満月祭り ● 各地の開催・メッセージ
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第3回満月祭りへの外国からのメッセージ


ハワイから
アロハ、カコウ!

アメリカの友奉仕委員会(AFSC)ハワイ地域プログラムよりごあいさつを送ります。
第3回満月祭りの開催を祝福し、その成功を祈りたいと思います。平和と社会正義、国際連帯を目指す沖縄の人々の広い心と疲れを知らぬ奮闘に敬意を表します。
ご存知のようにハワイもまた沖縄と同様、軍事化と帝国主義という不幸に縛りつけられています。えひめ丸の沈没という悲劇は、またしてもこの地球を覆っている過剰に発達した産軍複合体を維持するために、私たち、世界の人民がいかに大きな犠牲を払わなければならないかを思い知らせてくれました。
アメリカの友奉仕委員会はクエーカー教系の平和団体です。私たちはハワイの非軍事化と平和のために、そして沖縄、ビエケス、韓国をはじめとする、軍事化による抑圧をこうむっている地域の人々を支持するために活動しています。沖縄に再び平和を取り戻す皆さんの努力が実ることを願っています。

マルヒア・メ・カ・ポノ(正義に基づく平和)

カイル・カジヒロ
AFSCハワイ


ウチナーとハワイの「ゆいまーる」

軍事化という名の政治経済的、そして社会的なシステムと協同して闘う沖縄と韓国の人々と連帯して立ち上がっている人々がハワイにもいるんだということに、どうか自信を持ってください。琉球とハワイ国、そして韓国の負ってきた歴史はとても共通点が多くて、だから私たちの共同の闘いの場面でも決して切り離して考えることはできません。私たちの祖先がそうしてきたように、人類という家族の「いとこたち」として、同じ満月の光の中に立ち、その美しさに魅了されましょう。一方で伝統を慈しみ、もう一方で未来を見つめながら。
ちょうど満月の光がある一点で全地球を等しく覆うように、私たちもまた社会的正義と平和が全地球の人々に恩恵をもたらすよう祈り、かつ闘いを続けましょう。

ピート・シマザキ・ドクター
ハワイ・オキナワ・ピースネットワーク


ハワイからの連帯のあいさつ

私たちはハワイの言葉(『オレロ・ハワイ』と言います)で、「カウ・リ・マコウ・ヌイ・ケ・アロハ・ノ・カ・アイナ」とみなさんに呼びかけたいと思います。その意味は「私たちは数は少ないけれども、私たちの土地を愛する気持ちは誰にも負けません」ということです。ハワイでは私たちの敬愛する祖先と、私たちに生命と滋養を与えてくれる母なる自然が残してくれた土地を守るための闘いを続けている仲間は、ほんの少ししかいないからです。毎日のように私たちの土地はブルドーザーで切り開かれ、爆撃演習に使われ、汚染され続け、その一方で私たちの仲間たちは植民地支配という病におかされて急速に死滅しつつあります。
多くの私たちの子供たちはプラスチック製の銃や、アメリカの国旗がついた戦闘機のおもちゃで遊んでいます。「ケイキ・オ・カ・アイナ」すなわち土地に根ざした子供たちであることを、彼らはすでに忘れてしまっているのです。でも、私たちは決してあきらめず、闘い続けます。マクア渓谷にもう一発の爆弾も用いられず、奪われた美しい渓流が再び流れ、そして、ハワイから世界から最後の原子力潜水艦が永久に消滅するまで、軍事基地のもたらす破壊、苦痛、抑圧、健康への脅威と闘いつづけて来た、沖縄、プエルト・リコ、フィリピン、韓国、グアム、そして世界中の兄弟姉妹たちのかたわらに立ち続けます。

 わたしたちは「第3回満月祭り」に参加される沖縄と韓国のみなさんに連帯します。わたしたちはあなたたち兄弟姉妹のために祈りと歌をささげ、「プー」(貝の笛)を鳴らして連帯を表明します。わたしたちはまた「カニカピラ」、音楽を通じて土地の美しさと生命、平和、そして地球とわたしたちの未来の世代の守護者である世界中のなかまたちの間を流れる大きな愛を慈しむための行事を行います。

 あなたたちはいつもわたしたちの心の中にいます。あなたたちの力強さ、精神的な献身こそが、わたしたちに滋養を与え、愛と平和、そして自然への敬愛が、ハワイとこの美しい地球のすべての女たちと男たちの行動を律するような時代が実現するまで、闘いを継続する勇気を与えてくれるのです。わたしたちは、わたしたちのハワイの闘いもまた、あなたたちの心の中にあることを知っています。2001年4月7日の満月の光の下で、そしてすべてあなたがたの偉大な闘いの中で、わたしたちの事を思い続けてくださることを、お願いします。
わたしたちのそれぞれの国では、強力な合衆国の軍隊を前にすると、わたしたちはとても小さく見えるかもしれない。でも、生命に満ちた力強い輪を世界にはりめぐらせよう。それは決して打ち破ることができないはず。「エ・ハナ・リケ・カコウ・メ・カ・ロカヒ」、力を合わせて、がんばろう!

ラウラーニ・ティール
カナカ・マオリ(先住ハワイ人)活動家


連帯のあいさつ

「ワシントン州平和行動」は、合衆国軍隊があなたがたの土地と人民を侵害しつづけることに反対します。私たちは米国の海外における大規模な軍隊の駐留が、それらが防衛すると称している人々にとっても私たちアメリカ人自身にとっても利益になるどころか、有害であると考えています。もし合衆国の政策の目標が米国と、アメリカ大陸と、そして米国の権益を防衛することにあるというのならば、平和を構築し世界の人々の求めているものを充足させるためにこそ、私たちは努力すべきなのです。

フレッド・ミラー
ワシントン州平和行動


人種的正義を求める合衆国・日本委員会(USJCRJ)からの連帯メッセージ

こんにちは、「人種的正義を求める合衆国・日本委員会(the U.S.-Japan Committee for Racial Justice)」を代表して、4月8日の「第3回満月祭り」にあたって、連帯の気持ちを伝えたいと思います。
私たちは合衆国の市民として、私たちの政府に対して沖縄からその軍隊を撤収するよう求めています。私たちは自由のために、沖縄の人々の力強い闘いのために、そして、あなたたちの美しい土地が守られるように、祈っています。


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