まってる上島さんや、たくいくんも来ました。風が強かったけど、お天気で気持ち良かったです。
命を守る会の吉田さんからメール  三工法とは・・・

杭式桟橋工法
 リーフ内案では厚さ2.2m×長辺73m×短辺43mの浮体ユニット598基を直径1.3mもしくは1.5mの鋼管杭8,750本で支えるため、15m間隔で打ち込み、間部材を用いて結合して構築する。
 リーフ外案では厚さ2.2m×長辺65m×短辺48mのジャケット式ユニット433基と厚さ2.2m×長辺52m×短辺38mのジャケット式ユニット198基を直径1.5mもしくは1.6mの鋼管杭3,564本で支えるため、25mもしくは20m間隔で打ち込み、間部材を用い
て結合して構築する。

 ポンツーン工法
 代替施設の高さは飛行場としての機能を確保するため、浮体の構造上必要となる高さが13m、喫水が約4m、海面上は干潮時、満潮時を問わずに約9mとなります。 代替施設本体となる浮体構造物はそれを繋ぎとめる係留施設及び浮体構造物を設置
する海域の静穏度を保つため、防波堤を設置する必要性が生じる。浮体構造物本体の内部は航空機などを格納する空間となっている。

 埋立工法
 関西新空港でおなじみの工法です。満潮時に海面と代替施設本体の高低差は5mを越えると言われています。さらに防波堤などが本体とは造られます。これは代替施設本体よりもさらに10m近く高くなる計画です。 三工法のいずれを選択しても貴重な自然が破壊され、美しい景観も失うことになります。
 代替施設の詳細はhttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/hutenmaをご覧ください。


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